ぎんちゅうのラノベ記録

主に読んだライトノベルの感想を書いています。

【読書記録】10月14日~27日に読んだ作品のお話

 2週間で読んだ作品の感想をまとめていきましょう。

 人は退化する生き物ですよね……、元々1週間で書いていたものを2週間おきになっても、もはや何も感じなくなってきています。実際、この感想まとめもTwitter(現X)や読書メーター投稿している感想のほぼほぼコピペで、本当にまとめてるだけですが、それでも多少は書くのに時間かかりますのでね。

 正直、ちょっと面倒くさい、とは思ってます。しかし自分で過去の感想見直すときには必要になるものなので、やらないわけにはいかないのです。

 

 というわけで、まとめていきましょう。

 

 

1:10月14日~27日に読んだ作品

 2週間で読んだのは以下の15冊。

・がらんどうイミテーションラヴァーズ
・城塞幼女シルヴィア
かくりよの宿飯 5〜12
・十三歳の誕生日、皇后になりました。 10
・愛とか恋とか、くだらない。
・はじめよう、ヒーロー不在の戦線を。
・光属性美少女の朝日さんがなぜか毎週末俺の部屋に入り浸るようになった件
・ちゃんと好きって言える子無双

 

2:読んだ作品についてのお話

 ※以下画像はAmazonリンク

 

がらんどうイミテーションラヴァーズ

がらんどうイミテーションラヴァーズ (電撃文庫)

 主人公もヒロインも、運命の人なんてものを信じ、その恋に耽溺し、理想を相手に押し付けて、ありのままの自分を見てくれるだなんて思いを持ってしまうどうしようもないほどに愚かで滑稽で、正直第三者目線で嫌悪感を抱かずにはいられないものがある。

 けれど、その得体のしれない気持ち悪さこそがこの作品の面白さだったように思えるのが良かったですね。どれだけ馬鹿馬鹿しいものでも、思春期の少年少女の心を清濁併せ呑むように描いている様は読者に読ませる力が確かにあった。ちゃんと描く気持ち悪さには面白さがある、それが分かる作品でした。

 感想全文は以下のブログ記事でまとめていますので、気になったら見てみてください↓

【新作ラノベ感想part206】がらんどうイミテーションラヴァーズ - ぎんちゅうのラノベ記録

 

城塞幼女シルヴィア

城塞幼女シルヴィア ~未知のスキルと魔術を使って見捨てられた都市を繁栄させます~【電子限定特典付】 (ハガネ文庫)

 うん、面白かったです! 

 家を追放された幼女シルヴィアが、騎士団から無実の罪で除団させられた青年エドワードと、家族とのいざこざで逃げ出してきた少女ジーナと出会い、寄る辺のない3人が一緒に過ごす中で絆を深めて、城塞復興を目指すお話でした。

 シルヴィアの万能過ぎる生活魔術と、そんな力を持ちながらも両親の愛に恵まれず、年相応に笑うことすらないという冒頭から。エドワード、ジーナと出会ってから段々とシルヴィアが感情豊かになっていく変化がすごく良かったです!こういう偶然の出会いから始まる家族ような温かさって良いですよね!

 感想全文は以下のブログ記事でもまとめています。気になったら見てみてください↓

【新作ラノベ感想part207】城塞幼女シルヴィア ~未知のスキルと魔術を使って見捨てられた都市を繁栄させます~ - ぎんちゅうのラノベ記録

 

かくりよの宿飯 5〜12

かくりよの宿飯 十 あやかしお宿に帰りましょう。 (富士見L文庫)かくりよの宿飯 十二 あやかしお宿の回顧録。 (富士見L文庫)

 5巻感想

 折尾屋編の後編。

 海坊主のための肴を作る葵の奮闘、雷獣様の妨害もあったりしたけど、彼女の強い意志と彼女が培ってきた縁が導く多くの助けがあって乗り越えていく展開が良かった〜。

 それにあやかしのための優しい温かさを持つ料理、相手の望むものを提供する柔軟な対応、海坊主の肴で見せたこういうものは地元に寄り添う個人店のような雰囲気があって実に葵らしかった。

 また折尾屋の面々、乱丸や秀吉、ねねたちとの交流も通じて彼らの心の内が知れると色々と応援したくなるのも好きなところ。何気にこの作品って好きの矢印が多くてカプ厨歓喜できるの良いですよね。今回もサラッと静奈ちゃんと時彦さん師弟のほのぼあってとてもニコニコしてしまった。

