ぎんちゅうのラノベ記録

主に読んだライトノベルの感想を書いています。

【雑談ex4】このライトノベルがすごい2024について

 ついに発売されました!

 このライトノベルがすごい2024

このライトノベルがすごい! 2024

※画像はAmazonリンク

 

 わたし、ぎんちゅうも「銀中」と言う名前で協力者をさせていただいています。

 投票した作品について、アレコレ語る記事も書いているので、もし気になった方は見てみてください。

 

 

 では、今回改めて何を書いていくのかといえば。

 このラノ2024を読んで思ったこと! ですね!

 

 ただ、正直なところ。

 ランキングに関しては読んでいない作品も数多くありますし、特に大判作品はわたし全く買っていないので何も言えませんし。

 今年のこのラノは構成自体は去年から大きな変化ないように見えたので、言いたいことは去年の繰り返しになっちゃいますし。

 そうなったら、この記事は一体誰が見るんだと思わなくもないんですけど……。

 

 まぁ、気にしません。

 やると言えばやるのです。

 カテゴリーでも「自分語り」が入っていますし、こういうのは自己満でいいのですよ。

 

 

1:総合TOP10について

 文庫ノベルス総合のランキングは75、76ページにあります。

 主にそのページを見ながらの話となります。

 

1位:お隣の天使様にいつの間にか駄目人間にされていた件

 これはもう、納得の1位ではないでしょうか。

 昨年よう実とチラムネの二作品が殿堂入りして、順当に繰り上がり1位になったように思います。ただキャラクター部門男性女性、イラストレーター部門でも揃って1位になっていて4冠達成というのは驚きました。

 ラブコメとしての揺るがない人気を感じた結果でした。

 ポイント比を見てみても、ウェブポイントオンリーでこの結果ですからね。すごいですよ。協力者ポイントも0とはいえ、協力者の方々は新作メインの投票の方も多いと思いますし、投票されていないだけでめちゃめちゃ好きという方はいっぱいいるのは間違いないでしょうしね。

 わたしはまだ4巻までしか読んでいませんが、続きも読まねばと思いました。

 

2位:死亡遊戯で飯を食う。

 わたしも1位に投票させていただいた作品がまさかの総合2位!

 人気はあるだろうなとは思っていましたし、上位に食い込むことはできると信じていましたが、これは予想外。ここまで人気があったとは。新作部門1位ですよ。

 個人的な推しポイントは、既に投票作品紹介記事で紹介していますが、やはり内容のインパクトやシリーズモノとしての安定感や、ゲームモノならではの毎回新しいゲームが生み出す新鮮な面白さというのが読者の支持を固めたのでしょうか?

 

3位:時々ボソッとロシア語でデレる隣のアーリャさん

 これまた天使様と並んで、大人気のラブコメシリーズ。

 納得の順位ですね。

 今年総合1位になるなら、この2つのどちらだと思っていましたが、やはりアニメ化などもあった影響で天使様が一歩抜きん出た形でしょうか。

 

4位:バスタブで暮らす

 昨年人気爆発した「わたしはあなたの涙になりたい」の作者が送り出した新作。

 やはり既に固定ファンとなっている方もいるでしょうが、単巻新作で2年連続ここまでの結果を出すと純粋な作者の実力なんだと思わされますね。

 正直なところ、わたしはこの作品が新作1位になる可能性は十分あるなと思っていました。なのでこの順位には納得だったと同時に、死亡遊戯がそれを上回ったことが驚きだったわけです。

 

5位:透明な夜に駆ける君と、目に見えない恋をした。

 新作ラノベ感想記事にて述べていますが、個人的な感想としては、この作品には大きな不満がありました。

 が、しかし絶賛されるのも分からなくはないのです。やはり内容やテーマが強いですし、それを扱ってしっかりまとめている単巻作品としての完成度は非常に良かったので。

 こういう作品を見るとやはり作品の人気というのは「100人読んで〇〇人が絶賛する作品」という肩書きよりは「その作品を何人の人が手に取るか」が重要なのかなと思いますね。当たり前の話ですが。

 

6位:ステラ・ステップ

 これまた意外な作品がきたな、というのが第一印象。

 たしかに面白い。ガツンとした衝撃もある。わたしもこの作品の持つ残酷な現実とそれを少女たちに背負わせる世界に心をえぐられました。

 が、この手のコアなファンが付く作品がこのラノの上位に来るイメージはなかったのですよ。だけど、それを協力者票という文字通りにコアなファンたちの声援が覆しちゃいましたね。まさにダークホースなランクイン。

 

7位:僕らは『読み』を間違える

 ステステ同様に、協力者票によって押し上げられた作品ですね。

 この作品もまた熱烈なファンがいるのはTwitterを見ていて察してはいましたが、本作は2月に2巻が発売されて以降の新刊がなかったことで、やや風当たりが厳しいかと思っていました。

 ただ、そんな逆風を跳ね返す協力者たちの応援、すごいですね。

 個人的にも、この作品は作者の持つ文学作品への熱意とそれを上手に話へ落とし込む手腕は素晴らしいと思ってますし、まだまだ続巻の読みたい作品ではあるのでこの結果を見て3巻決定となってくれないかと思うのですが……、難しいですかね?

