ぎんちゅうのラノベ記録

主に読んだライトノベルの感想を書いています。

【読書記録】1月8日~21日に読んだ作品のお話

 先週忙しくて更新できなかったので、

 今回2週間分の感想をまとめていきます。

 

 

1:1月8日~21日に読んだ作品

 この2週間で読んだのは以下の21冊ですね。

・許嫁が出来たと思ったら、その許嫁が学校で有名な『悪役令嬢』だったんだけど、どうすればいい? 2
・ひげを剃る。そして女子高生を拾う。 1〜5 Each Stories
・俺の妹が最高のオカズだった ~いちゃラブしても真顔の妹に射精したい~
・現代転生した元魔王は穏やかな陰キャライフを送りたい!
・女同士とかありえないでしょと言い張る女の子を、百日間で徹底的に落とす百合のお話 1〜3
・十三歳の誕生日、皇后になりました。 9
・私の初恋は恥ずかしすぎて誰にも言えない
・嘘つきリップは恋で崩れる
灼眼のシャナ 1〜6

 

2:読んだ作品についてのお話

 ※以下画像はAmazonリンク

許嫁が出来たと思ったら、その許嫁が学校で有名な『悪役令嬢』だったんだけど、どうすればいい? 2

許嫁が出来たと思ったら、その許嫁が学校で有名な『悪役令嬢』だったんだけど、どうすればいい? 2 (ダッシュエックス文庫DIGITAL)

 こいつらだっる。

 読み終わった第一声はこれでした。

 今回は幼馴染三人にフォーカスしたお話。三人組というのは、どうやっても微妙な人数で、恋人になるハードルが高いのは分かる。そんな三人だけだった場所に、浩之の許婚として彩音がやってきてより一層今まで通りの幼馴染のままでいられないのも分かる。

 だけど、この1冊かけてやってることが堂々巡り感しかないんだよなぁ……。

 というより、幼馴染のゴタゴタに巻き込むことで、許婚である彩音に浩之が自分の身の上を話して、彼女に寄り添ってもらって、彩音の許婚としてのポジションをより強固にするだけだったのでは? と思ってしまう。だって彩音自身が、弱っている浩之に優しくでき自分はズルいって自覚できるくらいに、彼女がいちばん美味しい立場なんだよ。強いて言えば、まだ彼女が浩之の対して本気で恋しているわけじゃないからこのくらいで収まっているというべきか。幼馴染二人に勝ち目なさすぎてなんか、うん、可哀想ですね。

 前回1巻の感想を書いて、今回は2巻。3巻はまだ買ってないのですが、そのうち買って読もうと思います。

 

ひげを剃る。そして女子高生を拾う。 1〜5 Each Stories

ひげを剃る。そして女子高生を拾う。【電子特別版】 (角川スニーカー文庫)ひげを剃る。そして女子高生を拾う。5 (角川スニーカー文庫)

 1巻感想

 女子高生を拾って始まる奇妙な同居生活のお話。

 なかなか良い感じでした。話の軸にある沙優の心情がしっかり分かるのが良かったですね。吉田視点で見てもこれまでの彼女の後ろ向きな生き方が滲み出て、沙優視点になればそれ以上に優しさに不慣れでそういう逃げ方しかしていなかったのが分かる。そんな彼女にぶつける吉田の言葉は説教臭いおっさんそのものだけど、彼女に必要な正論であるのは間違いないから、良い関係なんじゃないかと。恋人とかそういうニュアンスは全くないみたいですけど。とはいえ、恋人という意味なら三島後輩が現状いちばん良い相手な気がするけれど。後藤さんは、まだ彼女の背景が分かっていないけど、今のところ面倒くさい人だなと。

 

 2巻感想 

 ハァハァ、沙優ちゃん、可愛いね。

 ……って感想の第一声がおじさんみたいなアレだけど、可愛い子なのは事実なので。これまでの背景を考えると吉田みたいな大人に向ける信頼やら好意やらは必然とも言えるものですし、しかし同時に恋愛フラグとしては一切立たないものだから、出会うこと人を想うことって一期一会だなぁと思ったりします。

 その他、今回は沙優のバイト先のギャル先輩がすごいいい人だった。彼女自身も色々家庭環境に抱えるものがあるからこそ、沙優に接することができるとよく分かる。三島後輩、やっぱりめっちゃ良いと思うのだけど。後藤さん、だるい。