 あと、今回はチビがMVP過ぎて最高でしたわ。低級あやかしだからなのか、チビが何も考えてないだけなのか、海坊主との対話が大成功したのは間違いなくチビがいたからだったよね。

 

 6巻感想

 折尾屋の騒動も一段落して、大旦那様と秋のフルーツ狩りデートから始まり、天神屋女子会をして恋バナしたり、今回は平和な巻……、かと思いきや次回からはまた大事件の予感。

 それに今回のタイトルの新米って、どんな子だろうと思ってたら意外な展開でびっくりでしたし、彼女が言うように立場として葵に協力できることはあるだろうから今後の活躍に期待したいところ。

 そして作中で天神屋の人もみんなびっくりしてた秀吉とねねの婚約報告、本当に何があったんだ? 

 

 7巻感想

 大旦那様が行方不明。

 そんな一報から大きく動き始める事態。雷獣の陰謀が進む中で、できることは限られていて、もどかしい展開が続くものの。そんな状況だからこそ、葵が今できることを精一杯にやろうとする姿やザクロさんの問いへの答えが強く響くのが良かったですね。

 そして危機を前にして、葵が紡いできた縁が彼女を支える展開がすごく良いし。こういう隠世の大事になってくると、白夜さんがやっぱり格式高いあやかしなんだと分からせられるのが良いですよね。普段から厳しい人だけど、基本的には冷静な白夜さんが武力で暴れる姿はギャップがすごい。

 

 8巻感想

 大旦那様を救うために、北の地の協力を得に行くお話……、のようでいて、北の地の八葉となったキヨ様と嫁いでいった春日の恋を応援するお話だった8巻ですよ。

 やはり初恋を持つ女の子は心が強いなと感じさせる春日が素敵だったのは言うまでもないですが。雪国で春日の元上司だったお涼さんがなんだかんだで春日を大切な後輩と思っているのが分かる終盤がすごく好きでした。飯くれ妖怪化が進行しているイメージが強かったのに、春日のためになら若女将もう一度やってやるわと啖呵を切るお涼さんですよ。

 あとは、やはり折尾屋編でもそうでしたが、今回は雪国舞台でまたまた色々美味しそうな新メニューいっぱい登場だったので飯テロパワー高かったですね。双子が食ってた新鮮な海産物、下手な料理なしでシンプルな味付けだけでいけるって話していたやつ、あれがいちばん美味そうでした。

 

 9巻感想

 徐々に物語はクライマックスへ。

 黄金童子様の導きで大旦那様と束の間の再会を喜ぶ葵。お弁当を作ってくれと願う大旦那様、そして彼の口から語られる過去。葵すら覚えていない真実、おじいちゃんが抱えた呪いと葵を救った大旦那様の心。その全部が溢れ出すとどんどん胸に刺さってもう思わず泣きそうになってしまいます。

 わたしこういうの大好きなんですよ。かつては葵を救った大旦那様の心に、今度は葵が近づこうとする展開も。大旦那様自身の誰もが恐れるような鬼であることの悲しみや孤独とそんな大旦那様だからこその優しさ、それが形になったものが天神屋であるみたいなものも。終盤も暁やお涼さん、静奈ちゃんの言葉から、そんな大旦那様の作ってきたものが無駄じゃないって分かるの最高にエモいですよ。

 

 10巻感想

 本編最終巻。

 大旦那様を助けるために全員でがんばろうというお話。葵の告白はなかなか男前で、やっぱり大旦那様の方がヒロインポジだし、ぶっちゃけ言動でも可愛いのは大旦那様の方なんだよなぁ〜と改めて確信した。

 そして雷獣は最後まで言動が小物で、なのに力だけはあるものだから、そりゃあこれまで白夜さんも相手にするのは大変だったろうなと。ようやく隠世全体としても一段落で良かった良かった。

 それはそうと、最後のお涼さんの「餌付けした責任取りなさいよ」という発言が葵の告白のセリフと若干被っててちょっと笑ってしまった。

 

 11巻感想

 本編後の後日譚。

 日常短編集ということもあって平和そのもの。春日ちゃんはやっぱり可愛いなぁと癒されたり、秀吉とねねが順調に夫婦してて癒されたり、管子猫とたわむれる白夜さんが可愛いなぁと癒されたり。

