今回の感想は2022年7月のスニーカー文庫新作「男嫌いなクラスの美女が、実はブラコンだと知ってしまった結果。」です。
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あらすじ
シスコン高校生水野瑛樹は、姉から「彼氏ができたの」という最悪の報告を受けた。
姉を奪った男を見極めるため、デートを尾行していると……同じように二人を監視する怪しい影が。
その正体は、美少女なのに大の男嫌いで有名なクラスメイト・羽瀬川碧依だった!
「まさかお前がブラコンだったなんて」
「まさかあんたがシスコンだったなんてね」
大好きな姉&兄を破局させるため共闘関係になった二人は、兄姉カップルを追いながら偽の恋人としてデートすることになって……碧依は瑛樹のほっぺにちゅっとキスした。
「あんただけは……特別」
ブラコン×シスコン、相容れないはずの2人の相性はバッチリで……!?
大人気Youtube漫画発、ムズきゅんラブコメディ開幕!
感想
お姉ちゃん大好きなシスコン男子とお兄ちゃん大好きなブラコン女子によるラブコメ。
という、ありそうで無かった感じを突いてきた作品ですね! 原作動画が好きなので小説版も読んだ感じですが、明確に示された作品テーマを丁寧に調理していて良かったです!
本作の魅力は、何と言ってもこのテーマ性。
シスコンとブラコン。
お互いに姉と兄を取られてしまう不安と、同時に好きな相手ができて祝福しなければという二律背反で悩み。そして、同じような悩みを持つからこそ共感して、惹かれ合う。
分かりやすく一本コレと定められた軸があるので、最初から最後までそういう作品だと思って読むことができるのがとても良いですよね。
なので全体的に読みやすく、分かりやすい、イラストも可愛い、といった印象で終始楽しめた作品でした。
総評
ストーリー・・・★★☆ (5/10)
設定世界観・・・★★★★ (8/10)
キャラの魅力・・・★★★ (6/10)
イラスト・・・★★★ (6/10)
次巻以降への期待・・・★★★ (6/10)
総合評価・・・★★★(6/10) テーマを上手く調理していた作品!
※星評価は10段階。白い☆で1つ、黒い★で2つ分。★★☆だと評価は5、★★★★★だと評価は10ということになります。基本的には「面白さ」よりも「わたしが好きかどうか」の評価になります。評価基準に関しての詳細は以下のリンクより。
新作ラノベ感想の「総評」について - ぎんちゅうのラノベ記録
最後にブックウォーカーのリンクを貼っておきます。気になったらチェックしてみてください。