 

 3巻感想

 三島後輩の恋は辛いなぁ。あれだけ想っていても、好きな人は自分に目を向けてくれることがない。それでも、それでもってがんばっているのはどれだけ大変なのか。後藤さんにも沙優ちゃんにも当たってしまうくらいで。何のしがらみもなく、普通に恋するなら三島後輩、いちばんいいと思うんだけどなぁ……。

 でも、現状は吉田の心は沙優に比重寄ってるから。それが恋なのか何なのかはともかく。沙優の方は明確に……ぽいけど。ともあれ、家出のタイムリミットが目の前に来て二人はどうするのか。

 にしても、後藤さんは相変わらずだるい。現状彼女を好きになる要素ゼロなのですが。

 

 4巻感想

 逃避行の時間は終わり。

 その現実を前にして、一生懸命に最後の覚悟を決めるための一週間を過ごす。ようやく沙優の口から語られた過去、家出の理由は想像以上に重く悲惨な事件と彼女を愛さない母親の存在。どう見ても解決しようがない問題しかないけれど、逃げてるだけでもどうにもならなくて。吉田と出会えて良かった、とそのことを胸に立ち向かおうと決めた沙優の決意は眩しかったです。そしてまだ何をどうすればいいのか、吉田が沙優にしてあげたいことは何なのか、その決断は次回。気になる感じで終わりました。

 

 5巻感想

 最終巻。

 吉田と沙優、二人で一緒に彼女の実家へ。

 過去をなかったことにはできなくて、辛かったこと悲しいことを忘れることもできない。だけど、これから先も、ってがんばらなきゃいけないんだとそんな未来を感じさせる良い決着だった。結局、この話は最後まで沙優の家出で始まった一期一会だったんですね。だけど、それを一期一会で終わらせないかどうかは、今後のがんばり次第。吉田から沙優への想いは変わらずだけど、沙優はその恋心をがんばってほしいと思う。

 

 Each Stories感想

 特典SSプラス描き下ろしで、本当に日常の詰まった1冊。本編では触れられないヒロインたちの可愛い姿がたくさん見られて良かったですね。

 また本編では沙優に終始していて、あまり触れられない三島や後藤さん、神田先輩なんかのお話は新鮮さがあって良かったですね。特に、個人的には神田先輩の青春に一区切りをつける話が良かったなと。高校時代既に終わっていても、自然消滅だったから心に残ったものがまだあったんだなと、それをしっかり見せてくれた。

 

 

 ここまで、ひげを剃る。シリーズ本編をとりあえず一気に読みました。

 本作は、他人から借りて読んだモノなのでAnotherの3冊はまた後日借りることになってます。なので、シリーズまとめ感想をどうしますか……、とりあえず本編だけの感想を書いて、あとで追記するか。それとも全部読んでから書くか。

 

 

俺の妹が最高のオカズだった ~いちゃラブしても真顔の妹に射精したい~

俺の妹が最高のオカズだった ~いちゃラブしても真顔の妹に射精したい~ (フランス書院eブックス)

 今回の表紙、過去一レベルで可愛い。

 そう思うのはメイドスキーの本能なのでしょうか。いや、でもふとももとか乳袋とかえっちすぎるじゃんね。

 そして中身も過去最大にえっち。晴れて恋人になって好き好きを伝え合うようになった二人だからブレーキというものがどこにもないじゃないの。最初こそ改めてイチャラブしようにも上手く興奮できないどうしようなんて言ってたけど、一度スイッチが入ったら、ねぇ。

 そして何より相変わらずで、妹をオカズに、で育んできた兄妹愛のせいかやってるプレイがナチュラルに変態ちっくで特殊性癖の類。今回のタイトルからして「真顔の妹に射精したい」ですからね(笑)、それをしたい兄も、それをされたい妹も、どっちもどっちでどうしようもないシスコンとブラコンだ。つまり恋人になっても妹は最高のオカズだった、ということで。理性崩壊なデレデレ甘々をやった反動の我慢は果たしてできるのか。次回修学旅行。

 

現代転生した元魔王は穏やかな陰キャライフを送りたい!

