ぎんちゅうのラノベ記録

主に読んだライトノベルの感想を書いています。

【読書記録】2024年2月 お気に入り作品紹介 / 3月注目の新刊

 4年に一度の閏年だった2月も終わり、3月になりました。

 2月に読んだ作品からお気に入りを紹介して、3月の新刊をさーっと見ていこうと思います。

非科学的な犯罪事件を解決するために必要なものは何ですか? (ファミ通文庫)亜人の末姫皇女はいかにして王座を簒奪したか 星辰聖戦列伝 (電撃文庫)毎晩ちゅーしてデレる吸血鬼のお姫様 (GA文庫)

白き帝国 1 ~ガトランド炎上~ (ガガガ文庫)ほうかごがかり (電撃文庫)灼眼のシャナSIV (電撃文庫)

※画像はAmazonリンク

 

 

1:お気に入り作品

 早速2月中に読んだ作品の中からお気に入り作品をご紹介。冒頭の画像で示したように全部で6つですね。一つづつ簡単なコメントをつけて紹介します。

 

非科学的な犯罪事件を解決するために必要なものは何ですか?

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 異能犯罪が跋扈する世界で、悪を裁く異能少女×アラサー警察官のお話。

 シリーズモノ1巻として主要キャラの出会いや内面の掘り下げ、最初の異能犯罪事件といったプロローグとしての側面が強い内容ではありましたが、その描き方が1つ1つしっかり2巻以降の楽しみがぐっと膨らむように作品の風呂敷を広げているようになっていたので、シリーズモノのスタートとして実に見事なものになっていました。

 まだまだ始まったばかりの二人の行く末がどうなるのか……、とても気になります!

 感想全文は以下の新作感想記事でも書いているので、気になったら見てみてください↓

【新作ラノベ感想part140】非科学的な犯罪事件を解決するために必要なものは何ですか? - ぎんちゅうのラノベ記録


亜人の末姫皇女はいかにして王座を簒奪したか

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 これはとにかくすごかった作品です。

 圧倒的なまでの世界観構築。人間側、亜人側、複数の偉人たちのエピソードを並列して描くことでこの作品の持つファンタジー世界の歴史や文化というものがこれ以上ないほどにはっきりと伝わってきました。こういう作品を見るたびにやっぱりラノベは面白いなと思います。

 単巻完結モノとして、是非一度見てほしい完成度でした。

 感想全文は以下の新作感想記事でも書いているので、気になったら見てみてください↓

【新作ラノベ感想part142】亜人の末姫皇女はいかにして王座を簒奪したか 星辰聖戦列伝 - ぎんちゅうのラノベ記録

 

毎晩ちゅーしてデレる吸血鬼のお姫様

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 結局、可愛いは正義なんですね。

 それがはっきり分かる作品でした。

 ヒロインの可愛いを味わうラブコメ、その一点突破で作られたような本作はとにかくヒロインである吸血鬼のお姫様テトラが可愛いです。何をしてても可愛い彼女の色々な表情を引き出すための様々なエピソードや、かにビーム先生の可愛いイラストが良いアクセントとなってやっぱり可愛いしか言葉は出てきません。

 感想全文は以下の新作感想記事でも書いているので、気になったら見てみてください↓

【新作ラノベ感想part143】毎晩ちゅーしてデレる吸血鬼のお姫様 - ぎんちゅうのラノベ記録

 

白き帝国

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 ファンタジー戦記モノとして、読者にしっかりその悲惨さと衝撃を見せつけてくれた作品でした。特にこれは何度も言いますけど、やはりわたしのような可愛い女の子を表紙で見て、ホイホイ釣られて読むような人にはなかなか精神的ダメージが大きく……。

 とはいえ、それだけ心にグッと抉り込むような面白さがあったのは間違いなく、表紙の女の子が可愛いこと自体には一切嘘はないので、良い作品だったと言わざるを得ません。この過酷で残酷な世界の戦いで、誰が生き延びて未来を切り開くのか、今後も楽しみです。

 感想全文は以下の新作感想記事でも書いているので、気になったら見てみてください↓

【新作ラノベ感想part144】白き帝国 - ぎんちゅうのラノベ記録

 

ほうかごがかり

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 今月は面白い新作たくさん読みましたけど、正直に”純粋な面白さ”でいえばこの作品がいちばんでした。圧倒的に面白いです。読者を引き込むというより、引きずり込むような面白さ。

 怪談が持つ恐怖や異質さ、そこに巻き込まれた少年少女たちのまだまだ幼い故の背景や心情描写が加わることで、怖いもの見たさという感覚を最大限に引き出してくれました。現在2巻まで刊行中ですが、早く3巻も読みたいです。

 感想全文は以下の新作感想記事でも書いているので、気になったら見てみてください↓

【新作ラノベ感想part145】ほうかごがかり - ぎんちゅうのラノベ記録

 

灼眼のシャナ

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 最近発売されたSⅣもきっかけに、先月から1巻を読み始めたシリーズ。

 とても面白かったです!

