ぎんちゅうのラノベ記録

主に読んだライトノベルの感想を書いています。

【読書記録】4月22日~28日に読んだ作品のお話

 今週も読んだ作品の感想をまとめていきます。

 

 

 

 

1:4月22日~28日に読んだ作品

 今週読んだのは以下の9冊ですね。

・マジで付き合う15分前 小説版
・魔王の元側近は勇者に転生しても忠誠を捧ぐ
・シスターと触手
・王様のプロポーズ 6
・週に一度クラスメイトを買う話 4
・私と陛下の後宮生存戦略 1〜2
・やり直し令嬢は竜帝陛下を攻略中 1〜2

 

2:読んだ作品についてのお話

 ※以下画像はAmazonリンク

 

マジで付き合う15分前 小説版

マジで付き合う15分前: 小説版 (ガガガ文庫 ガく 2-10)

 大好きな漫画のノベライズ!

 ストーリーは原作漫画に沿って、主に3巻の内容でしたね。そして漫画の小さな描写まで丁寧に拾うようになっており、原作漫画も開きながら並べてじっくり読むと改めて良い作品だなと再確認。幼馴染のてぇてぇで満ちてました!

 また同じようなストーリーでも漫画と小説ではその見せ方が若干違う部分も面白く、漫画では少し足りない部分を細かく補完できるのも良かったと思います。

 これは是非とも原作と一緒に読んでもらいたい、素敵なノベライズでした!

 感想全文は以下の記事にもまとめてますので、気になったら見てみてください↓

【新作ラノベ感想part155】マジで付き合う15分前 小説版 - ぎんちゅうのラノベ記録

 

 

魔王の元側近は勇者に転生しても忠誠を捧ぐ

魔王の元側近は勇者に転生しても忠誠を捧ぐ (富士見ファンタジア文庫)

 定期的に接種したくなるこういうファンタジーラノベ。細かいことは気にせずにハーレム感を楽しめるのがとても良いですb。イラストも相まってヒロインみんな可愛いですし。

 また主人公が最強だけど、上手く設定で枷を作ることでヒロイン主体の戦闘パートができるのも、ヒロイン可愛いハーレムの作風に合ってて良かったでづね!

 感想全文は以下の記事にもまとめてますので、気になったら見てみてください↓

【新作ラノベ感想part156】魔王の元側近は勇者に転生しても忠誠を捧ぐ - ぎんちゅうのラノベ記録

 

シスターと触手

シスターと触手~邪眼の聖女と不適切な魔女~ (ガガガ文庫)

 タイトルからの想像に反して、真っ当にファンタジーとして面白い作品でした。

 魔女認定された人々の持つ復讐心や宗教的な正義に叛逆する物語。その中で教会の抱える闇や世界の謎、女神や主人公の持つ能力の秘密に迫るような奥深い世界観も感じられ、続きも気になる感じでした。

 感想全文は以下の記事にもまとめてますので、気になったら見てみてください↓

【新作ラノベ感想part157】シスターと触手~邪眼の聖女と不適切な魔女~ - ぎんちゅうのラノベ記録

 

 

王様のプロポーズ 6

王様のプロポーズ6 銀灰の妖精 (富士見ファンタジア文庫)

 なんだこのけしからんおっぱいは!

 思わずそう言いたくなっても仕方ない表紙じゃないですか!

 えろえろ衣装で、上も下もほとんど隠せてないし! おへそとか鎖骨とか見えるのとてもえっちだし! 恥じらう表情が加わったらもう完全アウトです! えっちです!

 

 というわけで表紙でとてもえっちな姿を見せているヒルデガルドさんの巻です。彼女と彼女の亡くなった妹を繋ぐお話で、アンヴィエットとサラのときのようにグッとくる姉妹愛がありました。

 そして普段はおどおどしてても推し語りでは饒舌になるヒルデガルドと彩禍様推しの無色くんの相性が思ったより良くて、電脳世界での彩禍攻略ゲームでのドタバタが楽しかったです。そんなゲームなので、瑠璃は言うまでもなく戦力外でふにゃふにゃしてたことで、ツッコミが黒衣しかいないのもね💦

 そして今回の事件にも関わっていたら喰良の今後の動向が不安なのはもちろんとして、今回初めて無色にも姉がいたことが判明してそんな姉からの電話が……、と次回も気になります。

 

週に一度クラスメイトを買う話 4

週に一度クラスメイトを買う話4 ~ふたりの時間、言い訳の五千円~ (富士見ファンタジア文庫)

「もう付き合っちゃえよ!!! 」

「くそっ、じれってーな。俺ちょっとやらしい雰囲気にして来ます!!」

「 マジでいい加減にしろこの仲でセッ(中略)もう終わりだろこの国」

 

 思わずそんな言葉の数々が飛び出しそうになる4巻でした。

 遂に近づいてくる受験シーズン。卒業を目の前にして、高校生の間だけと言っていた二人の関係性は果たして……、という話でしたが。どっちもどっちで完全にもう離れられないのに、イチャイチャちゅっちゅしまくってるのに、そこにある感情が定まらず。こんな状況どっちかが一言素直な気持ちを言えば解決できるのにと思ってしまうくらいの距離感を続けてるもんだから、本当にどうしようもなくお似合いの二人。

 そして迎えた卒業と続く大学生活。そこで二人が出す答えは……、最後の最後のギリギリまで答えの出せない二人だったけど、うん、ちゃんと良い落としどころで落ち着いて良かったです。

 

私と陛下の後宮生存戦略 1〜2

私と陛下の後宮生存戦略 ‐不幸な妃は巻き戻れない‐【電子特典付き】 (富士見L文庫)私と陛下の後宮生存戦略2 ‐不幸な妃が幸せになる方法‐ (富士見L文庫) 

 1巻感想

 これは完全にギャグですね!

