前回の雑談記事にて、わたしの好きな作品ざっくり20個紹介をしました。
まだ読んでいない方はリンクを置いておくので見ていただけると幸いです。わたしの推し作品をたくさん紹介しているので。
【雑談part1】好きな作品20選紹介 - ぎんちゅうのラノベ記録
このわたしの好きな作品を自分で見直して思いました。
「我ながら完結済み作品とか、長編シリーズ多いな~」って。
20作品の中で現在刊行中の作品は3作品しかありませんし、20作品の巻数平均を取ると約13巻で確かに長いシリーズを好むことも分かります。実際わたしの感想記事は過去作で合計10巻超えてるようなのが多い気がしています。
というわけで! 長い前置きは終わりにして。
今回の雑談は「完結済み長編作品を読む!」というお話をしましょう! なんで完結済みの作品を読むのか、なんで長編作品を読むのか、実際読むときは何を考えているのか、の3パートに分けてお話します。
Q1:なぜ完結済み作品を読むの?
まずはここから。毎月発売される新作や、現在刊行中のシリーズよりも、完結済みのシリーズを読む理由。
その答えとしては、単純明快。
わたしは物語を完結まで読みたい人間、続きがとにかく気になってしまう人間、だからですね
続きがあるのなら続きが読みたい。最新話、最終話まで見たい。ラノベに限らず漫画やアニメ、あらゆる媒体の作品に対してわたしはそう思ってしまいます。だって、最終巻ってやっぱり物語が終わったときの特別な余韻とか感動とか満足感があるじゃないですかっ!
新作はどれだけ面白いと思っても続巻が出てくれるか分からない不安があるんですよ。でも、シリーズモノであれば未完結でも完結済みでも、少なくとも刊行されている巻までは読むことができる安心感があります。刊行中でもある程度の巻数が刊行されていると打ち切りの不安が減ってきますが……、過去作を色々読んでいると、長編シリーズで刊行パッタリ途絶えてる作品にも多々出会いますし完全に安心はできないですよね。
最初から最終巻の結末がしっかりあると思って読むことができる安心感! それを考えると完結済みの作品に勝るものはないわけです。
そんなわけで何故完結済みのシリーズを読むのかという問いへの答えとしては「続きが読みたい、先の展開が気になる、って言いながら楽しく読んできたシリーズが幕を閉じてハッピーエンドを迎える。その結末を見届けることができた、その余韻や満足感が何よりも好きだから」とでも言ったところでしょうか。
そんなわたしなので、余談として。
アニメはラノベ原作のものを基本的には見なかったりします。見てしまうと、原作を買って続きを見たくなってしまうんですよ💦 しかし、学生の身で気になった作品を全て買うなんてとてもできることではなく……。なので見る場合は、その原作を既に読んでいる(読む予定がある)作品あるいはアニメオリジナルでしっかり完結する作品、が多いですね。あとはアニメオリジナル映画も好きです。
Q2:なぜ長編シリーズを読むのか
結末を見たいから、既に完結している過去作を読む。ふむふむなるほど。
「え、だったら単巻モノや、2〜3巻で完結するシリーズをいっぱい読んだほうが良くない?」
という疑問を持った方もいるのではないでしょうか? 残念ながら、それでは良くないんですよ。
わたしは完結を見たいと同時に物語を長く見ていたい人間でもあるので!
わたしにとって「続きが読みたい」はイコール「長く楽しみたい」です!
たぶんわたしは、物語そのものよりも、そこにいるキャラクターを重要視していて。
単巻完結で、どれだけ素晴らしいストーリーやどれだけ衝撃的な展開があったとしても、そこにキャラクターへの愛着がなければ足りないと感じてしまう。そこにいるキャラクターへ愛着が湧くだけの時間が、文章量が、巻数がわたしには必要なんです。
長く読んできたシリーズには、自然と愛着が湧いてきます。好きなキャラ嫌いなキャラがいて、嫌いなキャラだって一周回って好きになってしまうくらいの巻数があって。どんどん好きなキャラが増えてきて、大好きな人たちで満ち溢れた作品。それがハッピーエンドを迎えた……っ!
これに勝る喜びなんてないのですよ。
もちろん少ない巻数でも、それこそ1巻からめちゃめちゃ好きだと言えるようなキャラが登場する作品だってあります。しかしそれは稀なことで、それがあったとしても1巻から好きになるくらいのキャラだったらその物語を、生き様を、長く見続けていたいと思うのが自然でしょう。「もっと続きが読みてぇー!!!」って言い出しますよ、わたしは。間違いない。
だからわたしは長編シリーズを好んで読むわけです。
そして、完結済みシリーズや刊行中の長編シリーズはそれぞれ「完結を読みたい」「長く読みたい」という欲を1つは満たしてくれますが、それだけでは足りない。
完結済み長編シリーズがわたしにとってのベストなのです。
Q3:じゃあ、実際にシリーズモノを読むときに意識することって?