現代転生した元魔王は穏やかな陰キャライフを送りたい! ~隣のクラスの美少女は俺を討伐した元勇者~ (ダッシュエックス文庫)

 これは良いラブコメでしたね~。

 コメディの具合が特に好きな感じ。前世から引き継いだ特殊能力で、どんな問題だって一瞬で解決できるくらい何だってできる魔王と勇者だからこそシリアスなんてどこにもなく。だというのに、それだけ何でもできるはずなのに「普通の学生生活」なんてものに苦労して、二人で一緒にがんばっている姿が微笑ましくて、素晴らしいラブの気配があって……、こういう楽しく読める作品ってやっぱり良いですよね!

 新作ラノベ感想記事は以下のリンクから↓

【新作ラノベ感想part132】現代転生した元魔王は穏やかな陰キャライフを送りたい! - ぎんちゅうのラノベ記録

 

女同士とかありえないでしょと言い張る女の子を、百日間で徹底的に落とす百合のお話 1〜3

女同士とかありえないでしょと言い張る女の子を、百日間で徹底的に落とす百合のお話 (GA文庫)女同士とかありえないでしょと言い張る女の子を、百日間で徹底的に落とす百合のお話3 (GA文庫)

 1巻感想

 これ想像以上にえっちだった!

 女同士なんてあり得ないって言っていた女の子が、百日間の勝負でとろとろになるまで体を開発されちゃって心まで落とされちゃうお話。一ヶ月くらいでもう敗北濃厚の空気になっていて、絢にめちゃめちゃにされるたびにもっとしてって懇願までしちゃってるのに、それでも頑なに認めない鞠佳。そんなの完全に誘ってるやつにしか見えないじゃん、って状況じゃ絢もどんどん火がついちゃって……、ああもうダメだこりゃ、最高かよ、素晴らしき百合。

 

 2巻感想

 2巻も良かった!

 恋人として付き合うようになった鞠佳と絢。相変わらずえっちするときはとろとろにされちゃう鞠佳と容赦のない絢だけど、そこにだって恋人同士だからこその言葉の情緒や鞠佳のおねだりがあって大変素晴らしいイチャイチャになってました。

 一方で、恋人になったからには鞠佳の好きなものを好きになりたい、もっと彼女の日常で同じ時間を過ごしたいという一心でこれまで避けてきた友達付き合いを努力する絢のいじらしさも良かったですよね。さらに言えばここで、努力は他人に見せないもの、というけれど。鞠佳には結局全部バレちゃってそれを受け入れてもらえるところに、二人の強い特別な絆を感じて良かった。それに今回の大きな山場、絢と冴、過去の事件の当事者だった二人を鞠佳だからこそ和解させられた(?)展開もとても好きでした。

 

 3巻感想

 ひょんなことから一週間の同棲生活が始まったはいいけど、絢に全然襲ってもらえず、ひとりで慰めちゃってそれでも我慢できなくなっておねだりしてしまう鞠佳があまりに可愛すぎてヤバかった3巻でした。

 マジでなんなんだ、この子、可愛すぎか!? 絢がしてくれないから自分で……、なんて、もう完全に絢に調教されちゃってるじゃんね。えっちな子に作り変えられちゃってるよ。それで自分でやっても全然満足できないからって、襲ってよっておねだりしてくるんでしょ? こんなの絢じゃなくても秒で理性崩壊するわ。マジでこの女、人を誘惑する魔性の魅力というか、誘い受けの天性の才能あるよね。

 さらに言えばこの流れに関して、元々絢は鞠佳を襲いたい衝動を必死に我慢していたのが分かる絢視点があるからこそ、この理性壊れてからのえろえろいちゃらぶ同棲一週間が際立つというもの。ハメ撮り、その動画を見ながらの羞恥プレイ、相反言葉責め、ととにかく頭真っ白になるまで虐められて溶かされちゃう幸せすぎる日々はなんとも素晴らしいものだったか。

 

 4巻以降も早く読みてぇ~!!

 ってなっているくらい、好きな作品だったのですけど、4巻以降まだ買ってないんですよね!!! 過去のわたしは一体何を思って3巻までしか買ってなかったのか!

 ……できるだけ早く4巻以降買います。

 

十三歳の誕生日、皇后になりました。 9

十三歳の誕生日、皇后になりました。9 (ビーズログ文庫)

 遂に莉杏の14歳の誕生日がやってくる!

