ぎんちゅうのラノベ記録

主に読んだライトノベルの感想を書いています。

【週間読書記録】9月22日~10月12日に読んだ作品のお話

 3週間ぶりの感想まとめ、どころか10月になってから2回目のブログ更新です。

 シンプルに10月になってから忙しかったです……、9月中はこのラノへの投票も考えてできるだけ読みましたが、そのツケが回ってきた感じです。

 

 

1:9月22日~10月12日に読んだ作品

 今回読んだのは以下の10

・愛を知らない捨てられJKを全力で甘やかしたら俺まで幸せにされた件
・お隣の天使様にいつの間にか駄目人間にされていた件 11.5
・隣のゴリラに恋してる
・愛とか恋とか、くだらない。 3
・あそびのかんけい 2
・龍の翼の旅路で
・わたしが恋人になれるわけないじゃん、ムリムリ!(※ムリじゃなかった!?) 短編集 8
・王様のプロポーズ8
・お前ら早く結婚しろよっ!2 そう言われてる女子の様子が変なんですけど?

 

2:読んだ作品についてのお話

 ※以下画像はAmazonリンク

 

愛を知らない捨てられJKを全力で甘やかしたら俺まで幸せにされた件

【電子版限定特典付き】愛を知らない捨てられJKを全力で甘やかしたら俺まで幸せにされた件1 (HJ文庫)

 うん、良かったですね〜。

 タイトル通りの内容と言えば内容で、しかし思ってたより序盤の導入がびっくり展開だったりしたけれど。主人公が責任を持って保護者の立場であろうとするところや、ただ守るだけでなくちゃんと彼女の意志を尊重しようとするような姿にしっかり好感持てるのが良かったです。こういう主人公だからこそ、ヒロイン側も信頼や好意を寄せるというもの。そして彼女との日々が少しづつ気の休まる時間になり……、お互いに幸せいっぱい、良いじゃないですか。

 感想全文は以下のリンクにて↓

【新作ラノベ感想part304】愛を知らない捨てられJKを全力で甘やかしたら俺まで幸せにされた件 - ぎんちゅうのラノベ記録

 

 

お隣の天使様にいつの間にか駄目人間にされていた件 11.5

お隣の天使様にいつの間にか駄目人間にされていた件11.5 (GA文庫)

 今回は短編集。安定の光景に癒やされました。

 感想という感想はあまりないんですけど、今回読んでて少し思ったのが、どこかで見聞きした「この作品って周は真昼と出会ってからむしろ駄目人間脱却してて、真昼の方がむしろ完璧な雰囲気が崩れていってる」みたいな言説について、たしかにその通りかも?と。周は高校生にしては相当スペック高い男になってる気がする。特に休日の過ごし方云々みたいな話を見ると、休日ずーっとだらだらしてラノベ読んだしソシャゲやったりして時間を溶かしている自分と比較すると、周の過ごし方すげぇですよ。そしてその結果、むしろ真昼の方が色々甘やかされたりしてぽわぽわになってる感があるって感じですよね。触れ合い、に関しても周より真昼の方がしたそうな雰囲気ないです? ……つまり、ただの幸せいっぱいバカップルだったな、いつも通りだ。

 

 

隣のゴリラに恋してる

隣のゴリラに恋してる (電撃文庫)

 呪いによって異性が動物にしか見えなくなってしまった主人公ならではの性格や軽口による空気感が非常に良く、それでいて問題そのものは重大で解決しなければならないし、何よりヒロインに向ける自分の気持ちに惑う構図が読んでいて大変面白いところでした。また終盤のイラストを含めた演習も良く、全体的に設定から上手く話を展開していた印象で個人的には好きな作品でした。

 しかしながら、同じような境遇にある先輩周りのアレコレが中途半端だったり、アニマルイラストが0だったりと、気になる点もないわけではないので、もう一歩と思う気持ちもあったりです。

 感想全文は以下のリンクにて↓

【新作ラノベ感想part303】隣のゴリラに恋してる - ぎんちゅうのラノベ記録

 

 

愛とか恋とか、くだらない。 3

愛とか恋とか、くだらない。 3 (ガガガ文庫)

