【読書記録】1月12日~2月2日に読んだ作品のお話
実に3週間ぶりの感想まとめですね。
最近はブログ書く時間どころかラノベ読む時間もありませんでしたよ……。
そして、しばらくはまた忙しい時期が続きそうですね……(つらい)
1:1月12日~2月2日に読んだ作品
今回読んだのは以下の9冊。
・転生程度で胸の穴は埋まらない
・廃公園のホームレス聖女 2
・彼女のカノジョと不純な初恋
・プロジェクト・ニル
・人妻教師が教え子の女子高生にドはまりする話 2
・愛とか恋とか、くだらない。 2
・一週間後、あなたを殺します ―Bon Voyage―
・白き帝国 3
・許嫁が出来たと思ったら、その許嫁が学校で有名な『悪役令嬢』だったんだけど、どうすればいい? 3
2:読んだ作品についてのお話
※以下画像はAmazonリンク
転生程度で胸の穴は埋まらない
最後のキャラ紹介の最後の一文、あれがいちばん好き。長寿命が特徴的なエルフという種族のより一歩先を感じさせる強い愛の誓いという感じがする。
そして本作の内容も命を救われた恩に対して自らの命を捧げるくらいの愛情を返すヒロインと、孤独のままずっと他者からの温もりを求めていた主人公がそれ与えてくれたヒロインには心で返すという、双方向の救い構図が実に丁寧で見事に描かれていて満足感が非常に高かったです。
こういうファンタジー恋愛が結局いちばんいいのよ、うん。
長文感想は以下のブログ記事でまとめています。気になったら見てみてください↓
【新作ラノベ感想part228】転生程度で胸の穴は埋まらない - ぎんちゅうのラノベ記録
廃公園のホームレス聖女 2
やはり筋肉だ。筋肉を中心に生きてる男に悪い人はいないんです。スポーツマンで裏表のない実直で元気なキャラって、やっぱりシンプルに見てて良い気持ちになりますからね。なので、本作においてガードナー王子は大事です、超大事。
そしてそんなガードナー王子から、縁談が組まれそうになっていると聞き非難することから始まる今回のお話。アルムの聖女としての力は1巻でも十分に示されて、今回出会う闇の聖女と呼ばれる幼い少女エルリーの力を抑えることができるのは想像に難くないことだったけれど、そこからエルリーをちゃんと保護して育てるという話になってしまうと自分自身も被保護者であるアルムではなかなか手が出せない悩ましいところでしたね。しかし、アルムがエルリーと二人で森の中生活しているのほのぼの空間はとても良かったので、今後もまた度々エルリーと遊べる時間があるといいなぁと。
あとはアルムをちゃんと保護すると決めたお兄ちゃんのシスコンっぷりがとても良かったですね。聖女三人組のアルムに近寄る虫は絶対排除よりも強そうな、保護者会とかいう存在がいるの親バカしかいなくて最高に好き。
彼女のカノジョと不純な初恋
うーん、これは苦しい!
序盤中盤は雪もつかさも中々スタンスが掴めないなと感じるところでしたが、徐々につかさの事情が明らかになることで、終盤一気に感情と立場が定まって気がついたらもう戻れない沼にいる感じが不可避過ぎて辛いですね。
本当に雪と狭山さんの二人に関しては正直どっちの気持ちも理解できちゃうし、つかさの自覚はあまりにどうしようもないものだったしで……。ちゃんと納得感を持って泥沼に落ちた感じがとても良かったですね。
感想全文は以下のブログ記事でもまとめています。気になったら見てみてください↓
【新作ラノベ感想part229】彼女のカノジョと不純な初恋 - ぎんちゅうのラノベ記録
プロジェクト・ニル
滅びかけの世界のSF風ファンタジーで王道なボーイミーツガール作品でした。その点で確かに面白さが理解できましたし、大型の飛行艇でぶつかり合うような空戦描写はとてもワクワクできる、謎に満ちた世界観や古代技術も今後の期待感としてある良い作品。
……と素直言いたいのですが、どうにも本作の中心にある主人公ヒロインに対して魅力を感じたり共感したりするより先に”理解”が来すぎてしまって、全部そうだね仕方ないねとしか感じられず、乗り切れなかったのですよね。なぜでしょう?
