今回の感想は2022年3月の講談社タイガ新作「水無月家の許嫁」です。
※現在2巻まで刊行中(2022年11月)、1巻のみ読了済
※画像はAmazonリンク
あらすじ
高校一年生の水無月六花は、最愛の父が死の間際に残したひと言によって生きる理由を見失う。
だが十六歳の誕生日、本家当主と名乗る青年が現れ、“許嫁”の六花を迎えに来たと告げた。
「僕はこんな血の因縁でがんじがらめの婚姻であっても、恋はできると思っています」。
彼の言葉に六花はかすかな希望を見出すーー。
天女の末裔・水無月家。特殊な一族の宿命を背負い、二人は本当の恋を始める。
感想
いやー、とても良かったですね!
このザ王道な感じ。心が壊れてしまったヒロインを王子様が救いに来て、癒やされ、恋するの、やっぱりいいですよね!
そしてここに天女の末裔とかいう特殊な家系とかが関わってくる現代ファンタジー感ですよ。
この作品を読んでいて印象的だったのは、目に見えるもの一つ一つの描写、ですね。京の町を舞台にした風景だったり、六花が作る料理の過程だったり。これが丁寧に描かれていて、突然変わってしまった六花の新しい日々と、その中で彼女が思っていることが鮮明に感じられました。
また、キャラ一人一人がしっかり立っていたのも良かったですよね。琵琶湖に沈めてやる、とかいうパワーワードを残す人がいたりして、楽しく読み進めることができました笑。
水無月家の問題、お家騒動の話に関しては、まだこの巻では大きく踏み込んでいないため、そこは次巻以降に期待しちゃう部分です。
総評
ストーリー・・・★★★ (6/10)
設定世界観・・・★★★ (6/10)
キャラの魅力・・・★★☆ (5/10)
イラスト・・・★★★ (6/10)
次巻以降への期待・・・★★★ (6/10)
総合評価・・・★★☆(5/10) まだまだ続きが楽しみな感じです。
※星評価は10段階。白い☆で1つ、黒い★で2つ分。★★☆だと評価は5、★★★★★だと評価は10ということになります。基本的には「面白さ」よりも「わたしが好きかどうか」の評価になります。評価基準に関しての詳細は以下のリンクより。
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