今回紹介するのは2022年9月の電撃文庫新作「リコリス・リコイル Ordinary days」です。2022年の夏シーズンに人気爆発だったアニメの短編集ですね。
※画像はAmazonリンク
あらすじ
これは、喫茶リコリコの日常的な非日常を描いたささやかな物語!
「喫茶リコリコへ、ようこそ!」
あの破壊された旧電波塔をのぞむ東京の東側にあるオシャレでおいしいカフェ――それが、喫茶リコリコである。
本作はオリジナルテレビアニメーション『リコリス・リコイル』では描かれる事がなかった錦木千束や井ノ上たきななど、看板娘たちが織り成すありふれた非日常のちょっとした物語。
おいしい甘味に、ガンアクションに、ゲームに、人情ドラマ、ゾンビと怪獣にロードムービー……そしてほのかに愛!? もちろんコーヒーに人助けだって!!
「どんなご注文も……おまかせあれ♪」
そんな日々を積み重ねていくことで彼女たち絆が生まれていく――オマケ付きお菓子のバラエティパックのような何でもありの詰め合わせを原案者自らがスピンオフ小説化!
感想
もはや、読む前から分かっていた面白さ、って感じですよね。
本編のようなガンアクションはもちろん、飯テロやゾンビパニック、常連客の悩みなどなど多種多様な物語が展開されていて短編集としてすごく良い! あとがきでも仰っていたように千束たちがこうしてどんな展開にも対応できるというのはこの作品の強みですよね。
アニメでも是非こんな日常を見たかったなって思います。OVAとか作っても良いと思いますよ、ファンめちゃくちゃ多いでしょうし。
短編の中で1つをフォーカスするのなら、個人的にはたきなの料理のお話好きでしたね。何ていうか、色々な意味で不器用な彼女の性格がいちばん発揮されていた感じがしてすごく可愛かったんですよ。アニメではチョコのアレとか、あったけど、たきなはそういう真面目だからこそズレてるのが良いよね。
ゾンビパニックでの千束とたきなのちょっと百合~な感じの雰囲気も良かったですし、最後のちょっとシリアスめな話もよかったですし、1つだけフォーカスと言いつつ結局全部良かったと言いたくなるやつ💦
総評
ストーリー・・・★★★☆ (7/10)
設定世界観・・・★★★☆ (7/10)
キャラの魅力・・・★★★★ (8/10)
イラスト・・・★★★★ (8/10)
次巻以降への期待・・・2巻あるのかな?
総合評価・・・★★★☆(7/10 アニメが好きなら読んで確実に満足できる!
※星評価は10段階。白い☆で1つ、黒い★で2つ分。★★☆だと評価は5、★★★★★だと評価は10ということになります。基本的には「面白さ」よりも「わたしが好きかどうか」の評価になります。評価基準に関しての詳細は以下のリンクより。
新作ラノベ感想の「総評」について - ぎんちゅうのラノベ記録
最後にブックウォーカーのリンクを貼っておきます。気になったらチェックしてみてください。