ぎんちゅうのラノベ記録

主に読んだライトノベルの感想を書いています。

【読書記録】3月10日~17日に読んだ作品のお話

 今週も読んだ作品の感想をまとめていきます。

 

 

 

1:3月10日~17日に読んだ作品

 今週読んだのは以下の11冊ですね。

・蒼剣の歪み絶ち
・ひきこまり吸血姫の悶々 4~13

 

2:読んだ作品についてのお話

 ※以下画像はAmazonリンク

 

蒼剣の歪み絶ち

蒼剣の歪み絶ち (電撃文庫)

 これは良かったですね!

 熱い異能バトルや、過酷な運命に立ち向かう少年少女といった真っ直ぐな面白さがある作品。こういうのを嫌いな人はいないと思うような感じでした。

 個人的には表紙の女の子アーカイブが異種族ヒロインとして非常に良い味わいを出していたのが大満足で、今後の彼女にもめちゃくちゃ期待して続巻を待ちたいと思います。

 感想全文は既にブログで記事を書いているので、気になったらリンク先を見てみてください↓

【新作ラノベ感想part149】蒼剣の歪み絶ち - ぎんちゅうのラノベ記録

 

ひきこまり吸血姫の悶々 4~13

ひきこまり吸血姫の悶々7 (GA文庫)ひきこまり吸血姫の悶々9 (GA文庫)

 4巻以降長らく積んでいたこまり読むのを再開。

 一気に最新刊まで追いつきましたよ。とりあえず感想は巻ごとに書いているので、それを並べていきますね。

 

 4巻感想

 今回はカルラのお話。天照楽土で次期当主を決定する天舞祭に挑むお話。カルラをライバル視するカリン、彼女を裏から操る朔月によって儀式はめちゃくちゃになってしまって。目を覆いたくなるような所業に胸が痛くなって、でもカルラの夢を侮辱したことは絶対に許さないと立ち向かうコマリと、そんな彼女の強い意志に触れて覚醒するカルラ、二人の大活躍がもう最高すぎましたね。お互い自分は戦いに向いていないのだと思ってる者同士だからこそ、こうして一緒に成長する展開にグッとくるのかもしれない。そして、吸血シーンはなんだかとてもえっちだった。

 

 5巻感想

 今回は神聖教、逆さ月との戦い。過去最大級に追い込まれてしまう帝国を前にしても。コマリとヴィルの絆の再確認、そしてネリアやカルラのようなこれまでコマリが築いてきた和が生み出す大逆転劇がめちゃめちゃ熱い! なんだかんだでコマリの隣にはヴィルがいなきゃなんだよね。主従揃って愛情確認し合った二人は、ヴィルのセクハラが加速しそうでワクワクしちゃうよ。

 更に今回のヴィルの大切さを再確認する過程で、ちゃっかりサクナメイドなんていう大サービスをしてるのが素晴らしい。それにかつてはコマリを傷つけたミリセントが最高の発破をかけてくれて、まだぎこちない彼女との関係がどう変わるかも気になるところ。

 

 6巻感想

 激闘終えて束の間の休息。

 コマリ隊に入ってきた新人エステル。コマリ隊に貴重な真面目な優等生枠で戦闘能力もピカイチ。コマリ隊の野蛮人共も結局武力で従わせられるとは、めっちゃ良い後輩が入ってきたものですよ。

 そんな彼女入隊の裏では、ヴィルやネリアたちによるコマリ誕生日会が計画されて、場所はエステルの実家の温泉旅館。そこでドッキリを仕掛けようというのだが、エステルの妹にまつわる本物の事件もあって……、という感じの筋書き。これが見事にコマリの日常を彩りながら、次回以降話をふくらませるだろう常世に関する導入として機能してて上手だったなと。

 それはそうと、毎晩毎晩部屋でコマリとのアレコレを妄想しては興奮してるらしいサクナさん……。隣室にやってきたエステルにやべーやつと思われてるの草生える。実際、ストレートにセクハラしてくるヴィルと、それに便乗するようにしてさりげなくコマリと接触しようとするサクナ、どっちがたち悪いかと言われると……。まぁ、でもサクナは素直に可愛いから全部許されると思う。

 

 7巻感想

 夭仙郷編。天子の娘リンズから助けを請われて向かうコマリ一行。魅了の効果もあってか、コマリがリンズと結婚するための花嫁争奪騒動になり、ヴィル&サクナの暴走が止まらない。この二人終始目のハイライト失ってるレベルでマジ笑う。そこにいい塩梅でツッコミを入れてくれるエステル後輩がいい味出してたよ。

