今回の感想は2022年4月の講談社タイガ新作「占い師オリハシの嘘」です。
※画像はAmazonリンク
あらすじ
大学生の折橋奏には、一つ秘密がある。
その正体は、なんと人気占い師「オリハシ」ーーの代理。
本物の占い師の姉は、奏に代役を頼んでふらりとどこかへ行ったっきりだ。
本物が不在とはいえ、人気占い師に救いを求める依頼人は後を絶たない。
魔女の呪い、蛇神の神託、千里眼を使う教祖に、失踪者。
占いはできないーーけれど、推理はできる!
超常現象(オカルト)を論理で解き明かす、パワー系ミステリ第1弾。
感想
同作者の宝石吐きシリーズを全巻読んで、新作として刊行されたこの作品も読んでみることにしました。
宝石吐きのまとめ感想は以下のリンクより
改めて、この作品の感想。
あらすじにあるように、有名占い師であるオリハシ……の妹である奏が定期的に失踪する姉の代わりに依頼をこなすお話でした。オカルトでなく、様々な証言と状況証拠から依頼人の悩みを突き止め、如何にも占いましたという感じで解決するほんのりミステリーの作品。
なので一つ一つの依頼を解決する小さな面白さと、それらの依頼がつながって1冊を通した大きな面白さ、2つの面白さがあって、このどちらも存分に楽しめました。特に最後のオチはまさかの……、って感じで、こういうのいいですよね! 大好きですよ!
それから、奏が調査のために連れ回す姉の友人である修二さんにことあるごとに「好きです」「愛してます」と言ってはあしらわれる、ラブでコメな雰囲気も強くてかなり読みやすかったです。
オリハシ姉妹と修二さんの関係、続きもとても気になります。
総評
ストーリー・・・★★★ (6/10)
設定世界観・・・★★☆ (5/10)
キャラの魅力・・・★★★☆ (7/10)
イラスト・・・★★☆ (5/10)
次巻以降への期待・・・★★★ (6/10)
総合評価・・・★★★(6/10) ミステリーとラブコメの塩梅がすごく良い作品でした、続きも読みたい!
※星評価は10段階。白い☆で1つ、黒い★で2つ分。★★☆だと評価は5、★★★★★だと評価は10ということになります。基本的には「面白さ」よりも「わたしが好きかどうか」の評価になります。評価基準に関しての詳細は以下のリンクより。
新作ラノベ感想の「総評」について - ぎんちゅうのラノベ記録
最後にブックウォーカーのリンクを貼っておきます。気になったらチェックしてみてください。