 

8位:恋人以上のことを、彼女じゃない君と。

 3連続で協力者票によるランクイン。

 こちらは元恋人だった2人が社会人になってから再会して始まるラブコメ作品で、社会人の方から人気があるように思っていました。そうなると票はやや偏りがちになって、そこまで順位としては伸びないのではという印象がありましたが、やっぱりそこも協力者のファンたちが塗り替えてくれましたね。

 現在3巻まで刊行中で、もうすぐ大きな山場を迎えそうな気配があります。わたし自身とても楽しみにしていますし、この機会に気になった方には読んでみることをオススメしたいですね。

 

9位:週に一度クラスメイトを買う話

 これ、ものすごく意外だったんですよね。

 票の内訳を見ても、協力者票だけというわけではなく、むしろウェブ票と半々くらいの感じで。ここまで人気があったのかと。

 というより、昨今の百合ブームがすごいのか?

 ともあれ、自分も好きな作品が上位に来てれば素直に嬉しいですね!

 金銭による時間の売買という形で始まった2人の少女の時間。どちらも普段から少しずつの息苦しさを感じていたからこその、ある意味で2人だけの何にも縛られない自由な時間というのが心地良く感じて……、と徐々に移ろいゆく関係性と心情描写に惹かれる作品なので、今後巻数を重ねていけばいくほどに面白くなること間違いなしできたる12月の3巻も楽しみですね。

 

10位:探偵はもう、死んでいる。

 まだまだ終わらないラブコメブームの中では、お隣の天使様やロシデレにはギリギリ届かないかという予想でしたが、思ってたよりも伸びてなかったですね。

 ウェブ票を見ても、天使様やロシデレの半分ほどしかないのが意外でした。

 

2:総合ランキングを見た所感

 文庫ノベルス総合のランキングは75、76ページにあります。

 主にそのページを見ながらの話となります。

 

 最初にも言いましたが、読んでいない作品も数多くありますし、ノベルスの大判作品はわたし全く買っていないので何も言えませんが、読んだことのある作品について目に付いたものをいくつかお話ししようと思います。

 

 まずは既にここまでのトップ10でも思ったことですが、今年は新作の勢いがすごいですね。協力者票による押し上げはもちろんあると思いますが、それにしたってですよ。

 そんな中でも個人的にすごいと思ったのが、各レーベルが新人賞から上位作品を送り出していることです。

 MF文庫J優秀賞の「死亡遊戯で飯を食う。」、GA文庫大賞の「透明な夜に駆ける君と、目に見えない恋をした。」、スニーカー文庫銀賞の「僕らは『読み』を間違える」、それからその後に続く総合14位で新作8位でGA文庫銀賞の「不死探偵・冷堂紅葉」、総合15位で新作9位にはファンタジア文庫大賞の「VTuberのエンディング、買い取ります」などなど。

 79、78ページの新作ランキングを見れば、新作11位、新作13位、新作17位、新作24位にはガガガ文庫から4作品「かくて謀反の冬は去り」「さようなら、私たちに優しくなかった、すべての人々」「獄門撫子此処二在リ」「いつか憧れたキャラクターは現在使われておりません。」がありますからね。(それにしても妙だな。ガガガ文庫の新人賞にはわたしが3位で投票した「ドスケベ催眠術師の子」という傑作もあったはずなんだが……、どこにも書かれていないぞ。どういうことだ?)

 

 そうなってくると、少し意外だったのが電撃文庫大賞だった「レプリカだって恋をする」なんかが総合で60位という位置にとどまったことですね。

 個人的には感想でアレコレ不満を述べていましたが、読んでいる人の母数自体は多かったように思うのでもっと上位に来るものだと思っていたんですよね。

 なので、ここはすごく意外でした。

 

 ともあれ、こうして新人賞の勢いがこのラノという結果で示させると、今後も楽しみにしたいものになってきますよね。

 わたしは一個人の読み手でしかないので、書き手側の気持ちは想像することしかできませんが、やはりモチベーション向上になったりするのでしょうか? そうだったら良いですよね。

 

