ぎんちゅうのラノベ記録

主に読んだライトノベルの感想を書いています。

【新作ラノベ感想part180】ナメてるお嬢を俺がわからせた

 今回の感想は2024年7月のファンタジア文庫新作「ナメてるお嬢を俺がわからせた」です。

ナメてるお嬢を俺がわからせた (富士見ファンタジア文庫)

※画像はAmazonリンク

 

 

あらすじ(BWより引用

 その男。クズで最低にしてーー会う女性全てを惹きつける『天才』

 イケメンながら処女厨・クズと評判の大学生・九頭竜。彼は友人の紹介で、同級生・三姫とデートをすることに。美人だが、男にマウントを取ることしか考えてない彼女は……徐々に理解する。九頭竜の秘めた完璧さに!?

 

 

感想

 第一声からごめんなさい。

 これは完全にnot for meな作品、読んでいる間の感情が微動だにしない作品でした。

 

 本作はヴィジュアルも能力も超一流の”天才”であるものの、色々拗らせてしまったモンスター童貞クズと同じく男への偏見がひどすぎるモンスター処女ビッチによるラブコメ

 主人公とヒロインのこの拗らせすぎた男女に対する価値観もさることながら、主人公の親友とその彼女、主人公の妹(ド級のメンヘラ)たちも相当狂ってて、この作品に出る主要人物全員が狂ってやがるぜとしか言えない環境となっています。

 特に主人公の妹のメンヘラは良い味を出していて、主人公のクズが如何に天才であり他者に及ぼす影響が大きいのかという最も身近な例として存在しておきながら。それと同時にこの妹の兄への依存気質なクソデカ愛情もまた、主人公自身の価値観に対して相当な圧力をかけて歪めてきているんだなと感じさせる。こういう過去の時間の重さが現在に繋がっていると感じさせる兄妹というのは良いですよね。

 そしてそんな風にして拗らせた童貞ハイスペ男子と、拗らせた処女ハイスペ女子が出会うことで、更なる新しい波紋が生まれるようにして関係性の妙が広がっていくと。

 これはまさしくキャラの個性と魅力を突き詰めて、キャラで動かす物語の面白さを十全に発揮した作品だ!



 ……というようなことを、何となく頭では理解できるんですよ。

 

 ただ、その頭で理解できても。

 

 それを実際に自分の感性として面白いと感じるかどうかは完全に別の問題なわけでして……。

 

 読んでいる間にわたしの感情が微動だにしなかったんですよ。

 ギャグが完全に滑ったときの空気感といいましょうか。

 面白いとか面白くないとかそういう話ではなく、完全な無がそこにはありました。

 こういうコメディ作品の合う合わないの差って一体どこにあるんでしょうね……、常々疑問に思ってしまいますよ。

 

 強いて言えばですけど。

 モンスター処女三姫さんと、メンヘラ妹真白さんによる壮絶なキャットファイトの模様をしっかり描写してほしかったなぁ、と。

 その点に関しては素直に残念だったな、と思っていましたが。

 それ以外は本当に読んでいる間の頭が宇宙猫してました。ごめんなさい。

 

総評

 ストーリー・・・★★ (4/10)

 設定世界観・・・★ (2/10)

 キャラの魅力・・・★ (2/10)

 イラスト・・・★★★☆ (7/10)

 次巻以降への期待・・・☆ (1/10)

 

 総合評価・・・★☆(3/10) ごめんなさい。これはnot for meでした。

 

 ※星評価は10段階。白い☆で1つ、黒い★で2つ分。★★☆だと評価は5、★★★★★だと評価は10ということになります。基本的には「面白さ」よりも「わたしが好きかどうか」の評価になります。評価基準に関しての詳細は以下のリンクより。

新作ラノベ感想の「総評」について - ぎんちゅうのラノベ記録

 

 最後にブックウォーカーのリンクを貼っておきます。気になったらチェックしてみてください。 

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