ぎんちゅうのラノベ記録

主に読んだライトノベルの感想を書いています。

【読書記録】10月28日~11月10日に読んだ作品のお話

 今回は2週間で読んだ作品の感想をまとめていきましょう。

 

 

 

1:10月28日~11月10日に読んだ作品

 2週間で読んだのは以下の8冊。

・壊れそうな君と、あの約束をもう一度
・男子禁制ゲーム世界で俺がやるべき唯一のこと 6
・継母の連れ子が元カノだった 12
・才女のお世話 9
・Tier1姉妹
・聖剣学院の魔剣使い 16
後宮見鬼の嫁入り
・よって、初恋は証明された。

 

 

2:読んだ作品についてのお話

 ※以下画像はAmazonリンク

 

壊れそうな君と、あの約束をもう一度

壊れそうな君と、あの約束をもう一度【電子特典付き】 (MF文庫J)

 読んでて感じる違和感がすごくて。

 ……この主人公、幼馴染のことを考えているようで、その実、ずーっと幼馴染のことについて悩んでいる自分のことしか考えてなくないですか? 自分が、自分は、自分を、っていう。そりゃ幼馴染の気持ちにも気づけないし、幼馴染を助けることもできないだろと。 

 一度そう思ってしまうとどうにもこの主人公を好きになることができない。そんな主人公のうだうだしてる状況と、作品全体が常にどんよりしてる空気感が相まってわたしには読むのがしんどかったです。

 この不満に関しては以下のブログ記事でもまとめています。↓

【新作ラノベ感想part212】壊れそうな君と、あの約束をもう一度 - ぎんちゅうのラノベ記録

 

 

男子禁制ゲーム世界で俺がやるべき唯一のこと 6

男子禁制ゲーム世界で俺がやるべき唯一のこと6 百合の間に挟まる男として転生してしまいました【電子特典付き】 (MF文庫J)

 大激闘の三寮戦編でしたね。

 似非と蔑まれながらも泥臭く必死に星に手を伸ばす少女の戦いにようやく一つ幕が降りた。ここまで手を尽くして、策を巡らせ、命を張って、1000回試行したら999回は失敗するだろう極限状態の中で、たった一度の勝利をもぎ取ることができたのは紛れもない彼女自身の力だった。本当に素晴らしかった。これこそ真にドラマでありエンターテイメントなんだよと読者に教えてくれるもの。

 そしてそんな彼女を支え続けて身を粉にして、百合頭が遂に物理的に精神的にもぐちゃぐちゃになっていくヒーロー君。アルスハリヤ先生の策略は今回もバチクソに光ってて圧巻と感服という言葉しか出てこないのマジヤバい。スノウさんとクリスのヒロイン力が極まってるのもすこすこですし、月織さんの逆ピ舌出しくっそ可愛かったのと戦闘面でもヒロインとしても”良い女”過ぎるのマジで堪んないですわ。

 それはそうとして、今回の三寮戦にあたってのバトルドレスを口絵で見て555,913,333ってのが頭によぎったのはわたしだけでしょうか? あの衣装のラインが特にフォトンブラッドにしか見えなかったです。

 

継母の連れ子が元カノだった 12

継母の連れ子が元カノだった12 男なんて一人しかいない (角川スニーカー文庫)

 表紙と帯からもう最終巻の風格を漂わせていた今回は間違いなく過去一の神巻でした。一度は読み続けるのを断念したこともあったけど、川波小暮と南暁月、この二人を見るためだけに読み続けているシリーズがようやくここまで来たかと思えば感慨深くて涙が勝手に出てくるレベル。もうこれで終わってもいい……、というにはまだ早いというか、二人のイチャイチャと結婚であと1冊分は読みたいので、ここからはアフターストーリー感覚で続きも読もうと思います。

 それはそうとして。今回の話なんだけど。川波のアレルギー云々……、過去のトラウマも今治してくれたのもっていう告白は間違いないんだろうけど。それはそれとして暁月相手のときには何も不調がなくなっていた時点でそういうことだろ、とはずっと思ってしまったよね。

 あと好きを抑えようとする暁月さんも、やっぱり好きが抑えられない暁月さんもどっちも可愛すぎてやばやばでしたし、全裸暁月さんがあまりにえっちすぎてえっちだったのでこんなの青少年の健全な育成に良くないなって思いましたし、やっぱりこの作品の9割は川波暁月カップルで出来てると再確認できたので大満足でしたね。

 

 

才女のお世話 9

【電子版限定特典付き】才女のお世話9 高嶺の花だらけな名門校で、学院一のお嬢様(生活能力皆無)を陰ながらお世話することになりました (HJ文庫)

 選挙戦開幕。今回もしっかり面白かったですね。

 天王寺さんと成香、二人をサポートしながら自らも副会長候補として務める伊月。対抗馬は学園の庶民化を目指すという二人組。旭さんとその弟凛太郎との確執、更に彼が支える会長候補東城の意志、これまでとは違いただ自分と仲間をブラッシュアップするだけでは分からなかった敵がいる状況で立ち回ることを求められる展開に悪戦苦闘といった様子。