 暁月と出会って、皇后になってからの1年の節目。大切な思い出になるように暁月は1つの計画の立てていて……、一方莉杏は休戦の仲介役としての責務を果たすため未だ叉羅国にいるのだった。

 と、そんな状況から始まった今回は、やっぱり最後のプレゼントが良かったですよね! 暁月がこのためにがんばって色々指示出しているのを思うとなんか可愛いし、莉杏のために一丸となってプレゼント準備する部下たちの縁が本当に温かい。これはもう幼くとも立派に真っ直ぐ努力してきた莉杏だからこその人徳。

 そして、そんな彼女の成長は前回から続く仲介役のお仕事で存分に見せられた。今回も和平条約のはずなのに問題ばかり起こる中で全ての国に対して友好的であるように立ち回って問題を収めるように努めていた姿は国の代表者のあるべき姿だし、13歳でこれを成し遂げられる莉杏が本当にすごい。自分の幼く、まだまだ未熟な立場を理解した上で、それを補って余りある努力をしているからこそだよ。

 そしてこのスピンオフ、14歳の誕生日という節目を迎えて大団円かと思えば、まだもう少しだけ続くようで。次回が最終巻、楽しみです。

 

 

私の初恋は恥ずかしすぎて誰にも言えない

私の初恋は恥ずかしすぎて誰にも言えない (電撃文庫)

 伏見先生の新作はTS妹モノ!?

 ということで、一体どんな話がと期待して読んだら双子の兄妹が揃ってTSするとかいうぶっとんだ話。女になっても変わらず堂々とし続ける兄と、局所的な一部だけが男になって抑えきれない衝動に振り回される妹という状況が実におもしろおかしな会話劇で展開される様は実にコメディ。というか、TS×妹モノ×ヒロインふたなり、はニッチなジャンル攻めすぎなんよ!

 しかし、それでも面白く読めるのは、作者の腕なんだよなぁとひしひし感じてしまう。これは今後も楽しみなシリーズが生まれましたよね。エロマンガ先生、俺妹とは違った味わいで今後どうなっていくか、気になります!

 

 新作ラノベ感想記事は以下のリンクから↓

【新作ラノベ感想part133】私の初恋は恥ずかしすぎて誰にも言えない - ぎんちゅうのラノベ記録

 

嘘つきリップは恋で崩れる

嘘つきリップは恋で崩れる (GA文庫) 

 実に綺麗な恋愛モノでした。

 おひとり様を拗らせた主人公と大学デビュー女子。実は高校の同級生で今はお隣さんという些細な接点から、それまで一切関わりがなかった二人の交流が始まっていき、やがては恋に変わって……、言ってしまえばただそれだけの、そんなお話。

 この作品はとにもかくにも丁寧で、展開1つ1つを踏んでって、読者の期待通りに綺麗な流れを見せてくれる作品。だからこその安心した満足感のある作品でしたね。

 

 新作ラノベ感想記事は以下のリンクから↓

【新作ラノベ感想part134】嘘つきリップは恋で崩れる - ぎんちゅうのラノベ記録

 

灼眼のシャナ 1〜6

灼眼のシャナ (電撃文庫)灼眼のシャナV (電撃文庫)

 1巻感想

 面白かったです!

 アニメすら見ていない完全初見だったので、まずそもそもに主人公が死んでいるというのにびっくりしました。しかし、そんな状況だからこそ自分がどうすべきなのかを考え続ける悠二の言動1つ1つがすごく良い。個人的に特に好きなのは、シャナを変えてしまった、という自覚を持って責任と後悔を感じるところ。

 シャナの方もまた悠二という初めてのイレギュラーに長く関わる中で、それまで人付き合いをしていなかったからこそ、自分の変化に気づけず戸惑ったりする感じが良いですし。1巻から既に二人の関係性にハマりそうです。

 

 2巻感想

 2巻もいいですね。

 相変わらず悠二の一挙手一投足に心を乱されるシャナは可愛いですし。悠二は悠二で、シャナのためにできることをしようと思っても、なかなか成長できずお荷物にしかならない自分を卑下してシャナに冷たくするとかいう馬鹿なことして。あとがきにある、痴話喧嘩するカップルという単語がまさにその通り。まぁ、まだどっちもどっちで明確な恋心ではないのだけど。一方でそんな悠二とシャナを見つつも諦めない吉田さんすごいですね。彼女はここからどうするつもりなのか。

