ぎんちゅうのラノベ記録

主に読んだライトノベルの感想を書いています。

【読書記録】6月24日~30日に読んだ作品のお話

 今週も読んだ作品の感想をまとめていきます。

 

 

1:6月24日~30日に読んだ作品

 今週読んだのは以下の5冊ですね。

・双子まとめて『カノジョ』にしない? 3
・やがて英雄になる最強主人公に転生したけど、僕には荷が重かったようです
・神は遊戯に飢えている。 8
・グリムコネクト
・聖女先生の魔法は進んでる! 2

 

2:読んだ作品についてのお話

 ※以下画像はAmazonリンク

 

双子まとめて『カノジョ』にしない? 3

双子まとめて『カノジョ』にしない?3 (富士見ファンタジア文庫)

 双子彼女と海でイチャイチャ。ただでさえ水着という格好を目にして、別荘で三人だけの状況ともなれば……、ですよね。お約束のドキドキ展開目白押しでイチャイチャする三人で良かったですね。

 一方で幼馴染の柚月や新聞部の先輩が海の家でアルバイトをしていて、そこでお手伝いすることになったり。また猫と双子の娘の伝承のある街の中では不思議な雰囲気があったり。普段とは違う環境だからこそのイチャイチャがあれば、それと同じくらい彼女たちに向き合って改めて考えることもある巻となってました。特に千影の過去と心に一歩踏み込んだ巻となっていて、彼女もこれまでより積極的な行動も増えているので良かったですね。

 次回は幼馴染の柚月のお話になるのでしょうか? 楽しみです。

 

やがて英雄になる最強主人公に転生したけど、僕には荷が重かったようです

やがて英雄になる最強主人公に転生したけど、僕には荷が重かったようです (ドラゴンノベルス)

 面白かったです。

 ゲーム主人公に転生した男が、その主人公の役割を全うできずに起こしてしまった悲劇を胸に刻み、もう二度と悲劇は起こさないと暗い覚悟を身に宿して歩み出す物語。その冒頭の悲劇で確立した主人公の強迫観念にも似た何かに突き動かされるという軸を一貫して、それに伴う本来のシナリオから離れた展開や周囲のキャラの変化が見所でしたね。

 誰の言葉も届かないくらいに思い詰めている彼を救うヒロインがいてほしいなと思いながら、続きも気になります。感想全文は以下のブログ記事にてまとめているので気になったら見てみてください↓

【新作ラノベ感想part168】やがて英雄になる最強主人公に転生したけど、僕には荷が重かったようです - ぎんちゅうのラノベ記録

 

神は遊戯に飢えている。 8

神は遊戯に飢えている。8【電子特典付き】 (MF文庫J)

 いやぁ、やっぱりヘレネイアが最高に可愛いんだよな。徐々に物語も10勝をかけたクライマックスに近づいてきて、彼女も深堀りされていくとなれば今後も楽しみで仕方ない。現状で既に可愛いならこれからはもっと可愛いぞ。気を引き締めていかねば。

 というわけで、今回は遂にフェイたちの9勝をかけたVS天使の学園散策ゲーム。ヒントを拾い集めてクリア条件を探す展開で、特に今回は絶対に勝てない超常を相手にしている感が少なくて、素直に楽しいゲームという感じが良かったですね。物語としてはシリアスが深まるのだろうけど、それ以上にゲームは楽しんで攻略するもの、っていう雰囲気が大事なのだと改めて分かる感じ。これから先のクライマックスでもこれを大事にして戦っていくのが楽しみです。

 

グリムコネクト

グリムコネクト1 ー赤ずきんの章ー (ダンガン文庫)

 この狂気味を感じさせる表紙の第一印象がなかなか強いですね。可愛い女の子の重さでコロコロされるのはご褒美だろうか、とそんなことを考えたりもしました。

 狂気に染まった童話世界えを攻略していくお話でゲームのシナリオを見ているような面白さのある作品でしたね。童話というテーマを扱ってエグみのある描写が前面に押し出されているが、しっかりと優しさも垣間見える塩梅もいいと思います。

 一方で主人公の背景関連はもう少し語って欲しかったかなと。やや物足りなさを覚えた部分もある感じで、その辺りは以下のブログ記事にてお話ししています↓

【新作ラノベ感想part169】グリムコネクト - ぎんちゅうのラノベ記録

 

聖女先生の魔法は進んでる! 2

聖女先生の魔法は進んでる!2 竜姫の秘めしもの (富士見ファンタジア文庫)

 今回は表紙でも勇ましい姿を見せる教え子エミーの活躍が良かったですね。魔族でありながら聖女になったことの意味、彼女にしかできないこと、それは聖女の力の根幹にも近しい部分に触れてきたなと感じました。また逆境の中でこそ必死に生き抜こうと考えて考えて最後まで戦った教え子たちの姿もカッコよくて、これはまさしく聖女先生のスパルタ指導のおかげだなと思ったのも良かったです。

 一方で今回は明確に聖女たちを排斥しようと計画を進めている王子が描写されており、今後の戦いは国の闇を相手にしなきゃいけない大きなモノになることが示唆されるとともに、アンジェがそんな兄を前にしてどう向き合うかがキーになりそうな予感がして今後が楽しみです。個人的には唯一特別な肩書きもなく、純粋なティアの弟子として成長しているトルテの活躍が要注目と思っていますがどうでしょうね。

 それから聖女先生として圧倒的な実力を持ちながらも、基本的には一人で突っ走っていってしまうティアに関して。その背中を見る者たちの気持ち、憧れやあの日の後悔、という部分で非常に強い想いが爆発する展開にはグッときました。同作者の転天もそうですが、この作者さんはこういう感情をぶつけるようなやつが毎回上手いものだと感じます。

 

 

おわりに

 今週は新作新刊をぼちぼち読み進めていました。

 ただ、ちょっとあれですね。ここ最近の過去作シリーズ一気読みを終えてやりきった感が強くて他の作品を読むぞーって気力が湧かなかったりもしました💦

 とりあえずまだ新刊溜まってるのでそれを読みますが、それが終わったらまたシリーズモノ読み出すかもしれません。次は読むなら魔法戦争か最弱無敗あたりになりそうです。