 律子さんとのお話は本編で結局葵の親に対する色々な感情の決着は無かったなと思っていたので、素直に良い話でした。こういうのは恋じゃ解決しないところ。しかし、恋といえば、葵は未だに大旦那様とイチャイチャしてないのか……、とは思ったかも。夫婦になったんならもう少しイチャイチャしましょうよ。料理と旦那様どっちが大事なの。 

 それはそうと、大旦那様が現世に出張してる話で浅草組が出てきてちょっとニマニマしちゃった。鬼嫁二人が出会ったらどうなるか見てみたい。そしてそれを見守る愛妻家二人の会話も聞いてみたい。

 

 12巻感想

 今回も短編集だけど、後日譚だけでなくこれまでのストーリーの裏側の小話も収録されている1冊。更に、浅草組との交流も増えてましたし、番外編としてコラボSSもあったりでとても満足感のあるファンサービスになってましたね。

 まず短編部分ですけど、前回もそうでしたがやっぱり白夜さんが管子猫を愛でる話は好きです。今回は管子猫が一匹行方不明になって取り乱す白夜さんというお話でしたが、結論がチビと遊んでいただけというので、ほほえま度がMAXなやつ。同様にチビ視点のお話もほほえま度が高くて癒やされるので好きです。

 それ以外だと、お涼さんダイエットや静奈ちゃんの菜園とか。日常×葵の料理って感じで短編でちょろっと楽しめるのも好きですね。メシモノってやっぱり、1話1つメシって感じで十分面白くなる奴ですものね。とはいえ、菜園話は想像してたのと違って、かくりよ成分満載なお話でしたけどw

 あとは読む前までこれで本当にシリーズ完結かと思っていたら、まだ次もそのうち出るかも知れない? とのことで。メイデーアや水無月家など他のシリーズを現在は楽しみに読んでいますが、かくりよもまた短編集出るなら楽しみに待たせていただきます。

 

 

十三歳の誕生日、皇后になりました。 10

十三歳の誕生日、皇后になりました。10 (ビーズログ文庫)

 遂に最終巻でした!

 もう表紙から素晴らしいですよ!1巻のような添い寝の構図で莉杏が大人になってるのは一目瞭然だけど、暁月の手が莉杏の手と重なっていて、視線も莉杏に向いてるので暁月の変化もハッキリ分かるやつ!

 そして実際のお話では、相変わらず恋愛の駆け引きとかは下手くそなまま一途で好きを全力で伝えてるのに、ちゃんと大人になって美人さんになってる莉杏のコロコロ変わる表情が可愛いし!そんな莉杏の反応が分かった上で彼女を喜ばせるためにと、同じくらいの愛情を返せるようにと、莉杏が恋愛脳だからこそそんな莉杏の恋愛脳でもちゃんと記憶に残るくらいのとびっきりをあげようと色々考えては手を尽くす暁月のデレっぷりが素晴らしいのですよ!

 なにせ今回、暁月が自分でも言ってたけど、莉杏みたいな一途で努力家な女の子とずっと一緒にいて、その成長を目の当たりにしてきて、好意だけは変わらず伝え続けてくれるような子を好きになれないわけがないんですよね。そして好きになってしまったからこそ改めてちゃんと大切な妻として一人の女性への愛情を伝えるのは難しいわけで……、その辺りの機微が絶妙に分かってなくて、最近おねだりしてもキスしてくれませんってしょんぼりしてる莉杏はやっぱり魔性の女、みたいなものにはなれないんだろうなぁと、ほっこりするところでしたね。

 恋愛脳ではない暁月の方がよっぽど恋愛の駆け引き上手で、莉杏の色々な表情引き出せるのはカップルとして満点すぎる攻守関係で読者的には見る癒やしとして100点満点すぎるのずるいし。この二人の側にいる人たちは四六時中コレを見てるわけだから、そりゃこの二人の間に入り込む隙間なんかないと分かるし、入っちゃダメだと人の本能が訴えかけるレベルよ。

 あといまだにゆたんぽしてるんだ、っていうのもすごいほっこりしたし。陛下の愛をかけて女の戦いてきます、ってワクワクしながら果し状もらってるあたりも莉杏過ぎてほほえまだったし。結局、莉杏は最終巻まで可愛かったなぁと。

 まだまだ色々言いたいことはあるけど。なにはともあれ、本当に最高の夫婦になっての大団円!素敵な最終巻でしたね!……あとは茉莉花の方がどうなるか、こっちも楽しみに新刊待ってます!