3:このラノ全体を見て思ったこと

 ここからは基本的に去年も言ったことの繰り返しになりますが、改めて。

 

 やっぱり個人的には気になるのは「索引がない」でした。

 ラノベの刊行数がどんどん増えてきていて、1冊の本にまとめるには限界がある。それでもできるだけ多くの作品を取り上げようとすると、取り上げている作品1つ1つの索引を置くのはページ数的に厳しいのだろうことは分かります。

 ただ、紹介した作品一覧みたいなのはあったほうが情報誌としていいと思うんですよね。

 

 そして、こういう本であれば最初のページはドドンと1位になった作品を見せたいのも分かりますから、冒頭に目次のようなものを置くのも見栄えが悪そうだなとは思います。だから最初の特集が終わった場所33ページに目次があるようですけど……、これなら最後のページとかにある方が目につきやすい気もするのですが。

 

 正直、全部を目を通さないと、どんな内容があるのか分からないのって読み手からしたら大変ですよ。パッと読んだときに、何がどこに書かれてるかすぐに探せるようにしてほしいんですよね。

 

 

 それからランキングに関しては。

 今年は協力者票による押し上げが数多く見られましたが、果たしてこれが良いのかどうかということ。

 協力者として参加している一個人としては、やはり何年も続いている人気シリーズよりは、この1年で発売された新作にフォーカスされてほしいと思いますし、それを見て新作を読んでみようと思う人が増えたら嬉しいと思います。

 しかしながら、まずそもそもにこのラノを手に取ってもらうのを考えると、人気作品の顔、看板としての効果は大きいと思いますし。「あ、このシリーズ面白いんだよな」という気持ちから手に取ってもらって、その上で「へぇ、色々な作品あるんだな」と思ってもらわなければ意味がないですからね。

 なので新作がランキング上位に来ることは喜ばしいことですが、「なんか知らない作品ばかりだな」と興味を持ってもらえない場合もあるのではないかと思ったりもするんですよね。

 あまりに協力者票のみを優遇するようなランキングを作ってしまったら、それはもう狭い内輪ノリだけのランキングで商業的な意味がなくなっちゃいますし、読んだ人だってなんだこれ面白くないなって思っちゃうんですよ。

 

 とはいえ、一読者がこんなこと言ってどうなるんだって話ですが。

 それにこんな記事も一体誰が見ているのやら、ですし。

 結局こうして個人的なお気持ち表明だけして終わりですよね。そして今後も面白い新作があったらそれをがんばって発信しようとするだけですし。

 

 

 そんな具合で気にかかる部分もありますが、わたしとしては今年も楽しく読ませていただきました。

 来年も今から楽しみですし、また協力者参加することになったらそのときはまたよろしくお願いしますですね。

 

おわりに

 今回はこのライトノベルがすごい2024を読んで思ったことを簡単にまとめてみました。

 

 マジでこの記事を読む人に得るものが何一つ無い内容になっている気がしますが……、気にしたら負けですよね。

 

 最後にこの記事内で名前をあげた作品から、新作ラノベ感想を書いているものはリンクを貼っておきますので、気になった作品があったら覗いてみてください。

 

新作1位、総合2位: 【新作ラノベ感想part12】死亡遊戯で飯を食う。 - ぎんちゅうのラノベ記録

新作2位、総合4位: 【新作ラノベ感想part98】バスタブで暮らす - ぎんちゅうのラノベ記録

新作3位、総合5位: 【新作ラノベ感想part93】透明な夜に駆ける君と、目に見えない恋をした。 - ぎんちゅうのラノベ記録

新作4位、総合6位: 【新作ラノベ感想Part62】ステラ・ステップ - ぎんちゅうのラノベ記録

新作5位、総合7位: 【新作ラノベ感想part68】僕らは『読み』を間違える - ぎんちゅうのラノベ記録

新作7位、総合9位: 【新作ラノベ感想part83】週に一度クラスメイトを買う話 - ぎんちゅうのラノベ記録

新作8位、総合14位: 【新作ラノベ感想part88】不死探偵・冷堂紅葉 - ぎんちゅうのラノベ記録

新作9位、総合15位: 【新作ラノベ感想part61】VTuberのエンディング、買い取ります。 - ぎんちゅうのラノベ記録

新作13位、総合32位: 【新作ラノベ感想part97】さようなら、私たちに優しくなかった、すべての人々 - ぎんちゅうのラノベ記録

新作17位、総合36位: 【新作ラノベ感想part99】獄門撫子此処ニ在リ - ぎんちゅうのラノベ記録

新作圏外、総合60位: 【新作ラノベ感想part66】レプリカだって、恋をする。 - ぎんちゅうのラノベ記録