ズバリ、できる限り1.短期間で読み切ること、そして2.全体のストーリーラインを意識することですね。
1.短期間で読み切る
わたしはシリーズモノを読むときは基本的には一気に読みます。
3〜5冊であれば1、2日
6〜10であれば3〜5日
15冊前後あれば早くて1週間、遅くて2週間くらい
が目安でしょうか? 基本的には1日に1〜3冊読むくらいのイメージで考えています。とはいえ忙しいときには1日1冊も読めない日とかありますし、あくまでイメージですよ。できるだけ間を開けないで読むことを意識しています。
どうして短期間で読むようにするのか? その理由は簡単ですよ。
前の巻の記憶が薄れないうちに読んだほうが楽しめるから!
といいますか、おそらくラノベのシリーズを追っている人なら経験したことがあるんじゃないでしょうか? 最新刊を読んだときに「あれ? こんなキャラいたっけ?」「ん、この回想って何巻の話だったっけ??」って。
わたしはめっちゃあります!
読むのに間があくと、どうしても記憶が薄れてしまいますって。かと言って、毎回新刊が出るたびに過去の巻を読み返すのも難しいでしょう。なので、完結済みで長いシリーズを1から集めた、という場合にはできるだけ一気に読むのが個人的には良いと思っています。
そして短期間で読み切ることを意識すると、1冊を読むペースも自然と早くなります。長編シリーズを読むときは1冊を1時間〜2時間くらいを目安にしています。普段は1冊1時間半〜3時間くらいで読むのでだいたい二倍速です。
なので、ここでもう一つ個人的に意識しているのが”読み方”です。早く読もうとしても、それに合わせた読み方をしないとそもそもできませんからね。どんな読み方をするのかといえば、それが最初に述べた2つ目のやつ!
2.全体のストーリーラインを意識する
5W1Hってありますよね。
「When(いつ)」「Where(どこで)」「Who(だれが)」「What(なにを)」「Why(なぜ)」「How(どのように)」の頭文字を取ったあれです。
長編シリーズを読むときはこの中の「Who」「Why」「what」の3つ「誰が、何故、何をした」を優先して読み取るように意識しています。キャラクターが何を思って、何をしたのか。その大まかな展開を把握して読むことができれば最低限だと思っています。できることならば、一字一句読んで、内容を鮮明に理解するようにする方がいいのは分かりきっていますけども。一字一句に魂込めて書かれている作者の方への冒涜と言われても否定できないですし。
でも、いちばん大事なのは自分がしっかり楽しむこと、ですからね。
わたしの場合は既に述べたように物語は結末あってこそと考えていて、そこにたどり着くための大きなストーリーラインが重要だと思っています。そして、長編シリーズでこれを読み取るときに意識するのは最低限「誰が、何故、何をした」になるわけです。
ただしここで、少しだけ注意したいのは、1冊を普段よりじっくり読まないのであれば続きは早く読むこと。読みが浅くなれば「前の巻ってどんなだったっけ?」という現象がさらに強くなりますから。長編シリーズは短期間で読む方が楽しめる→そのために1冊を読むのを少し早くする→早く読むならやっぱり短期間で読まねばならない、というサイクルができてますね。
また、あらかじめ完結しているシリーズを読むのであれば全体の巻数から「この巻とこの巻では大きな盛り上がりがありそうだ」とか「ここは章と章の間のつなぎの巻だな」とか、その巻の全体の中での役割がなんなのかも意識して読み取るようにしていたりもします。
その巻単体での盛り上がりとか展開よりも、全体の展開の中でその巻が起承転結のどこになるかを優先して見るってことですね。これもまた全体のストーリーラインを意識することの1つです。
そんな感じで色々と言いましたが結論は最初にも言ったとおり。
長編シリーズを読むなら短期間で読み切る! そして、全体のストーリーラインを意識して読む!
わたしが日頃、意識しているのはこの2つです。
おわりに
さて、今回は完結済みの長編シリーズを読むことについてお話しました。
正直、これ誰が読むんだ? と思わなくもないです。
けどまぁ、この記事を書いているわたしとしては、改めて自分が好きな作品の傾向を知る機会になって良かったですね。おそらく今後もこうして自分の好きなモノを見つめ直して語るだけの雑談記事ができると思いますが、もし見ている人がいたら温かい目で見守っていてもらえれば幸いです。
また今回は長編シリーズを読む上で意識していることを書きましたが、長編シリーズでないのなら、また別に読むときに意識していることはあったりします。そうやって自分で読むときに何を大切にするか、みたいなのって人によって違いそうですよね。そして、それがその人の感想には現れていそう。
わたしが普段からこのブログで書いているシリーズごとの感想は、もしかしたら今回ここで話したようなことが影響している部分もあるかもしれません。なので、この雑談を見た後でわたしの感想を見た人は「あー、だからこの人こういう感想なのか」みたいなことを思うかもしれません。分かりませんけど。
ともあれ、今回の雑談はこれでおしまい。
次回はどんな自分語りをしようかな?