ぎんちゅうのラノベ記録

主に読んだライトノベルの感想を書いています。

【読書記録】1月22日~28日に読んだ作品のお話

 今週も1週間に読んだ作品の感想まとめていきますよ~

 

 とは、言うけど。シャナとありおと読んでただけなんですけども、うん。

 

 

1:1月22日~28日に読んだ作品

 今週読んだのは以下の11冊ですね。

灼眼のシャナ 7~13、0、S

・女同士とかありえないでしょと言い張る女の子を、百日間で徹底的に落とす百合のお話 4~5

 

2:読んだ作品についてのお話

 ※以下画像はAmazonリンク

 

灼眼のシャナ 7~13、0、S

灼眼のシャナVII (電撃文庫)灼眼のシャナ0 (電撃文庫)

 7巻感想

 お祭り会場を突如襲った大混乱。

 今回の相手はマッドサイエンティストな紅世の徒。シャナ、マージョリー、調律師それぞれ単独での攻略が困難を極め、それぞれの手札全部合わせての戦いになって……。悠二、吉田、佐藤、田中の四人がようやく戦いの世界で顔を合わせることに。

 全員の活躍あってどうにか攻略できたのは良いけど、今後このメンバーたちがどうするのかは気になるところ。そして、吉田が真実を知ったことで、シャナの持っていた恋のアドバンテージを失ってしまう。対等になるどころか、一歩リードした吉田。まだ自分の感情に振り回されがちなシャナはどうするか。悠二は悠二で、やっぱりフレイムヘイズとしてのシャナを見すぎているから、彼女の普通の女の子としての心の変化に付いていけないのが難しいところ。

 

 8巻感想

 大きな事件を乗り越え、束の間の日常。

 シャナと吉田の駆け引きは続き、悠二は人としての在り方に悩み、田中と佐藤もまたマージョリーのためにどうすればいいのかと苦心する。

 しかし、徐々に動き出す魔の手。悠二の中にある零時迷子を求める仮装舞踏会たち。彼らの目的を阻む最も簡単な手段は……。悠二へのどうしよもない想いに突き動かされるシャナに突きつけられたのは、再会したヴィルヘルミナからの一言。フレイムヘイズとして、普通の女の子として、シャナはどうするのか。

 それはそうと、マージョリーが段々めっちゃ良いお姉さんに見えてきた。好きだわ、こういう人。

 

 9巻感想

 ヴィルヘルミナがやってきたの巻。

 シャナの育ての親として、悠二の中に眠る零時迷子のことを深く知る者として。複雑な胸中を押し殺しながら、フレイムヘイズとして自らの正しさで悠二を殺そうとするヴィルヘルミナ。しかし、もう悠二を好きだと自覚しているシャナに、そんな横暴が認められるわけもなく。初めての親子喧嘩……、なのかな?

 フレイムヘイズとして常に冷静さを崩さないヴィルヘルミナが、シャナに大嫌いって言われてただけで茫然自失しちゃうの可愛かった。そして、それを慰めるマージョリーがやっぱり良いお姉さん。更に言えばやっぱり千草お母さん強いですよね。

 

 0巻感想

 これは流石に笑う!

 メッタメタな発言が飛び交う自由空間な短編「しゃくがんのしゃな」に加えて、これまた自由すぎる「しんでれらのしゃな」、そして1巻で退場したフリアグネとマリアンヌがイチャイチャしながら行う設定解説+読者からのQ&Aとかいう内容が本編のシリアスふっ飛ばしてて好き。

 そして0巻というナンバリングらしいシャナの前日譚もあったけど、こりゃひどいですわ。脳筋と言ってもいいくらいの狩り方、対人関係が壊滅的なシャナの活動風景でした。今のシャナは、悠二に出会って本当に色々変わったんだなとしみじみ。

 

 10巻感想

 今回は過去編。

 数百年前、かつての灼眼炎髪の討ち手の戦いを描くお話。5巻のシャナ幼少期に、彼女を育てていたヴィルヘルミナやメリヒム、アラストールが胸に抱えていたものが遂に明かされる。そうなれば、必然過去の戦いで彼女が生き残ることはないと分かっていながら読むもので悲しい気持ちはあったけど、アラストールと共に最後まで戦い抜いた生き様はカッコよかった。

 それに、過去の時代のフレイムヘイズと紅世の徒たちの戦いが今以上に過酷、というかこんな戦争レベルにまで発展しうるという事例を示した以上、今後のシャナたちの戦いもどんどん激化していくのだろうと思って気になってしまいます。

 

 11巻感想

 アラストールお父さん、めっちゃ好き!

 文化祭シーズン。仮装パレードでロミオとジュリエットをすることになった悠二と吉田。惜しくもくじ引きに敗れたシャナは当然焦ってしまう。けれど、ようやく、シャナだけの答えを決めることができた。その最後の後押しがアラストールのあの一言ですよ。10巻の過去編があったからこそ、グッと来るというもの。

 しかし、今回もやっぱり平和なままじゃ終わらない。マージョリーの因縁である銀の焔の謎や、悠二に眠る零時迷子の因縁が迫ってきて……、一体どうなるのか。

 

 12巻感想

 零時迷子とその中に眠るヨーハンを追い求めたフィレスが襲来。悠二も覚えたての封絶で周囲の安全は取るものの、それによって生じる銀の焔がマージョリーの復讐心を再燃。状況は完全に大混乱。シャナとヴィルヘルミナ二人でどうにか食い止めるものの……、といった感じ。

 読んでいくと、案外平和に収まるか? と思うような展開だったのだけど、そんなことはないようで、次回が本当の戦いになる予感。悠二を守り抜くことができるのか、しかしそうなったときにフィレスに救いはあるのか。シャナの想いも、フィレスの願いも守りたいヴィルヘルミナがいちばん大変そうで……、彼女にもう少し優しい世界がほしいな。

