ぎんちゅうのラノベ記録

主に読んだライトノベルの感想を書いています。

【新作ラノベ感想part177】俺の幼馴染はメインヒロインらしい。

 今回の感想は2024年1月のスニーカー文庫新作「俺の幼馴染はメインヒロインらしい。」です。

※本記事を書いている2024年8月現在2巻まで刊行中。2巻まで読んでおり、今回の感想は1巻2巻を通して作品全体の雰囲気として感じたことをまとめて書いている感じになります。内容や展開への直接的な言及はほとんどしていない……はずです。ネタバレとかはない……はずです。

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※画像はAmazonリンク(1巻および2巻)

 

 

1巻あらすじ(BWより引用

 彩人の幼馴染・街鐘莉里は誰もが認める美少女だ。共に進学した高校で莉里は運命的な出会いをしてラブコメストーリーが始まる……はずなのに。「彩人、一緒に帰ろ!」なんでモブのはずの自分の側にずっといるんだ?

 

感想

 幼馴染のラブコメis癒やし!!

 とても満足しています!

 

 本作のヒロイン・莉里は人生二週目の女の子。

 一度目の人生では、好きな人と付き合った後に彼に浮気されていたことを知った。二度と同じような失敗はしたくない。そう願う彼女が二度目の幼少期に出会った少年・彩人は真っ直ぐすぎてお馬鹿な奴。だけど、そんな彼だからこそ莉里は気の許せる、やがて大切な幼馴染になるのだった。

 そして、一度目に運命の出会いがあった高校にもう一度通うようになり――

 

 と、そんな感じのお話なのでタイムリープという要素があり、しかもそれは主人公ではなくヒロイン側という新鮮な要素のある作品なのですが。

 

 正直、難しいことは考えなくて良いと思います!!

 これは幼馴染のラブコメだ!幼馴染の男女がイチャイチャしているのを見て楽しむ作品なんだ!基本的にお馬鹿で真っ直ぐな竹を割ったような性格の彩人くんは、恋愛とかに疎いから全然莉里ちゃんの好意に気づいていなくて、誰とでも仲良くなれるような男だから莉里ちゃんがやきもきしちゃったりするけどそれも可愛いじゃないか!普通に幼馴染としてずっと仲良くしてきた関係性のせいで異性として意識するとか普通にあったよでも今更異性と意識させるの難しくないかなぁみたいな幼馴染のラブコメはみんな大好きだろ?うん、大好き!!

 

 ……、まぁそんな幼馴染のラブコメに過剰な信頼を置いている幼馴染ラブコメ大好きマンの妄言はさておき。

 

 改めて本作を冷静に見てみると。

 彩人くんは、いわゆるラブコメ主人公の親友キャラなんですよね。真っ直ぐでお馬鹿で運動は得意だけど勉強はからっきし。みたいな感じで、とにかく悩むより動いてなんとかしてやるーみたいタイプの親友キャラ。みんなから憎めないやつ、みたいに思われる感じ。

 そんな彼が主人公として置かれて、そんな彼に好きになってほしいと想う莉里のラブコメっていわゆる「サブキャラカップルにフォーカスした恋愛」としても見ることができるんですよね。ラブコメの親友キャラって良い奴多いのに、なんでモテないんだろうなやっぱり馬鹿だからかな、みたいなことを考えるときが度々ありますが、その疑問を狙い撃ちするような「こういうの読みたかった感」がありました。

 ただ、あくまでそういう見方ができる。という話であって、メインは正々堂々と幼馴染ラブコメ作品です。彩人も莉里もお互いがお互いをよく知ってて、気の許し合える関係を作ってて、軽快な会話劇を楽しみながら、その節々から感じる莉里の恋心に萌えることができるという、それだけで十分に魅力的な作品です。

 タイムリープ要素はヒロイン自身の心の中に大きな核として存在しているものの、彩人との関係性は根本的に1から新しい人生の中で築いてきたものであり、タイムリープ要素は1冊の物語としてメリハリをつけた展開を演出するためのアクセントとして機能しているため、本質的な部分で真っ当な幼馴染ラブコメで勝負しようという気概を感じるのが個人的にとても気に入りました。

 

 また、本作は2巻においてラブコメ模様が加速していきまして。

 萌える展開というのが急増するのですが(それ自体も非常に素晴らしくて幼馴染のラブコメによる心の必須栄養素の供給効率が素晴らしいのは言うまでもありませんが)、

 

 2巻において本作から感じた、

「普通のラブコメ?主人公に複数のヒロインが惚れるようなやつ?あんなのはダメだ!ヒロインは全員幸せになんなきゃいけねぇんだ!それも幼馴染との純愛!これしか勝たん!せや、俺がヒロイン全員幼馴染でイチャイチャさせてやる話に書き換えたろ!!」

 というような意志、これが最高に良いものだったんですよ!!

 

 本作のタイムリープ要素の根源ってつまりこういうことなのでは? という幼馴染ラブコメスキーなわたしの完全に妄想レベルな話ですけど。本作はそのくらい幼馴染の1対1ラブコメっていうものを重視しているのが感じられたんですよね。

 ですので、幼馴染のラブコメは心の必須栄養素とかいう概念を提唱するわたしとしては非常に満足できましたと。

 

 そういうことです。

 

総評 

 ストーリー・・・★★★☆ (7/10)

 設定世界観・・・★★★☆ (7/10)

 キャラの魅力・・・★★★★ (8/10) 

 イラスト・・・★★★☆ (7/10)

 次巻以降への期待・・・★★★★★ (10/10)

 

 総合評価・・・★★★★☆(9/10) 幼馴染のラブコメしか勝たん!!!

 

 ※星評価は10段階。白い☆で1つ、黒い★で2つ分。★★☆だと評価は5、★★★★★だと評価は10ということになります。基本的には「面白さ」よりも「わたしが好きかどうか」の評価になります。評価基準に関しての詳細は以下のリンクより。

新作ラノベ感想の「総評」について - ぎんちゅうのラノベ記録

 

 最後にブックウォーカーのリンクを貼っておきます。気になったらチェックしてみてください。 

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