 ラブコメでありながら、どこか頭脳バトルような雰囲気を醸し出していることがあとがきでも言及されていましたが、本作は将来的な企業運営などの目的があって、そのステップとして学園の様々なイベントが配置されているという構図でこれまでもやってきたことなのでこういうのも確かにアリと言えるのがやはり強いですね。

 目的ありきの展開や努力は読んでて楽しいし、もう次で10巻の2桁台に突入する長期シリーズとしては話の飽きが来る心配がないというのが心強いです。選挙戦折り返しでまだまだ気が抜けない次回も楽しみですね。

 

Tier1姉妹

Tier1姉妹 有名四姉妹は僕なしでは生きられない (角川スニーカー文庫)

 うーん、面白いとも面白くないとも言えない美少女ゲームの共通ルートみたいな1巻でしたね。更に言えば、4ヒロインと主人公の全員が幼い頃に児童施設で出会っていて、しかし過去の記憶をほとんどみんな覚えていない……、みたいな要素を持ち出してくると、ただでさえラブコメでヒロインレースは誰が勝つのかが主題になる中で、より一層の完結前提の結末あって初めて評価ができるような作品になっているので評価不能

 とはいえ、既に長編シリーズがある作者なのでちゃんと続いてくれそうな点はこういう作品に合っていて良いのかもしれないです。

 一応感想は以下のブログ記事でもまとめています。気になったら見てみてください↓

【新作ラノベ感想part213】Tier1姉妹 有名四姉妹は僕なしでは生きられない - ぎんちゅうのラノベ記録

 

 

聖剣学院の魔剣使い 16

聖剣学院の魔剣使い16 (MF文庫J)

 遂に最終巻でした!

 まずは完結おめでとうございます。お疲れ様でした。

 ヴォイドとの戦いの最終章。リーセリアの父が関わっていた人類を救済する計画と異界の魔王の存在、更に目覚めてしまった虚無の女神。その全てに決着をつける最後の戦いは、レオニスも正体を明かして全力全開、リーセリアもこれまで以上に力を増大させてレオニスに並び立てるようになるくらいの無双っぷり、そして何だかんだで良いところで活躍してくるヴェイラさん、久々のご登場ダーインスレイヴなどなど、見所満載でとても楽しかったです。

 一方、最後の締め方に関しては内容そのものに文句はないですが。これもレオニスとセリアの戦いとか日々を描くことで色々話は作れそうに感じたのでやや惜しいように感じてしまいましたかね。なにせ他のメンバー全員が実質的に置いてけぼりくらっちゃってますし。ただ、ヴォイドとの戦いを中心にした大きな話はちゃんと決着がつきましたし、既に次回作の構想もあるということですのでこれで良い締めだったのだと思います。次のお話も楽しみにしています。

 

後宮見鬼の嫁入り

後宮見鬼の嫁入り (TO文庫)

 これは糖分摂取効率がとても良い作品でした。

 夫婦の日常に強く根付いているのは、親愛と信頼から生まれる寄りかかって甘える幼い少女とそれを支え寄り添う神サマの関係性。この癒やしパワーが凄まじい。すなわち本作は異種イチャ甘系作品と言っても過言ではありません。そういう意味で、個人的に久々に良質な異種族異種間を摂取できて満足感のある作品でした。内容としても1冊でキリよくまとまっており読後感も抜群。

 一方、異種族異種間を浴びると途端にわたしの面倒くさいこだわりが出る部分もあって……、という話は以下のブログにて↓

【新作ラノベ感想part214】後宮見鬼の嫁入り - ぎんちゅうのラノベ記録

 

よって、初恋は証明された。

よって、初恋は証明された。 -デルタとガンマの理学部ノート1- (電撃文庫)

 豚レバ作者さんの新作、大満足の1巻でした!

 日常に根付く小さな謎や不思議を科学的なアプローチで解いていく学園青春ミステリ。わたしたちの世界が積み重ねてきた科学の歴史に馳せる想いを感じながら、今を生きる少年少女たちが小さな発見、学ぶ喜び、新しい世界が広がる高揚感を味わうことができるような面白さに満ちていた! 青春小説にミステリと科学が見事調和して、作者先生のワードセンスと物語の構築力も光る作品! 更に主人公もヒロインもキャラがみんな大好きになれる魅力で溢れてるから、もう最高としか言えない!

 感想全文は以下のブログ記事でもまとめています。気になったら見てみてください↓

【新作ラノベ感想part215】よって、初恋は証明された。 -デルタとガンマの理学部ノート1- - ぎんちゅうのラノベ記録

 

 

おわりに

 今回は読んだ作品の感想をまとめていきました。

 次回はまた2週間後になるかと思いますが、ぼちぼちラノベ読んでいこうと思います。