 1巻からずっと言ってる感想がようやくって感じの内容。この調子なら次回くらいの完結でいい感じか? そう長くはならなそうだし、まとまりとしてはちょうど良さそう。

 ただ、やっぱり個人的には2巻3巻の内容が随分長く感じたというか、良くも悪くもメイン2人のための周囲みたいな印象が強いなぁと今回特に感じましたね。こうなってくると最初から話が終わってるところを引き伸ばしてる感というか、奏音とか紗雪とかが展開上良い立場とはいえキャラとしてアレというか、そしてこの冗長さを紛らわすための行為という感じになってるようなやはり何とも言えない読み心地の作品ですわ……。これはもはや、愛とか恋とかくだらないとか、恋愛によって振り回されたくないとか言ってる張本人たちが、いちばん恋愛で周囲を振り回してるのではないだろうか? あまりにも特大ブーメラン過ぎるし、周りの人たちも災難やな。

 

 

あそびのかんけい 2

あそびのかんけい2 (富士見ファンタジア文庫)

 またしても、してやられてしまった……ぐぬぬ。 あの1巻を読んだなら、当然のようにバンジョー君とみふるちゃん、重畳さんの3人に注目しながら読むでしょう。その上でバンジョー君の高校時代の友人が出てくることでキャラ掘り下げつつ、恋模様を揺さぶるかみたいなそう思ってたら、そんな想定を超えてバンジョー君の友人二人のキャラが濃かった件ですよ。そうは思わんやろという角度でまたやってくれました。

 かと言って、当然メイン3人の動きにも変化がないわけがなく、月乃さんの攻め攻めの姿勢からの攻撃で盤面が一気に動き出して、まだまだ先も気になりますよと。

 くそぅ、こんなの読者は圧倒的大敗完敗だ……。

 

 

龍の翼の旅路で

龍の翼の旅路で (ガガガ文庫)

 最高でした。大満足。こういうの大好きです。

 特に「龍の翼の旅路で」このタイトルの意味を知るとき、このファンタジー世界がぶわっと広がるような感覚で満たされる幸せ。そこまでに戦争の時代に心を囚われ続けるヴォルグや獣人たちの燻りという個々人にフォーカスしつつ、カムイのような今始まりつつある平和な世界に向けて時間を費やす者たちの社会の枠組みをしっかり描いていたからこそ、それすら超えるフィーネの持つ理想と希望という光に目を眩ませてしまう、そんな感じです。三対比でキャラも世界観も時間も全てが一気に引き立つ本当に見事な作品!

 

 

わたしが恋人になれるわけないじゃん、ムリムリ!(※ムリじゃなかった!?) 短編集 8

わたしが恋人になれるわけないじゃん、ムリムリ!(※ムリじゃなかった!?) 短編集 (ダッシュエックス文庫DIGITAL)わたしが恋人になれるわけないじゃん、ムリムリ!(※ムリじゃなかった!?) 8 (ダッシュエックス文庫DIGITAL)

 短編集

 これは紗月さんが良すぎるという話でいいですか? ファンレターのお話とか、まずそもそもファンレターが書けないということで悩む紗月さんが可愛いし、それを相談して人を褒める練習をしたられな子や香穂ちゃんにはナチュラル高火力発言出てきて、逆に紫陽花さんにはベタ褒めしか出てこない辺りが紗月さんらしさ全開で好き。本人としては、自分にできないことができる人はすごいとある程度素直に思ってるんだろうけど、れな子と香穂ちゃんはその内容が内容だから毒に聞こえるだけで……、大体2人とも自身の日頃の言動の責任だよね。

 

 8巻

 花取さんのあの迫真の表情とセリフに全てが詰まってた気がする(笑)。

 れな子、お前さぁ……。

 しかも自信満々に四股なんかしてませんと言う割には、リュシーちゃんに手を出し始めて(3人目)、次回は遂に紗月さんも攻略するんじゃないんですか?(4人目) なるほど、これが嘘から出た真というやつですか! ハハハ、もはや安全圏には香穂ちゃんしかいないじゃないか……っ!ナチュラル女たらしれな子様、流石すぎる。

 それはそうと、紗月さんはめちゃくちゃめんどくさくて可愛い女の子でしたね。同じハイスペック人間でも、真唯みたいなスパダリメンタルとは違って、変なところで悩むのが本当に紗月さんという感じ。そしてもう今回のあのシーンとセリフ、なんかもうすっごいニマニマしちゃった。

