ぎんちゅうのラノベ記録

主に読んだライトノベルの感想を書いています。

【読書記録】2023年1月 お気に入り作品紹介

 2023年初のお気に入り作品紹介ですね。

 また新年もがんばっていきましょう。

 

Mother D.O.G (電撃文庫)ステラ・ステップ【電子特典付き】 (MF文庫J)VTuberのエンディング、買い取ります。 (富士見ファンタジア文庫)

陽キャになった俺の青春至上主義 (GA文庫)悪いコのススメ (MF文庫J)恋と呪いとセカイを滅ぼす怪獣の話 (MF文庫J)

虚構推理 (講談社タイガ)一華後宮料理帖 (角川ビーンズ文庫)

※画像はそれぞれAmazonリンク

 



 

 

1:お気に入り作品

 早速2023年1月中に読んだ作品の中からお気に入り作品をご紹介。冒頭の画像で示したように全部で8つですね。一つづつ簡単なコメントをつけて紹介します。

 

Mother D.O.G

 これはもう文句なしの2023年の新作最高傑作です!!

 いや、まだ1年始まったばかりなんですけどね。しかしそれでもこの作品を越える作品が出るとは思えないのです。

 本作は世界中に溢れた化け物を殺して回る、化け物二人の物語。オムニバス形式で描かれ1話1話の起承転結に満足することはもちろん、全ての話を通じて描かれる夜子さんとサトルだけの特別な関係性が何よりも尊い。化け物だからこそ、という要素が日常描写から戦闘シーンまで全てに凝縮されている最高の作品。

 感想リンク→【新作ラノベ感想part57】Mother D.O.G - ぎんちゅうのラノベ記録

 感想追記リンク→2023年の最高傑作について語るだけの記事【新作ラノベ感想part57+α】 - ぎんちゅうのラノベ記録

bookwalker.jp

 

ステラ・ステップ

 今月のMF文庫J新作ですね。

 濃厚な終末ファンタジー世界観にアイドルの持つ輝き、二人の少女が紡ぐ物語。それらを見事に混ぜ合わせて生まれる正当な面白さ。そこに残酷で凄惨な設定をぶち込むことで読者の情緒を破壊する作品に仕上がっている、まさに可愛い表紙をしているやべーやつ、でしたね!

 これはもうとにかく一発殴られたような気持ちが強いです! 2巻以降も非常に楽しみ!!

 感想リンク→【新作ラノベ感想Part62】ステラ・ステップ - ぎんちゅうのラノベ記録

bookwalker.jp

 

 

VTuberのエンディング、買い取ります。

 今月のファンタジア文庫の新作。

 VTuberを愛するファンの気持ちに寄り添い、推しを失う痛みや苦しみに切実に向き合った作品。非常に高いエンタメ性と読者の心を揺さぶる心情描写に圧倒される作品でしたね。

 個人的には、推しというものでなくても、何か自分の特別な好きを持つ人ならこの作品を一度読んでみると良いんじゃないかと思います。きっと心に残る何かがあるはず。

 感想リンク→【新作ラノベ感想part61】VTuberのエンディング、買い取ります。 - ぎんちゅうのラノベ記録

bookwalker.jp

 

 

陽キャになった俺の青春至上主義

 続いては今月のGA文庫新作よりこちらの作品。

 とにかく笑う!!!

 本当に久々にこんなに笑ったんじゃないかと思うくらいに笑ったんですよね。キャラの個性が強烈で、その強烈な個性が絡み合うことで謎の共鳴現象を生み出す、コメディとして満点と言ってもいいくらいの作品。 

 しかしながらその一方でポンコツヒロインズに真摯に向き合う青春モノとしての熱さもあり、陰キャ陽キャというテーマで1本軸のある作品でもあったので物語としての満足度も非常に高い。

 感想リンク→【新作ラノベ感想part60】陽キャになった俺の青春至上主義 - ぎんちゅうのラノベ記録

bookwalker.jp

 

悪いコのススメ

 先月のMF文庫J新作からも1つご紹介。

 差別が常習化している学校に復讐する少年少女のお話。

 これはきっと誰もが持ちうる学校という場所に対する不満や鬱憤を数十倍に濃縮して、そして吐き出す暗い爽快感を味わえる作品。こんなことができたらスカッとするだろうなという憧れと、同時にそんなこと普通に考えたらやっていいわけがない、やっても意味が無い、という二律背反な感情を抱える人にはぶっささる作品。

 来る3月には2巻が発売されるようで、楽しみですね。

 感想リンク→【新作ラノベ感想part53】悪いコのススメ - ぎんちゅうのラノベ記録

bookwalker.jp

 

 

恋と呪いとセカイを滅ぼす怪獣の話

 去年の10月発売の作品。

 主観をテーマにした単巻作品。

 それぞれが特殊な能力を持つことから、見える世界は人によって違うという要素に深みを生み出し、視点が変わるたびに文字通り世界が変わるような錯覚をしてしまう作品でしたね。そして同時に読者という主観で見たとき、この物語は一体何が真実であるのかと考えてしまうのも非常に良い読書体験となりました

 これは単巻作品で長らく味わうことの無かった満足感です!