感想全文は以下のブログ記事でもまとめています。↓
【新作ラノベ感想part230】プロジェクト・ニル 灰に呑まれた世界の終わり、或いは少女を救う物語 - ぎんちゅうのラノベ記録
人妻教師が教え子の女子高生にドはまりする話 2
うーん、先生の理性のブレーキ完全にぶっ壊れてやがるぜ。その影響が地の文に溢れ出してて、逆ある種のコメディが生まれているのではないかと。ただ真面目なところ自覚してそれでもやめないという選択を選んだ以上それを突き進むしかなく、その罪と隠し事を抱える先生の内面としてはもうこのくらいなんだろうなとも。
そして先生のブレーキが壊れたことで所構わずイチャイチャするものでかなり刺激強めのテイストになっていたのも印象的。悪いことをしている自覚といつか必ず裁かれる意識で物語の進行方向は下り坂だけど、それを紛らわす行為と好意とするとなかなか感じ入るものはあるし、この先どういう結末になるかもやはり気になる。
愛とか恋とか、くだらない。 2
恋愛=付き合う、ではないんだろうな。そして「恋したならば、付き合う」はごくごく自然な流れなのだろうけど、それが全て真であるわけではなく。「恋してないならば、付き合わない」もまた全て真であるわけではないんだろうと。恋愛は理屈ではないとは言うけど、まさしくだ。
ですので、1巻読んだときから本作に限っては恋してるとか関係なく一度付き合えば? という気持ちは正直変わりないですね。
今回の2巻で表では堂々とした振る舞いで常に男漁りしてるが心の奥では寂しさを抱えている奏音が登場し、基本的にソリが合わないと関わろうとしない佑真だけど、何かの縁か少しづつ接点は増えてしまうと。それが涼香の内心にも波紋を起こすようで、さてさてどうなるか。……っていうのを見ると、だから恋とか1回忘れて別の感情とか理屈でいいから付き合えよ、と言いたくなるんだなぁ。恋愛がくだらない、と言うならより一層。恋愛じゃなくても側にいて丁度いい心地良い、それでいいんじゃないですか? 幼馴染という関係ならむしろ。
とはいえ、最後のシーンは良かったですね。
明確に意識してそうで、だからこそ感情的になれる奏音(関係性も理解度もまだまだ低い)から出る発言と、明確な意識はないけれど、だからこそ静かにイラッとしてる涼香(関係性も理解度も高い)から出る発言という、構図。ちゃんと知らないから言えること、知ってるから言えることの格差が見える感じがとても良い。またその前も寝癖のまま部屋凸できるあたりで幼馴染という関係性の強みを出してるのがとても良い。
一週間後、あなたを殺します ―Bon Voyage―
これで本作は完結のようです。
1巻のときも言いましたが個人的には好きな作品でもう少しゆっくり見ていたい気持ちがあったのでもったいないなと思う部分もあるのですが、1巻からの繋がりを見て今回締めまで見ると本作は上下巻のように2冊でしっかり無駄なく綺麗に収まっているのも分かるから……、複雑な気持ちですね。
とまれ、今回もまた前回と変わらず基本的にはオムニバス形式のターゲットとの1週間を描くお話。しかしその中で後輩となるシロにミミ流のターゲットとの向き合い方を指導することになり、それを通じてシロ自身が過去と罪に向き合い、更にはミミ自身やはり自分のスタンスと罪を自覚しなければならないという構図がやはり本作の醍醐味。
今回は特に家族環境にまつわるテーマで一貫され、それが殺し屋という境遇で生まれたミミにも、徐々に明かされていったシロにも通じるものがあって、二人がそれぞれ亡くなった両親を想うことに感じ入るものがありましたね。亡くなった人の真意は分からない、言葉を交わすこともできない、でも残してくれたものは必ずある。だからその少ない何かを以て、今を生きてる人がそれぞれ何を想うか何を成すか。
そして死に関して、本作の持つ殺人という罪もまた同じく。当事者たちの境遇を、不幸を、そして最後に成すべきことを。そこには殺人の過去が必ず重さとしてあって、彼らを殺すミミこれからに残すものがある。
本作が描くのはたった1週間のミミとターゲットのお話かもしれない、しかしそこにはそれよりもっと広くて長い人が生きて渡して繋いでいくバトンのような実体のない重さを持つものが確かにあるのだと、そう強く感じさせる作品でしたね。
再度言いますがとても好きな作品でした。これで終わるのがもったいないとも、綺麗な終わりだったとも思うくらい。
白き帝国 3
1巻から圧倒的可愛さを発揮していたアルテミシアちゃんの純情に迫る第3巻。
