今回の感想は2022年8月の電撃文庫新作「魔法史に載らない偉人」です。
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あらすじ
優れた魔導師でありながら無学位のアインは、孤児の少女・シャノンを引き取る。彼女を魔導師として大成させる――それはアインが進めている研究を継続するための条件だった。しかし転属により新たな上役となった男に、無学位を理由として魔法省を解雇されてしまう。
途方に暮れ、シャノンの処遇に悩むアイン。しかし彼女と暮らし、絆を育む中で閃きをつかんだアインは、ついに魔法史を揺るがす研究を完成させる。翌日の号外が街を騒がせる中、逃がした魚の大きさにようやく気付いた魔法省は、新魔法の権利を強奪しようと暗躍するが――?
『魔王学院』著者が贈る痛快魔法学ファンタジー!!
感想
魔法の歴史を揺るがす大発見をするアインの研究だけど、無学位であるために学界からは冷遇される立場。しかし、そんな周囲がどう思おうと、明かされた世界の真理は絶対であると見せつけていく。そんなアインの態度がカッコよく、本作の1つのテーマとして大きな魅力の作品でしたね。
引き取った少女シャノンは何か特別な秘密があるようで、しかしその秘密が何なのかはまだ分からない状態。
そんな彼女を父親としてアインが守りつつ、彼女が健やかに成長していく様子が今後の気になるところですかね。
まぁ、正直な感想としては可も無く不可も無くといった感じになります。
それはそうとして、この作品は読んだ人の多くが某スパイな漫画作品を思い浮かべそうな気がするんですよね……。序盤の展開とか、入学のお話とか……、それが読者にどう影響するかは少しだけ引っかかるポイントだと思います。
総評
ストーリー・・・★★☆ (5/10)
設定世界観・・・★★★ (6/10)
キャラの魅力・・・★★☆ (5/10)
イラスト・・・★★★☆ (7/10)
次巻以降への期待・・・★★☆ (5/10)
総合評価・・・★★☆(5/10) 無難に面白かったです。
※星評価は10段階。白い☆で1つ、黒い★で2つ分。★★☆だと評価は5、★★★★★だと評価は10ということになります。基本的には「面白さ」よりも「わたしが好きかどうか」の評価になります。評価基準に関しての詳細は以下のリンクより。
新作ラノベ感想の「総評」について - ぎんちゅうのラノベ記録
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