2022年も終わりに近づいてきましたね。
今年1年色々な作品を読みましたが、その中でも特に印象に残っているもの、読んで良かったなぁと思うもの、めちゃくちゃ好きになったもの、そういった作品をベスト10という感じで紹介していきます。
……まぁ、ベスト10と言っても、最後にその他の作品も話すから10個以上になるんだけどねぇ。
- 1:蟲愛づる姫君の婚姻シリーズ 既刊11巻
- 2:もしも明日、この世界が終わるとしたら 既刊1巻
- 3:浅草鬼嫁日記 全11巻
- 4:魔王の俺が奴隷エルフを嫁にしたんだが、どう愛でればいい? 既刊16巻
- 5:俺、ツインテールになります。 全21+1巻
- 6:オオカミさんと七人の仲間たちシリーズ 全13巻
- 7:運命の人は、嫁の妹でした。 全2巻
- 8:人類は衰退しました 全9+2巻
- 9:バロックナイト 全4巻
- 10:カノジョの妹とキスをした。 最終4巻
- その他、今年に読んだ作品で印象に残っているもの。ざっくり15作品。
- おわりに
1:蟲愛づる姫君の婚姻シリーズ 既刊11巻
個人的この1年の一番はこの作品。
我が道を行き、自らを歪んでいると自覚しながら、その在り方を決して曲げない強すぎる軸を持つヒロインの玲琳がとにかく鮮烈すぎました。わたしの心の中に思いっきりめり込んできた。何よりもシリーズ8作目の「蟲愛づる姫君 寵妃は恋に惑う」ここで彼女の語った母親の在り方はわたし自身の価値観に刺さりすぎて、完全にこの作品、ひいては玲琳に落ちてしまいました。憧れ、というのがいちばん合っているのかな。とにかく玲琳の生き方が眩しい。
シリーズまとめ感想のリンクとブックウォーカーのリンクを貼っておきます。
【シリーズまとめ感想part20】蟲愛づる姫君の婚姻 - ぎんちゅうのラノベ記録
2:もしも明日、この世界が終わるとしたら 既刊1巻
2022年の1月刊、なのですが。年末年始の都合で12月28日には発売された新作。
わたしにとってこの1年で最後のご褒美でした。大好きな漆原先生の文章をこうして読めたことだけで幸せ。ユーリの過酷な状況と、どうしようもない滅び行く世界の状況、徐々に明かされていくそれらの情報を知ってそれでも最後に選ぶ恋……、そんな物語が素直に胸にしみる。しかし、それと同時に素敵で幸せなその後に待ち受ける問題を想うと悲しくなる。二人が永遠に幸せであれるように、祈っています。
新作感想のリンクとブックウォーカーのリンクを貼っておきます。
【新作ラノベ感想part50】もしも明日、この世界が終わるとしたら - ぎんちゅうのラノベ記録
3:浅草鬼嫁日記 全11巻
今年遂に完結を迎えた作品で、その完結を機に1巻から読み始めたシリーズ。
馨と真紀、二人だけの絶対で特別の絆と恋が素敵すぎるのは言うまでも無く。そんな二人を繋ぐ前世と、そこから広がるあやかしたちとの関係性や戦い、それらがどこまでも深める”特別”に一体何度もだえたことか。こんなに素敵なカップルは見たことがない、そう言えるくらいに甘く尊くときに切ない最高のあやかし夫婦でした。
シリーズまとめ感想のリンクとブックウォーカーのリンクを貼っておきます。
【シリーズまとめ感想part33】浅草鬼嫁日記 - ぎんちゅうのラノベ記録
4:魔王の俺が奴隷エルフを嫁にしたんだが、どう愛でればいい? 既刊16巻
2022年になってから最初に読んだ長編シリーズ。
甘すぎて読者が死ぬ! そう言いたくなるくらいにカップル密度が高く、どのカップルも尊すぎるのですよ。異種族恋愛、家族愛、年の差カップル、相容れない人と魔術師の恋、えとせとらえとせとら。おそらくこの作品が網羅していない関係性がないんじゃないかというくらいラブコメの全てが詰まっている作品。
この作品を読んだときから2022年は素敵な年になるなぁとか思いました。
シリーズまとめ感想のリンクとブックウォーカーのリンクを貼っておきます。
【シリーズまとめ感想part27】魔王の俺が奴隷エルフを嫁にしたんだが、どう愛でればいい? - ぎんちゅうのラノベ記録
5:俺、ツインテールになります。 全21+1巻
数年前に途中まで読んでいたのですが色々あって読むのが止まっていたシリーズ。ようやく今年最終巻まで読みまして・・・その結果、どういうわけか「今まで読んできた作品でいちばん泣いたシリーズ」という枠が更新されました。
13巻、16巻、19巻と立て続けに泣かさる。そのくらいの熱量でシリーズを通して彩られていた作品。作者の”好き”と作中のキャラクターの持つ”好き”、そして読者の”好き”も一体になって生まれる感動は絶対にこの作品だけのもの。
本当に素晴らしいシリーズでした。
シリーズまとめ感想のリンクとブックウォーカーのリンクを貼っておきます。
【シリーズまとめ感想part9】俺、ツインテールになります。 - ぎんちゅうのラノベ記録
6:オオカミさんと七人の仲間たちシリーズ 全13巻
非の打ち所がない最高のラブコメ!