 

 3巻感想

 なんて争いの絶えない街なんだ。今度は一気に三人、純粋悪のような愛染兄妹とその護衛で千変の名を持つ者がやってくる。シャナに負けてから堕落の限りを尽くしていたマージョリーも無理やりに戦いに巻き込まれて大丈夫なのか。

 一方で悠二に対する想いが燻る吉田と、未だ自覚のない状態のシャナ。アラストールお父さんと悠二母の保護者会話でどっちもどっちでシャナを想う気持ちが溢れてほっこりしたけど、吉田という恋敵がいる以上ゆっくり見守っている余裕なんてないようで……。シャナには未知数ばかりの他人との関係性に振り回されて、激情に身を任せてしまうのが戦闘ではディスアドバンテージにしかならないと思うけど大丈夫なのか。今回は前編で、次回がバトルですね。

 

 4巻感想

 前回が戦いまでの導入だったから、今回はもう最初から最後までバトル! 不調続きだったマージョリーが馬鹿な二人を想って奮い立つ復活劇も、悠二と共にあることを心の支えして戦ったシャナも、どっちも良かった! 特にマージョリーの戦いは、おしゃべりなマルコシアスがいるとなんか楽しく見えるんだよね。

 それから、今回の敵だった愛染兄妹、妹が持つただ兄を想うというだけの利他愛の極地は、純粋過ぎるが故に歪みまくってて、普通の愛情すらままならない今のシャナには大きな意味を与える相手となっていたのが上手いキャスティングでしたね。一歩も退かない吉田、悠二への想いを芽生えつつあるもののまだ言葉にはできないシャナ。今後の行方も楽しみです。そして悠二とシャナを巡る争いの火種はじわじわ燃え上がっているようで……。

 

 5巻感想

 今回は過去編。シャナがアラストールと契約するまで、天道宮でヴィルヘルミナにお世話され、骨の戦士に鍛えられ、アラストールに見守られ、たくさんの保護者の愛を受けてフレイムヘイズになる道を自分で決めた少女の物語だった。

 ヴィルヘルミナはまたそのうち登場するのだろうか? そうなったとき、今の悠二とシャナを見てどうするのかが気になります。あとそれにちなんでシャナのメロンパン好きのきっかけもなんだかほっこりする。

 一方で、アラストールがシャナを育て、自身の契約者にするまでの過去、前契約者とも色々あったようでそこも気になりますね。あとは、これまでヤバいヤバい言われてた天目一個は案外あっさり倒したなと。

 

 6巻感想

 無数の想いが交錯するお祭り編開幕。

 悠二に告白すると決意したものの踏み出せない吉田一美。彼女が出会ったのは調律師と呼ばれる特別なフレイムヘイズ。そうして彼女もまた、世界の真実、人知れず消えゆくトーチという存在を知ってしまう。それはすなわち、悠二の正体を知るという、彼女にとってあまりに重たすぎる真実へのカウントダウン。

 そしてシャナもまた初めての恋に一喜一憂し、手作りの料理に悪戦苦闘したり、自分がフレイムヘイズだからトーチの悠二と一緒にいられるなんてズルい感情に涙したり。正直、シャナに関して思うのが、普通の女の子として悠二に向ける想いの成長が著しいからこそ、基本的にフレイムヘイズとしてのシャナを見ている悠二に中々伝わらないっていうのがネックですよね。

 とりあえず悠二母の千草さんは本当にいいお母さんだった。アラストールヴィルヘルミナでは与えることのできない普通の女の子としての当たり前をシャナに目一杯の愛情で与えてくれる。こんな良いお母さんはいないよ。

 そして、お祭りは恋の戦いだけで終わるわけもなく……、影で動いていた敵が動き出したので次回がバトルですね。

 

おわりに

 新作も読みつつ、過去作中心に読んでいる二週間でしたね。

 ありおと、ひげを剃る、どちらもまだ全部読み切ってないから、早めに読み切りたいですがいつになったら読めるか。

 シャナは全巻買ってあるので、このまま読み進めていこうと思います。

 

 今回の感想まとめは以上です。