【新作ラノベ感想part288】魔王討伐のごほうびはパーティー全員に養われることでした
今回の感想は2025年4月のMF文庫J新作「魔王討伐のごほうびはパーティー全員に養われることでした」です。
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あらすじ(BWより引用)
これからは、私たちのヒモになっちゃいなよ?
魔王を倒したパーティーの軍師・レクスと三人の美少女メンバーは英雄に! しかし旅を終えた仲良しパーティーに待つのは解散。レクスは英雄として「社会で責任のあるお仕事」に就く予定だったが……。メンバーは「ここまで頑張ってくれたんだから、あとは私たちのヒモになればいいじゃん♪」と男1×女3の同棲生活を提案!? ──実は、これはレクスに恋する三人の作戦なのであった。「レクスのことは好きだけど、告白する勇気がない~!」と悩む彼女たちは、レクスを養って飼いならし、告白猶予期間を得ることに! レクスを養う仕事探しを始める三人と、何も知らず付いていく英雄一人が送るモラトリアムライフの行方は!?
感想
うーん、これは良くも悪くもMF文庫Jらしい軽さですかね。
気楽に読める反面、特別これが良いねというような部分もあまりないような印象でした。
魔王討伐を果たした主人公とヒロイン3人が同棲を始めることから物語開始。
主人公としては魔王討伐を果たした燃え尽き的なものから素直に働く意欲が沸かず、ヒロインはそんな主人公を囲うことで告白する機会をお互いにうかがうという構図。
良かった点としては、ヒロイン3人の好意が明確でそれぞれ違ったアプローチで主人公の気を引こうとしているところ。タイトルやあらすじからもヒロイン3人とも主人公への気持ちは分かりきっているので、そこをガールズサイド視点で3人の関係性含めてしてくれるのは読んでいる身として素直に応援できるかなと。
また、どうにかこうにかアプローチしようとするけど、上手くいかなかったりあまり刺さってなかったり、しかし逆に主人公からの何気ない言動でヒロイン側はさらに好きになっちゃったりという王道な構成も気負わずに読めるポイントでしょうか。
一方で、魔王討伐という背景に全く触れないところから。
その世界における魔王討伐の重要性が分からず、世界的には英雄であるはずの4人が普通に同居して日常している様子が、周囲からどういう風に映っているのかという、環境的な部分が不明瞭なままラブコメだけをしているのは、せっかくのファンタジー世界をいかしきれていないように感じましたし。
それぞれのキャラの深い部分での、きっかけのエピソードだったりが分からないで、初手から好感度高いヒロインズというのは、読者としてはの初見時の気持ちではやはり掴みとして弱く、キャラへの感情移入しづらいのも難点かなと。
これらは物語として見たときの総合的な満足感にも繋がってくるところで、最終的な感想が可愛いヒロインたちとのラブコメでしたね、以上の特筆がしづらいのもこれが理由なのかなと思うところでした。
総評
ストーリー・・・★★☆ (5/10)
設定世界観・・・★★☆ (5/10)
キャラの魅力・・・★★★ (6/10)
イラスト・・・★★★☆ (7/10)
次巻への期待・・・★★ (4/10)
総合評価・・・★★☆(5/10) 可もなく不可もなく、ですね
※星評価は10段階。白い☆で1つ、黒い★で2つ分。★★☆だと評価は5、★★★★★だと評価は10ということになります。基本的には「面白さ」よりも「わたしが好きかどうか」の評価になります。評価基準に関しての詳細は以下のリンクより。
新作ラノベ感想の「総評」について - ぎんちゅうのラノベ記録
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