1巻から13巻まで笑えない巻はなく、コメディとしての最高峰であるのは間違いない。さらにその中では、どこまでも真っ直ぐな気弱男子な猟師くんとツンデレ女子のオオカミさんによる王道ラブストーリーを展開する。友人キャラの林檎さんや、七人の仲間たちに含まれる御伽銀行のメンバーたちそれぞれの関係性もまた必見。さらには、お伽噺をテーマにしたストーリー構成や設定はこの作品だけの味として活かされていて、全部が面白い作品でした。
シリーズまとめ感想のリンクとブックウォーカーのリンクを貼っておきます。
【シリーズまとめ感想part1】オオカミさんシリーズ - ぎんちゅうのラノベ記録
7:運命の人は、嫁の妹でした。 全2巻
今年の新作ナンバーワン!!
そう断言できるほどに好きな作品。前世から続く運命と衝動に振り回される様子は痛々しくもあり、愛しくもあり、どこに向かうか予測もできない展開に一瞬たりとも気が抜けない。三人が一体どんな未来に着地するのか、その結末を見てみたかった……、見てみたかったんですよ!! 見てみたかったのに……。打ち切り……。
新作まとめ感想のリンクとブックウォーカーのリンクを貼っておきます。
【新作ラノベ感想part15】運命の人は、嫁の妹でした。 - ぎんちゅうのラノベ記録
8:人類は衰退しました 全9+2巻
何だろう、絶対に一言じゃ語れないものがこの作品にはありました。
妖精さんとわたしちゃんの関係性。妖精さんの特殊な生態や、謎アイテムが生み出す不思議な物語の数々。そして、終盤には一気にこの作品はSFファンタジーなんだと突きつける真実。それを受け入れた上で見るこれまでとアフターストーリー。シリーズを通してこんなにも不思議な感覚で呑まれた作品は初めてでした。
シリーズまとめ感想のリンクとブックウォーカーのリンクを貼っておきます。
【シリーズまとめ感想part13】人類は衰退しました - ぎんちゅうのラノベ記録
9:バロックナイト 全4巻
とにかく、結末が衝撃的すぎた……。
ヤンデレ大戦と言ってもいいほどに頭のイカれたヒロインしか出てこない作品で、当然のようにその恋の結末も歪みまくってた。そのあまりの衝撃に言葉を失ったほどに、恐ろしい闇を見ました。
シリーズまとめ感想のリンクとブックウォーカーのリンクを貼っておきます。
【シリーズまとめ感想part22】バロックナイト - ぎんちゅうのラノベ記録
10:カノジョの妹とキスをした。 最終4巻
今年遂に発売された最終巻。
バロックナイトに並び、結末の衝撃は忘れられない……。どうしようもない”純愛”の行く末、たった一人の愛する人を選ぶそれだけができない沼に墜ちた底は個人的には最高と言わざるを得ない。
その他、今年に読んだ作品で印象に残っているもの。ざっくり15作品。
・天才王子の赤字国家再生術~そうだ、売国しよう~ 12巻
シリーズもそろそろクライマックス。ということもあって、この最新刊の引き方は衝撃的すぎるの!! マジで13巻早く読ませてくれぇ!!