 そしてリンズも最初こそコマリを操って申し訳ないと思ってても、コマリの真っ直ぐすぎる言葉の数々にどんどん心絆されちゃってるから、コマリ×リンズが嘘から出た真、完全に外堀から埋めちゃってるような形になってるから面白い。今後のコマリハーレムの拡大と正妻戦争の様子も目が離せませんね。

 それから、リンズに関しては。これまでの女の子たちほど、強い意志も勇気も持てないというリンズだけど。それでも十分に強い女の子だったよ。義務感でも最初に動き出したのは彼女で、それが結果として国を守ったのだから。とはいえ、その過程は過酷も過酷でしたが。リンズの背負う夭仙郷の運命はあまりに重すぎるものだし。今回もキーワードになってきた意志力によって、ネリアも一時的とは言え敵に囚われ洗脳されてしまうような展開は相当に胸をえぐってくる。やはり国の巡る騒動はどうしてもシリアスになるのだろうな、と。

 今回は恋愛騒動のコメディに始まりながら、リンズの運命、3巻でのネリア編から引いている問題、意志力を巡る戦いと、見所たくさんで二転三転してどんどん話が広がっていくのがすごく面白かった。これだけの要素を入れながら毎回ビシッと話を一本決めてくれるのはすごいですよね。

 

 8巻感想

 夭仙郷の魔核の崩壊によって常世に飛ばされたコマリたち。魔法がない、国家群も違う、けれどどこか似ている。そんな不思議世界の話は、ヴィルの出自、星砦という強敵、更に動き出すスピカたちと徐々に話が加速していき次巻から盛り上がってきそうですね。

 今回はとにかくヴィルが可愛かったですね。誕生日会でみんなに祝われて照れるサービスシーンに始まって。常世で自らの幼馴染であるという少女コレットからの好意にたじたじになったり。それでコマリの嫉妬はともかく、やはりヴィルのセクハラ行為や過剰な愛が足りないと調子狂うなと思ったり。

 それからやはりエステルみたいな真面目で素直な子は、コマリたち個性の塊みたいな集団にいると良い清涼剤のツッコミ役になるから好きですわ。あとは、個人的にネリアがすごく好きなんですよね。本人も口にするコマリとの姉妹みたいな距離感で頼れるお姉ちゃん感が良いのですよ。今回は珍しい照れ顔も見れて可愛かったですし。今回完全に置いてけぼりにされたサクナさんは……、次回もなんかこう、ダメそう。どうにも不憫な子の雰囲気が消せない。


 9巻感想

 瀕死の危機をスピカに救われ、逆さ月と共に行動することになったコマリとリンズ。打倒星砦を掲げての激闘。フーヤオをフォーカスされた展開の数々に胸を締め付けられる。これはもうコマリとスピカが流した涙が全てだよ。7巻もそうだったけど、確かに星砦の手口は悪辣が過ぎる。

 そして、これは前回からそうだけど、常世には今までの世界の魔核のような回復手段がないだけに、どうしても戦いに普段以上の緊迫感が伴ってしまう。コマリも通常時は弱いままだから簡単に死にかけるし。

 ともあれ、まだまだ終わらない常世編。ようやくサクナたちと合流して。ヴィルたちも行動再開して。プロヘリヤはなんか王様になってて。役者が揃い始めて来た感じなので、ここからどんどんギアが上がっていきそう。楽しみ。

 それはそうと、今回は基本的にコマリハーレムのヒロインがリンズしかいなかったからだけど。リンズ可愛かったな。お嫁さん。可愛い。どう見てもコマリのこと好きじゃんっていう。あとはスピカが、絶妙にわたしの性癖に刺さる子だから見てるとめちゃめちゃニマニマしてしまう。ひきこまりヒロインの中でいちばん可愛い説がここに来て浮上してきた。

 

 10巻感想

 長かった常世編もようやく一段落。かつての愚者が蘇り、撤退した星砦の置き土産もあり、スピカの過去と情熱がようやく明かされていき……、本当の意味でコマリとスピカの共闘が胸アツの展開でしたね。

 そしてやはりこうしてスピカが掘り下げられると、個人的な性癖にビシビシ刺さってくるのが最高ですよ。やはり自分の願望を叶えるために常に貼り付けている笑顔のヒロインほど可愛いものはないのよ。そしてコマリみたいなアホほど善良な誰かによってその本心が引き出されたときが、ねぇ。

 それはそうと、サクナさんが段々清純風武闘派ヒロインになっているように見えるのですが……? 今回はマジでやってることがゴリラだったぞ。あとは出番が少なかったけれどネリアとリンズはやっぱり好きだと思った。

 

 11巻感想

 リンズが可愛すぎて脳が溶けましたありがとうございますありがとうございます。誰の目から見ても明らかにコマリのこと好きなリンズが、ちゃんと彼女視点でその好きな気持ちが語られる短編とかマジで神かな? 