 

 

王様のプロポーズ 8

王様のプロポーズ8 薔薇の使徒 (富士見ファンタジア文庫)

 今回はまさかの前後編の前編でしたね。前回の一件を経て、無色を意識しまくり純情乙女になってから回る黒衣という状況に、なんと過去に亡くなったはずの騎士団の4人の少女たちが生き返ってきて彩禍に迫ってくる恋愛争奪戦の模様に……、しかし生き返った彼女たちに急変。それは裏で手を引いてる鴇嶋喰良の思惑なのか。続きがとても気になる。

 それはそうと、本作は無色や瑠璃の魔女様好き好きという鉄板ネタがかなり好きな部分ではあり今回もまた然りでしたが。今回は1冊かけて2度あることは3度あるというような天丼が充実してる巻という意味で同じような面白さを感じて好きなところでしたね。騎士団の4人ともなかなか面白いキャラをしていて、魔女様大好きなのが良きですよね。ただ、その敬愛を利用されてしまった感がなんともやるせないぜ。

 あと少し気になったのが、無色と魔女様大好きな瑠璃は、無色と黒衣がいい感じになるのはなかなか認められないようですが、黒衣=魔女様と分かったらどうなるのか。

 

 

お前ら早く結婚しろよっ!2 そう言われてる女子の様子が変なんですけど?

お前ら早く結婚しろよっ!2 そう言われてる女子の様子が変なんですけど?【電子特典付き】 (MF文庫J)

 いや、本当にごめんなさいですが、気持ち悪いという感想しか出てきませんでした。というのも、1巻の時点で若干の懸念があった主人公、彼のメタ認知の異常さがあまりに際立ってて読んでるとゾワゾワするんです。

 そして、その歪さから自分が誰に対してどう思ってるかの意識が一切なく、何故か自分を確実に好きなCを探すことに拘ってて、いい雰囲気になった女子に対してそれを直接確認し始めるとか、ヒロインへの向き合い方として何もかも間違ってて本当にヤバい。だって、3人と良い距離感になっていることを自覚して、3人とも自分と仲良くしてくれるのには理由があるだろうというところまで考えておきながら、その中で自分を好きなのは1人しかいないという考えが揺らがないのは、もう怒りを通り越して怖いじゃないですか。

 そして、本作最大の問題は、この主人公そのものではないことですよね。つまりこの主人公の歪みをある程度受け入れたとしても、こんな主人公であるとそもそも各ヒロインとのラブコメパートというものの意味がなくなっているという点ですよ。だって、どれだけ可愛いヒロインとドキドキな展開があっても、それが全て主人公には相手がCであるか否かの判断材料として見られるんでしょ? そんなの嫌だよ。最悪じゃん。ヒロインみんな可哀想すぎるって。

 1巻で、ある程度テンプレを踏襲しつつ、これからの展開次第で上手くできるかなと思ってましたが、それは間違っていたようですね。

 たぶんですけどこういうタイプのラブコメをやるなら、謎の人物を探さなきゃいけない必然性というのが大事なのかなと、少し思いました。つまり、謎の人物が分からないまま、誰かと結ばれると大問題になってしまうとか。あるいは、そもそもそれが分からないと誰ともいい雰囲気になるまで辿り着けないとか。

 本作の場合、そもそも3人ともヒロインとはいい雰囲気になっていて、でも相手が自分を好きかどうか分からないから一歩踏み込めない、みたいな状況が謎の人物云々がなくても成立しちゃってるからこそ、謎の人物の正体とかどうでもよく、主人公が自分の心で好きな子を選べばいいのでは?という疑問が尽きないわけですよ。それを物語の都合なのか、主人公の性格の問題なのか、無理に正体探しに拘るから、話の全体から精神を汚染するようなヤバさを滲み出すわけで……。

 本当に2巻を買う選択をするだけの1巻があって、2巻でここまで印象がマイナスに偏る作品って珍しいですね。3巻は買うとしても、このヤバさが一体どうなるかが気になって買うことになるので、素直に読む気力はもうちょっとないですね。申し訳ないです。

 

 

おわりに

 また次が2週間後になるか、3週間後になるか。

 それは神のみそ汁ということで、今回は終わりです。