・双神のエルヴィナ 3巻
これもまた早く続巻が読みたい、そう言いたくなるくらいに引きが強すぎた巻です。毎回安定している面白さがあったシリーズでしたが、3巻で一気に爆弾落としてきた感じ。
・妹はカノジョにできないのに。 既刊3巻
月別のお気に入り作品紹介に入れたことのない作品なんですけど、これもまた今年発売の新作で。まぁー、妹とカノジョという関係性の雁字搦めがやばい。そして3巻でまた新しい爆弾落としてきて……、続きがどうなるかすごい気になるのです。
・カメラ先輩と世話焼き上手な後輩ちゃん 既刊2巻
こんなに1冊で「おっぱい」って文字を見たことはないですね!
そのくらい中身がおっぱいおっぱいでした。こういうの本当にわたし大好きなのよ~!
・豚のレバーは加熱しろ。 7巻
今、新刊を楽しみにしているシリーズナンバーワンって言ってもいいかもしれない作品。新刊が出るたびに「過去最高」を更新してくるんですよね。今回もシリアスと恋の尊さで満ち満ちていて、特にノットとセレスだよね!! マジで最高だった! ……でも、ジェスと豚の幸せがまだまだ遠そうで……。
・奇世界トラバース 全2巻
今年発売のGA文庫の新作。ここまで広大な大自然を感じられる作品が2巻までしか刊行されなかったのは悲しいですが、本当にめちゃくちゃ良かったです。
電撃の汚点シコルスキの作者の新作で去年の11月に1巻が発売
これもまたコメディネタが充実しすぎてて最高なんですわ。特にジョジョ好きなわたしはそこで大爆笑。特に2巻はスーパーフライ制のバイトとかwwww
・デート・ア・ライブ アンコール 11巻
完結したシリーズでこうしてまだまだ短編集が読めるの本当に良いですよね~!!
アフターらしい内容いっぱいで大満足のアンコール、12巻はもう流石に出ないかな? 現在刊行中の王様のプロポーズも大好きだからそれだけでも満足なんですけどね。
・戦闘員、派遣します! 7巻
久々の新刊でめちゃくちゃ面白かった!! こんなにアホで笑えるファンタジーコメディは他にないって思いますよ。個人的にはこのすば以上にコメディ全振りしてる感があってそこが好きなんですよね。安定して続巻出てくれると良いんですけどね。
・ノーゲーム・ノーライフ 11巻
久々の新刊繋がりでやっぱりコレでしょう。
空白が帰ってきた!! なんかもう、感無量でしたよね。そして相変わらずの空白+ステフ+ジブリールのノリが最高に面白くて笑えるのよ。白は最強の妹様でしたね💦
もう既に12巻発売も決まってるみたいですし、楽しみ!
・エロマンガ先生 13巻
久々繋がりでさらにドン!
エロマンガ先生、完結おめでとうございます!! 和泉マサムネ先生とエロマンガ先生のこれまでを思いながら読んで「あぁ、良かったな」って染みました。
完結繋がりではさらに3作品ありますよね。全部月刊読書記録でも紹介していますけど、改めて。
・学戦都市アスタリスク 17巻
完結おめでとうございます、ですね!
最後の最後までアスタリスクの学生たちの学生たちのための戦いを見ることができて幸せでした!
・絶対に働きたくないダンジョンマスターが惰眠をむさぼるまで 17巻
ロクコ、マジで可愛すぎるだろ!! 最終巻のウェディングドレスが本当に反則レベル。そして最終巻の内容はこれまでの全部を詰め込んだような総力戦で胸熱感動の連続でズルいズルいズルい!!
完結おめでとうございます!
・可愛ければ変態でも好きになってくれますか? 14巻
最後まで、この作品らしい、物語でしたよね! 特にあの最後のシーンですよ(笑)
パンツをなくしたシンデレラ、のキャッチフレーズで始まった作品らしい。
完結おめでとうございます!