 と、そんな感じで今回は日常短編集です。ラペリコでがんばるリオーナの話や、常世で逆さ月たちとがんばるクレメソス、コマリ中毒が悪化して最近は脳筋ヒロイン化が始まっていそうなサクナのお話などなど、合計4つのお話でどれもこれもヒロインたちの可愛さが溢れてて良かったですね。

 全体的に本編ではなかなか触れられない細々した部分をこういう機会に拾っている感じがとても好き。クレメソスの社会科見学のときのカルラやネリアの働き方の部分とか、まさに。大統領府をメイドで囲わせてるネリア、やっぱり良いよね。好きなんですよ、ネリアのこの感じが。

 あとはサクナ編でチラッと見えてきた天文台の愚者たち。次回からはまた彼らと戦わなきゃいけなくなるみたいで、どうなるのか。

 

 12巻感想

 天文台の愚者たちとの戦い開幕! ……開幕? くらいの勢い。復活した残り五人がへっぽこの集まりで、激闘というよりは七紅天や第七部隊の野蛮人どもの暴走でどんどん追い込まれていくギャグ寄りなテイストになってましたね。なので、正直どんどん迷走していく展開とか、コマリサクナ以外の七紅天たちの活躍とかが見てて楽しかったです(笑)。復活したばかりなのが原因なのか、専用武器がないのが問題なのか、今後はちゃんと激闘になるのを期待しておきます。

 一方で、今回は常にミリセントの暗躍にフォーカスされていて。コマリとは根本的に相反する彼女の抱く野望が今後どう波乱を呼ぶかも気になるところ。

 あとは、今回はお兄様お兄様言ってぷんすかしてるカルラが可愛かったですね。ロロッコもコマ姉コマ姉言ってお姉ちゃん大好きだったし。この作品の妹はもれなくブラコンかシスコンになるのだろうか? やはり可愛い妹は正義という話ですかね。

 それはそうとして、やはりリンズがかわええ。マジで天使だろ。可愛すぎて可愛いよ。

 

 13巻感想

 白極連邦、前編。書記長を捉えて革命を始めたと言い出すズタズタスキー。そして彼女の宣言から始まる白極vs5カ国連合のエンタメ戦争。生き急ぐズタズタの望みと真意は……。エンタメ戦争にひとまずの結局が着いても、ズタズタと白極に関する問題はまだまだこれからと言った感じですね。

 そして白極編だけあって、今回のMVPは蒼玉のサクナが持っていく。11巻でも言われたように自分だけの戦う力を持った彼女の奮闘は素晴らしかった……、けどやっぱり戦い方が脳筋寄りだよね? 七紅天の中でも特別ヤバい奴という風評がもう止まらないかもしれん。

 それはそうと、リンズメイドさんが可愛すぎたんだけどなんだあれ? しかもズタズタ様にご奉仕しなくちゃいけないという状況で脳破壊属性まで兼ね備えた上で、ちゃんと本当のご主人様たるコマリとイチャイチャもさせてくれるから、完全に読者の脳ミソをバカにしようとしてるとしか思えない。とりあえずリンズメイドさんと一緒に寝てモーニングコールしてもらうコマリというシチュは素晴らしすぎて素晴らしいので素晴らしかった。

 あとはコマリメイドをズタズタ様に寝盗られてたネリアも正直可愛すぎたよね。その後自分までメイド堕ちさせられて恥ずかしがってるのとかマジで堪んねぇ。

 

おわりに

 というわけで、ひきこまり漬けの一週間でした。

 可愛い女の子がみんなでがんばるお話はやっぱり癒やしですよ。

 そして感想を見て分かる通りでリンズが可愛すぎて後半は脳が溶けてますね。スピカも個人的な性癖にぶっささるしさ。何百年も生きてる系のちっちゃい女の子はやっぱり最強だぞ。今回のひきこまりの画像が7巻と9巻なのは、リンズとスピカがいるからという理由ですし。

 

 とりあえずひきこまり読み終わったので、次は電撃文庫の新刊残りとGA文庫ガガガ文庫を読んでいこうと思います。新刊溜まっててどれから読むか迷っちゃいますね。