 スーパーハイスペックおもしれー男が奇声をあげながらヒロインを守るために奮闘する話で、作中のあらゆる要素にギャグの指向性がついているとしか思えないような作品。ツッコミどころなんかは挙げればキリがないけど、超面白い!

 やはり序盤から設定を上手く活用してヒロインとヒーローそれぞれの事情をしっかり掘り下げて、そこを面白おかしくコメディにしようとしてしているからこそ、読者がツッコミどころに笑いながら楽しめるものだと思いました。

 1巻の感想は以下のブログ記事でもまとめているので、気になったら見てみてください↓

【新作ラノベ感想part158】私と陛下の後宮生存戦略 - ぎんちゅうのラノベ記録

 

 2巻感想

 うーん、このっ!

 やっぱり頭のネジがゆるゆるになっているような作品ですよこれ。

 

 今回は最愛に選ばれたソーニャの妃教育から結婚式までのお話。

 当然彼女の面倒を見るのはいつでも妃として他国に嫁げるとか言っていた皇帝。彼は今回ついに自らをママと自称して、さらにレッサーパンダよりもキュートな威嚇のポーズを見せたりして、ソーニャを過保護に守ってました。

 ……うーん、おかしいなぁ、ヒーローとヒロインが婚約関係にあっていまだかつてここまで恋愛の「れ」の字すら感じさせない作品があっただろうか?

 ソーニャ自身も困惑半分、こんな頭のおかしな人を育ててしまった責任感半分でてんやわんやしながら妃教育をやっていくものの。ナチュラルに定期的に死ねないと不安になってしまうような発言をしてやっぱりこの子ももうダメだったと再確認させてくれるから、うーんこのっ、と言いたくもなります。

 本当の本当に最後までギャグ100%みたいな作風で突っ切ってくれて非常に楽しく読めた作品でした。

 

 

やり直し令嬢は竜帝陛下を攻略中 1〜2

やり直し令嬢は竜帝陛下を攻略中【電子特典付き】 (角川ビーンズ文庫)やり直し令嬢は竜帝陛下を攻略中2【電子特典付き】 (角川ビーンズ文庫)

 1巻感想

 婚約者から裏切られたヒロインのジルが処刑されそうになった瞬間、10歳の頃に時間が巻戻ってしまったことから始まるお話。今度は同じ末路になるまいと、婚約者から逃げるために、偽りの婚約者を作ろうとしたのだけど、その相手は呪われた皇帝と呼ばれるハディスだった。勢いで始まった関係だけど、徐々にハディスのことを知っていき……、みたいなお話でした。

 本作を超簡単に言えば、見た目は子ども頭脳は大人なヒロインと、見た目はイケメン中身は恋愛小学生なヒーローのお話でしたね。ある意味でヒロインとヒーローの立場が逆転しているような感じではあるけれど、ヒロインが小さくなったとしても持ち前のパワフルさで乗り切っていく様は見てて気持ち良かったですよね。

 とはいえ、本来令嬢とはいえ普通に女の子したい年頃だろうに、あんなシスコン元婚約者に殺されかけて、時間を戻っても今度は竜に育てられた恋愛小学生を幸せにしなきゃいけないだなんて、ある意味で男運なさすぎるのでは? と苦笑してしまいますね。

 

 2巻感想

 やはりジルの真っ直ぐに問題を打ち倒していく様が爽快で良いですね。

 今回は序盤から完全に陛下が家で料理して旦那様の帰りを待つお嫁さんで、ジルが陛下と家庭守るために出稼ぎするお父さんみたいになってるので、もう笑うしかないです。それからジルの実直さは得てして今の幼い見た目とも相性良いなと思ったり。食事が美味しいからの一言で済んでしまう話も、彼女的にはかなり本心なんだろうけど、周囲からしたら一瞬固まってしまうギャップの妙が個人的に好き。

 1巻ではハディス側のアレコレがほとんど見えてなかったけど、今回の兄妹間の問題や家系の騒動の火種が見えたことで、ハディスの持つ不安定な精神の理由が分かったような気もします。クレイトス側の問題、ジルの時間遡行の問題なんかも少しづつ明かされる感じなので。1巻と2巻合わせてある程度下地が広がったようで、面白くなってきたと思いました。

 

おわりに

 今週はファンタジア文庫ガガガ文庫を中心に読んでいきました。

 次はMF文庫Jの新刊ですね。

 それから連休になるんので、どっしり腰を据えて読書をしたいところ。先日アンメモを読み終わった勢いで、同作者の月白とBabelを買ったのでそれを読みたいですね。