あとはやっぱりわたしの中ではシリーズ一気読みした作品たちがやっぱり強いですね。
ベスト10も半分以上がシリーズモノですし。
・シュガーアップル・フェアリーテイル 全17巻
アニメ前に全巻読み切ったシリーズ。
人と妖精の恋を真っ直ぐに描き、銀砂糖師の職人としての在り方や熱量に強く魅せられたシリーズでしたね。個人的には本編は「水の王様」「金の繭」が特に好きなところでした。
・異世界拷問姫 全10+3巻
ヒナが可愛すぎた! そして彼女の愛と献身。特に2巻、6巻はもう最高としか言えない。
また、醜悪で残酷などうしようもない世界だからこそ櫂人やエリザベートの生き様に強く惹かれるシリーズ。
・妹さえいえばいい。 全14巻
可児那由多が最高に可愛い!! 羽島伊月が最高にカッコいい!! 全員が全員主人公と言えるほどに熱のこもっていたシリーズでしたね。やっぱり6巻、12巻~14巻が物語的にも山場ですし、可児ちゃん大好きなわたしの中では強いですね。
・前略。ねこと天使と同居はじめました。 全6巻
緋月先生のデビュー作で、わたしの中では遂に作者の刊行しているシリーズコンプリートになる作品。
とにかく刊行作品が全部甘々ラブコメで非常に上質な甘さを摂取できて大好きな作者さんなんですよね。
・アイドライジング! 全4巻
なんでこれ打ち切りになってるんの!?
本当にそう言いたくなるくらいにめちゃくちゃ面白いシリーズだったのに~!!
・学校の階段シリーズ 全10+2+3巻
謎部活モノの青春大爆発な作品! 階段を走り抜けるだけの青春はここにしかないよね。そして、あとがきで本編と全く関係ないSSが描かれるもこの作品だけの味です(笑)
・天使の飼い方・しつけ方 全5巻
異種族恋愛、天使と人の恋をどこまでも真摯に描いた作品!
異種族大好きなわたしには本当に本当に最高の作品でしたよ!!
・宝石吐きのおんなのこ 全10巻
とにかく心が温かくなる作品。真っ直ぐに優しく育つクリューとそれを見守る周囲の大人たちの想いにもっと多くの人にも触れて欲しい。
・神さまのいない日曜日 全9巻
終末世界とそこに生きる人々の想いを鮮明に描いた作品。その無情さや儚さにどうしようもなく惹かれてしまう。
・魔力ゼロの俺には、魔法剣姫最強の学園を支配できない……と思った? 全5巻
イラスト良し、可愛いヒロイン良しな学園ファンタジーで、正直MF文庫なら10巻以上のシリーズになっていても良かったんじゃないかと思う作品。全5巻で内容ギュッと詰めまくってるからすごい駆け足気味になってるけど、15巻くらい使って丁寧に広げたら絶対にもっと面白かったのに、もったいない。
・インフィニット・ストラトス 既刊12巻
アニメがすごい好きな作品で、原作もいつか読もうと思ってたものです。
作者や原作は色々曰く付き、というか色々言われているのがあって……まぁ、納得でした💦
おわりに
本当はもっと色々言いたい作品はあるんですよ。
「聖樹の国の禁呪使い(全9巻未完結)」とか、「アリストクライシ(全3巻完結)」とか「ぼくと魔女式アポカリプス(全3巻未完結)」「数字で救う!弱小国家(全5巻完結)」「真の仲間じゃないと勇者のパーティーを追い出されたので、辺境でスローライフすることにしました(既刊11+1+1巻)」「西野(既刊13巻)」「この部室は帰宅しない部が占拠しました。(全8巻完結)」「ドレスな僕がやんごとなき方々の家庭教師様な件(全8巻完結)」「後宮妃の管理人(既刊7巻)」「茉莉花官吏伝(既刊13巻)」「十三歳の誕生日、皇后になりました。(既刊7巻)」「撲殺天使ドクロちゃん(全10+1巻完結)」「棺姫のチャイカ(全12巻完結)」とかとか。
……改めて見て1年でわたし色々なシリーズ読みましたねぇ。
新作も月刊読書記録の毎月のお気に入りで紹介している作品とかあるし。
ただ、これ以上はちょっと長くなりすぎるので、これでひとまずおしまい!
また何かの機会で色々話すことができればいいですね。