ぎんちゅうのラノベ記録

主に読んだライトノベルの感想を書いています。

【新作ラノベ感想part155】マジで付き合う15分前 小説版

 今回の感想は2024年4月のガガガ文庫新作「マジで付き合う15分前 小説版」です。

マジで付き合う15分前: 小説版 (ガガガ文庫 ガく 2-10)

※画像はAmazonリンク

 

 

あらすじ(BWより引用

 祐希と夏葉は、十年来の幼なじみ。

 家もお隣さんで、物心ついた頃から一緒にいる家族のような関係だ。

 ある日、ノリで付き合うことになったものの、親友→恋人の変化は、思っていたよりも大きくて……? 

 友人のカヨコと西やん、祐希の妹の奈央からもサポートを受けながら、二人は恋人として一歩ずつ成長していく――。

 幼なじみから恋人になっていく姿が「尊すぎる」と話題沸騰!

 SNS発の大人気エモキュン漫画、初の公式ノベライズ!

 

感想 

 大好きな漫画のノベライズだ!

 ということで、楽しみにしていた作品ですがとても満足です。

 

 内容としては、オリジナルストーリーではなく。

 原作漫画に沿って、主に3巻の内容までが描かれてました。

 

 そして漫画の小さな描写まで丁寧に拾うようになっており、原作漫画も開きながら並べてじっくり読むと改めて良い作品だなと再確認できました。最初のきっかけこそ夏葉の一言だったからかもしれないけれど、実際に恋人を意識してからは、祐希からマジで付き合っていくために生まれる真っ直ぐな言動の数々が良いのですよね。

 また同じようなストーリーでも漫画と小説ではその見せ方が若干違う部分も違いを比較しながら見てみると面白く、また漫画では足りていない描写を細かく補完できるのも良かったと思います。父母サイドや妹ちゃんカップルサイドなんかは特に、短くもしっかりまとめられていたのではないかと思います。個人的には、妹ちゃんサイドにおける宗助の内面がとても上手く組み込まれてたなと感じましたね。

 また原作漫画では「コヤン」になっていた部分をちゃんと「コナン」と表現できるのは、小学館ガガガ文庫ならではという細かい部分でもクスッと笑えて楽しかったですね。

 

 と、まぁ原作勢らしい見方の感想にはなってしまってますが、とても満足感のある作品でした。

 

 それよりも今回わたしがそうしたように。

 ――原作漫画と並べて読むスタイル、めっちゃ良いですよb

 というのを主張したいですね。

 

総評

 ストーリー・・・★★★★ (8/10)

 設定世界観・・・★★★★ (8/10)

 キャラの魅力・・・★★★★☆ (9/10) 

 イラスト・・・★★★★ (8/10)

 次巻以降への期待・・・★★★★☆ (9/10)

 

 総合評価・・・★★★★(8/10) 2巻もやって原作6巻まで完全にノベライズしてみてもいいのではないでしょうか?

 

 ※星評価は10段階。白い☆で1つ、黒い★で2つ分。★★☆だと評価は5、★★★★★だと評価は10ということになります。基本的には「面白さ」よりも「わたしが好きかどうか」の評価になります。評価基準に関しての詳細は以下のリンクより。

新作ラノベ感想の「総評」について - ぎんちゅうのラノベ記録

 

 最後にブックウォーカーのリンクを貼っておきます。気になったらチェックしてみてください。

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