 恋愛方面でもシャナも吉田も一歩進んだかと思えばまた一個壁ですな。恋心を自覚して、フレイムヘイズとしての在り方との折り合いもつけたけど、じゃあいざ恋するってなったらそれはそれで普通に恋する乙女としての悩みが出てくるシャナ。一方、悠二を好きであるという気持ちに関して言えば、悠二の事情も知って受け入れてで事足りるかもしれないが、結局戦う領域に関しては全くの無関係だという事実は最初から変わってないと改めて突きつけられる感じ。

 

 S感想

 短編集。今回はマージョリーの解決した事件の話、吉田の誕生日、かつてのとむらいの鐘幹部たちの短編の3つ。それからフリアグネ&マリアンヌのイチャイチャQAコーナーでした。

 個人的にはマージョリーのお話が良かったですね。最近は本編高校生たちに対してお姉さんっぽい姿が目立ってたけど、やはり戦ってるときの苛烈な感じはすごくカッコいいんですよ。そんな彼女と対照的なフレイムヘイズらしからぬ、フレイムヘイズの少年の在り方も印象的でしたし、短いながらに良い満足感ありました。

 

 13巻感想

 シャナちゃんは子づくりの方法を知らない……!

 是非とも実戦で教えてあげたいものだ、ぐへへへ……、という冗談はともかく、言われてみれば不慮の事故で予定を早めて子どものときにアラストールと契約してヴィルヘルミナともお別れしたから教える暇なんてなかったか。色恋なんてものすらまるで知らなかったわけだし、当然と言えば当然。しかしあまりに無垢すぎて、わたしの心の中のおじさんが活性化してしまったですよ。

 それに今回ようやく戦いらしい戦いを少し見せたヘカテーも、口絵で見ると想像以上にちっこくて可愛いのよ。未だ神秘的な存在という雰囲気ばかりだけど、普通にヘカテーの可愛い姿も見たいなと思いました。

 そしてフィレスの騒動は何とか乗り越えたものの、残された傷跡は大きく、仮装舞踏会が本格的に動き出す気配もあって、さらには悠二の隣にいるのならと吉田にフィレスから手渡されたおもすぎる十字架もあって、今後の不安が拭えない。一体どうなるのか。

 

 

女同士とかありえないでしょと言い張る女の子を、百日間で徹底的に落とす百合のお話 4~5

女同士とかありえないでしょと言い張る女の子を、百日間で徹底的に落とす百合のお話4 (GA文庫)女同士とかありえないでしょと言い張る女の子を、百日間で徹底的に落とす百合のお話5 (GA文庫)

 4巻感想

 今回はえちえち控えめ、青春マシみたいな感じ!

 来たるべきバレンタインに向けて少女たちそれぞれが好きな人への想いを伝えるため、一生懸命に準備するお話。後輩、親友、クラスメイト、人気者な鞠佳は色々相談受けて、絢に嫉妬されたりもしながら、自分も絢のために……、最終的に全部が全部綺麗な収まりではなかったけど、成功も失敗も全部混ぜ合わあせてキラキラしている女の子たちの青春があった。とても良かった。

 それはそうと、絢の鞠佳への想いの重さは相変わらずだけど、鞠佳は鞠佳でもう絢への気持ちが相当に重くなってるの良すぎる。

 

 5巻感想

 はぁ〜、てぇてぇかよ。

 「(絢)ローター買うなんて浮気!」「(鞠)そんなこと言うなら1人でするの禁止!」とかいう、訳のわからない痴話喧嘩で始まった今回。

 3年生になってクラスも様変わり、他の女の子とも仲良さそうにしている鞠佳にモヤモヤする絢。一方で、鞠佳はしばらく絢の働くバーでお手伝いすることになって、そこでは先輩たちと仲良さそうにする絢がいて……。

 と、本当にどっちもどっち。作中でも言われていたように、好きな気持ちが膨らんで、恋人としての幸せな日々に馴染んだからこそ、少しづつ不安も生まれて来てしまったという話。

 つまり、結局てぇてぇだけなんだ。結局二人の想いは通じ合ってるわけだから、しっかり話し合えば問題なんてあるわけもなく。むしろ雨降って地固まる、鞠佳ももっと絢を大切にしたいと一歩踏み出して、次回も楽しみですね。

 そしてやはり絢の好きに負けないくらい、鞠佳の好きも拡大してきてるのがいいね。そしてそんな鞠佳の想いを、鞠佳大好きすぎる絢だからこそぶつけられて嬉しくなっちゃうというのが良いんだよ。絢みたいな愛情重すぎる子の、それ故に逆に自分が愛を囁かれたときにくっそ弱いのってマジで最高じゃない?

 それはそうとして。鞠佳にバーの先輩としてしっかり教えなきゃと意気込んでいたはいいものの、鞠佳基本的にバイトとか対人関係スペック高いから問題なかった件が好きすぎる。絢可愛い。

 

 

おわりに

 今週は引き続き、シリーズものを読んでいきました。

 ありおと、続きが読みたい欲が抑えきれずに6巻まで買ってしまいましたし。

 シャナも着実に読めてて、段々終盤になってきたのでこのまま読んでいきたいところです。

 

 そういうのもあって、最近は新作も読んでいないのですが。

 もう1つの理由として2月になったらメロンブックスのノベル祭りあるので、そこで今月発売のものはまとめて買おうかな~と思っていまいして。

 なので1月の新作に関しては2月以降で読んで、感想書くと思います。

 

 今回の感想まとめは以上です。