 

 

愛とか恋とか、くだらない。

愛とか恋とか、くだらない。 (ガガガ文庫)

 表紙のこの綺麗な黒髪、本編では失われます。しかも、二つおさげという女の子の髪型の中で最も可愛い髪型、これも失われます。黒髪だったのは序盤だけです。わたしは発狂しました(以下のブログ参照)。

 という、お怒りはともかく、感想としては素直なラブコメとして楽しめる作品でした。親友の妹と恋人ではないのに体の関係を持ってしまった、という始まりではあるもののそれ以上に特別不純な要素はなく、むしろ純粋に恋が分からず、自分たちが紋切り型の恋に当てはまることができないことで、ついくだらないと言ってしまう主人公とヒロインを描くような感じ。

 ですので、わたしの感想としては「とりあえず1回付き合ってみれば?体の関係持ったなら、恋人ごっこくらいすればいいのに」という一言に集約されました。

 感想全文は以下のブログ記事でもまとめています。気になったら見てみてください↓

【新作ラノベ感想part208】愛とか恋とか、くだらない。 - ぎんちゅうのラノベ記録

 

はじめよう、ヒーロー不在の戦線を。

はじめよう、ヒーロー不在の戦線を。 (富士見ファンタジア文庫)

 既に、ブログ記事で散々吐き出したのでこれ以上はあまり言いたくありませんが。

 個人的に今まで読んできたどんな作品よりも読む苦痛でした。

 こんな主人公はわたしには許容できませんし、こんな死者へもヒロインへの誠実さの欠片も感じられない作品を受け入れることもできません。

【新作ラノベ感想part209】はじめよう、ヒーロー不在の戦線を。 - ぎんちゅうのラノベ記録

 

光属性美少女の朝日さんがなぜか毎週末俺の部屋に入り浸るようになった件

光属性美少女の朝日さんがなぜか毎週末俺の部屋に入り浸るようになった件 (GA文庫)

 こういうので良いんだよ、って言いたくなるラブコメ作品でした。陰キャゲーマー主人公とクラスで人気者のヒロイン。同じゲームが好きだという彼女の提案から、一緒に週末ゲームで遊ぶようになることから始まるお話。

 お互いにゲーム友達として良好な関係を築きながら、その日常の中にしっかりとヒロインの悩みを持ってくる。そして主人公が劇的な活躍をして解決ではなく、あくまで友人として同じ趣味を持つ仲間としての距離感と言葉が、彼女の心を少しづつ変えていく……、という展開の丁寧さがとても心地良く読み進められる作品だったと思います。ラブコメとしての見せ場もしっかり見せてくれましたし、1冊での満足度も高かったですね。

 感想全文は以下のブログ記事でもまとめています。気になったら見てみてください↓

【新作ラノベ感想part210】光属性美少女の朝日さんがなぜか毎週末俺の部屋に入り浸るようになった件 - ぎんちゅうのラノベ記録

 

ちゃんと好きって言える子無双

ちゃんと好きって言える子無双【電子特典付き】 (MF文庫J)

 主人公に好意を寄せる3人のヒロインたちが一歩を踏み出せずにいる最中、転校してきた女の子・七緒がアッサリと告白してしまい、それを機に主人公も徐々に七緒を意識してしまうという、まさしくちゃんと好きと言える子がラブコメではいちばん強いと示す作品。

 ヒロインレースで、さっさと告ればいいのにと読者の誰しもが一度は思ったことがあるものが実現すると、こうも独走状態になるのかと思わされ。その点では非常に新鮮さがあり、期待していた面白さがあった作品でした。

 一方で、その新鮮さは一発ネタのような感触もあり、1巻ではその域を越えるような驚きはあまりなかったので、1冊としての満足度はそこまで高くはないかなという印象で落ち着きました。

 感想全文は以下のブログ記事でもまとめています。気になったら見てみてください↓

【新作ラノベ感想part211】ちゃんと好きって言える子無双 - ぎんちゅうのラノベ記録

 

おわりに

 この2週間は久々に充実したラノベ生活ができましたね。

 かくりよの宿飯も読み切ることができましたし、十三歳の皇后も最終巻でしたし。新作も色々読めましたし。

 この調子でがんばれればいいなぁ……。