 感想リンク→【新作ラノベ感想part55】恋と呪いとセカイを滅ぼす怪獣の話 - ぎんちゅうのラノベ記録

 

 

虚構推理

 現在アニメ2期放送中の作品ですね。

 実を言えばアニメ1期を見たときからずっと読みたかったのですが、なかなかタイミングが無く……、しかしアニメ2期も来て、来月の2月には新刊が出るとなればもう読むしかないじゃないかと!

 そしてもう読む前から分かってましたが、面白かったですね! 岩永の生み出す虚構推理、怪異と人との間を仲介して収めるための手腕には毎回驚かされます。あやかしだったり怪異を扱う作品はこれまでもいくらか読んではいますが、そのどれとも違う切り口なのが新鮮で面白い。また、中心人物となる岩永と九郎、六花さんの関係性が非常に気になるところで最新刊終わってるので続きがすごく気になる(2月の新刊は短編集……)

bookwalker.jp

 

 

一華後宮料理帖

 先月同作者のシュガーアップル・フェアリーテイルを読みましたので、今度はこちらの作品。こちらもまたヒロインが料理をする系の作品でしたが、料理に込める意味や想いなんかは同じようで違っていて、つまりはこの作品はこの作品ですごく良かったってことですね。

 宮城内の様々な人間関係トラブル、そこに一人で放り込まれた理美がたった一つできる料理で少しずつ解きほぐしていく温かさを感じつつ。こうして少しの変化が生み出した大きな変化とそれにともなう動乱や三角関係の恋愛模様からは目が離せない、シリーズ全11巻を通して一気読みしたい衝動に駆られる作品でしたね。そして全てを読み切ったあとの読後感は最高でした。

bookwalker.jp

 

2:読了数および読了作品一覧

 2023年1月中の読了数は39冊。1日1冊以上は読めてて、新年早々良い感じです。

 

 そして、その間の読了作品は以下の通り。作品は基本的に新作、読んだ巻の数字が小さいもの、が上になるように並べています。厳密ではないですが。また☆は今月のお気に入りとして紹介した作品。

 

☆Mother D.O.G

☆ステラ・ステップ

VTuberのエンディング、買い取ります。

陽キャになった俺の青春至上主義

・不可逆怪異をあなたと 床辻奇譚

・十五の春と、十六夜の花

☆悪いコのススメ

☆恋と呪いとセカイを滅ぼす怪獣の話

・喋らない来栖さん、心の中はスキでいっぱい。 1〜2

☆虚構推理 1〜5

☆一華後宮料理帖 1〜11

死亡遊戯で飯を食う。 2

・創成魔法の再現者 3〜4

・変人のサラダボウル 4

陰キャの僕に罰ゲームで告白してきたはずのギャルが、どう見ても僕にベタ惚れです 5

・わたし、二番目の彼女でいいから。 5

・新機動戦記ガンダムW フローズン・ティアドロップ 5

・お見合いしたくなかったので、無理難題な条件をつけたら同級生が来た件について 6

・転生王女と天才令嬢の魔法革命 6

VTuberなんだが配信切り忘れたら伝説になってた 6

・ギルドの受付嬢ですが、残業は嫌なのでボスをソロ討伐しようと思います 6

・声優ラジオのウラオモテ 8

・シュガーアップル・フェアリーテイル 銀砂糖師と深紅の夜明け

 

おわりに

 今月は新作新刊をしっかり読みつつ、虚構推理と一華後宮料理帖の2作のシリーズも読み切ることができました。その結果お気に入り作品紹介も充実してますね、本当に新年早々良い感じ。

 現在アニメ放送中の転天や銀砂糖の最新刊や、アニメ化決定の声優ラジオ、V伝なんかの新刊も変わらず面白くて続きが楽しみですしね。

 来月もまた新作新刊をちまちま読みながら、余裕があれば何かシリーズモノを読みたいと思います。次に長編シリーズ読むなら”いつ天”ですかね。

 

先月の読書記録↓

ginchu.hatenablog.com