想像以上の可愛いが発揮されて果たして何度萌えてしまったことか。
とりあえずわたしはいくらでもひひーんと鳴くのでアルテミシアちゃんの馬にしてもらえませんか? と、欲望ダダ漏れの感想はともかく、ジャンジャックと二人きりの時間が長く山あり谷ありのサバイバルの中で描かれるアルテミシアの内面。
初期から誰かを欺く仮面のハッキリしていた子ではあったけど、改めてそれこそが彼女の生存戦略であり、そうあるしかなかった状況が示されたのは大きい。なにせ彼女の捻くれた性格と男に対する姿勢、そこから放たれる言葉の棘がこれ以上なく明瞭なものになったのだから。ジャンジャックが感じたように、そうあるべきを生きてきた彼女も真実である一方で、彼女自身の普通の女の子としての心もまた本物であるわけで、すなわち彼女の口から発される毒の全てが同じような二面性を持っているというわけです。
つまり何が言いたいかと言えば、アルテミシアの言葉の1つ1つに、本心から嫌悪するような直球の苦い毒と、相手を弄ぶように自分の思惑通りに動かせるように手のひらで転がすための甘い毒が共存しているわけで、ちょっともう性癖的にマジで大興奮してしまって頭がバカになりそうでした。という話。
だって可愛い女の子には直球で罵られたいし、ゴミのように扱われたい。玩具みたいに扱って笑って欲しいし、ちょっと心を開きつつあるけど毒を吐いてしまう、そういうもももちろん大好きです。
そういう旨味をこの複雑に歪んだ彼女だからこそ存分に味わえるんです。こんなにも素晴らしいドSな女の子いますか? いや、いない! こんな生意気で男を下衆と心の底から思っているような妹がほしかった人生ですよ。とりあえず、わたしの耳も犯してほしい。でもって、興奮を抑えられなくなって暴走したわたしを躾けてほしい(そんなことしたら先にコロコロされるだろうけど)。アルテミシアちゃんに管理されたい。管理されたい。言っちゃアレだけど、そういう経験を積まれてるから感嘆に出来ると思う。今までの男が下衆ばかりだったから、アルテミシアちゃんはああいう子になっちゃったんだ。じゃあ、今度はわたしを相手にしたらどうだろう。足で踏むだけで喜ぶぞ、罵倒いくらでもしてくれていいぞ、相手が望むままに振る舞うのならわたしはドSなアルテミシアちゃんを望もう。これからは男を足で使う女王様になるんだ。
性格が悪いけど可愛いとかじゃない、正真正銘歪んで性格が悪くなっているからこそ可愛い女の子がアルテミシア、恐ろしいですね。
……それはそうと、物語的観点で見れば、そんな彼女の純情を描き、彼女にも色々あったんだと読者に思わせたはいいけど。それで過去の罪が清算されるわけもなく、むしろ希望に好転しそうなタイミングこそ曇らせのチャンスってことで、ひどい目に合いそうだなぁと思ってしまうけど大丈夫かな? 個人的には性格の悪い女の子が性格の悪いまま生き延びてほしいのですが。
許嫁が出来たと思ったら、その許嫁が学校で有名な『悪役令嬢』だったんだけど、どうすればいい? 3
んん? あれ、この作品ってラブコメじゃなかったでしたっけ? こんなスポ根みたいな作品でしたっけ……? しかも今回フォーカスされたのは、メインヒロインの桐生さんでも幼馴染二人でもない、後輩の女の子・瑞穂。しかもそれで今回が前編みたいな形で次巻に話が続くみたいですし。メインヒロイン以上にフォーカスされて、彼女のためにバスケをやるんだっていう展開はどうなんでしょうか?
恋愛部分はなんかもう完全に桐生さんが正妻みたいな感じになってて、それプラス幼馴染からも後輩からも好かれると、ある種のハーレムっぽい空気もあって……、終始どういう気持ちで読めばいいか分からなかったというのが素直な感想です。これがもう少し恋愛部分が進んで落ち着いた段階だったら、ちょっとした方向転換、他のキャラにも焦点を当てる展開として受け入れられたと思うのですが。
まぁ、それでも単独の要素として見たときに今回活躍の多かった藤田後輩と、そんな彼に恋した少女とかは青春してんなぁとニマニマしてましたが。今後のこのカップル(未満)の動向はチェックしていきたいところ。
おわりに
久々の読書記録でした。
そして既に2月に突入しているという事実。
1月のお気に入り作品紹介とかは、2月末にまとめてやろうと思いますので今月はなしです。……2月末も忙しくてとか言い出す可能性ありそうですが、そこは未来の自分へ責任丸投げですね。