 やはりなんといってもタイトルでもあるシャナの可愛さが異常! 悠二との出会いから、どんどんと変わっていく姿に終始魅了されてしまいました。フレイムヘイズであるという生き方しかしてこなかった彼女が、普通の女の子としての恋を知って、悩み惑い苦しんで自分で導き出した答えと生き様ですよ。異種族恋愛とは、こういうものがあるからやめられない。本当に良かったです。

 

2:読了数および読了作品一覧

 2024年2月中の読了数は27冊

 

 そして、その間の読了作品は以下の通り。作品は基本的に新作、読んだ巻の数字が小さいもの、が上になるように並べています。厳密ではないですが。また☆は今月のお気に入りとして紹介した作品。

・人類すべて俺の敵
・隣の部屋のダ天使に、隠しごとは通じない。
・私を選んで、あなたのキスで ~運命のカノジョは私だけ!~
・これが「恋」だと言うのなら、誰か「好き」の定義を教えてくれ。
☆非科学的な犯罪事件を解決するために必要なものは何ですか?
・魔女に首輪は付けられない
亜人の末姫皇女はいかにして王座を簒奪したか
☆毎晩ちゅーしてデレる吸血鬼のお姫様
☆白き帝国
・聖女先生の魔法は進んでる!
☆ほうかごがかり 1~2
・いつもは真面目な委員長だけどキミの彼女になれるかな? 1~2
・獄門撫子此処ニ在リ 2
・幼馴染たちが人気アイドルになった 2
・変人のサラダボウル 6
・龍に恋う 6
・女同士とかありえないでしょと言い張る女の子を、百日間で徹底的に落とす百合のお話 7
・転生王女と天才令嬢の魔法革命 8
灼眼のシャナ 18~22、SⅢ、SⅣ

 

3:来月の新刊チェック

 3月に発売される作品をチェックしました。

 最初に気になる作品、買うつもりの作品をまとめておきます。(※このブログを書いている現在の予定です。他の方の感想見たり、書店に行ったときの気まぐれで買う作品の増減はあると思います)

・お見合いしたくなかったので、無理難題な条件をつけたら同級生が来た件について 8 (スニーカー文庫
陰キャの僕に罰ゲームで告白してきたはずのギャルが、どう見ても僕にベタ惚れです 8 (HJ文庫
六畳間の侵略者!? 45 (HJ文庫
・神様のいるこの世界で、獣はヒトの夢を見る (講談社ラノベ文庫
・豚のレバーは加熱しろ(n回目) (電撃文庫
・少女星間漂流記 (電撃文庫
・飯楽園-メシトピア- II 憂食ガバメント (電撃文庫
・わたし、二番目の彼女でいいから。 7 (電撃文庫
・蒼剣の歪み絶ち (電撃文庫
リコリス・リコイル Recovery days (電撃文庫
・ひきこまり吸血姫の悶々 13 (GA文庫
・お隣の天使様にいつの間にか駄目人間にされていた件 9 (GA文庫
・公務員、中田忍の悪徳 8 (ガガガ文庫
・少女事案 2 (ガガガ文庫
・ドスケベ催眠術師の子 2 (ガガガ文庫
・黒幕ゲーム 学園の黒幕ですが完全犯罪で世界を救ってもいいですか? (MF文庫J

 

 とりあえず、率直に3月電撃文庫多いですね!?

 メシトピアや二番目彼女というシリーズ続巻がありつつ、やっぱり今月の目玉は「豚のレバーは加熱しろ」の最終巻!!

dengekibunko.jp

 本作は巻を読むたびに面白さが増すシリーズとして、常に新刊を楽しみにしてきた作品なのですが、それが遂に最終巻ですよ。楽しみだけど寂しくて、こんなのもう表紙を見るだけで色々想像が膨らんでしまって、一体どんな最後のエピソードが待っているか、一刻も早く読みたいものです。

 

 それから新作としては「蒼剣の歪み絶ち」がなかなか気になるところ。

dengekibunko.jp

 電撃文庫新人賞受賞作ということで、正直ここ最近の電撃受賞作で個人的な好みに出会えないので今度こそはという気持ちもありますが。それよりも、あらすじ見るだけで分かるヒロインが異種族だやったー!という気持ちが大きいので、可愛い異種族ヒロインを見せてくれればそれでいいんだと、素直な期待を込めて楽しみにしています。

 

 あとはガガガ文庫から「ドスケベ催眠術師の子」2巻と、MF文庫Jの新作「黒幕ゲーム」が楽しみですね。

gagagabunko.jp

 昨年のガガガ文庫新人賞で、いちばん楽しみにしていた続巻。

 こういうコメディはやっぱり読んでて楽しいんですよ。そしてバカバカしいのに、本人たちにはこれが真面目な青春の在り方なギャップも面白いですし。何より、2巻は何をするつもりなの? 今度のドスケベ催眠術は何をしてくるのか? というワクワクでいっぱいですよ。

 

mfbunkoj.jp

 それからこちらはライアーライアーを完結したばかりの久追先生の新作!

 え、もう出るの!? という驚きが第一。そして今回はゲームモノではないものの、主人公は頭のキレるタイプな雰囲気はありますし、暗躍して未来を救うとは何事だと、素直な楽しみもあります。

 

おわりに

 今月は新作をアレコレ読みましたが、面白い作品がいっぱいでしたね。

 それから時間がかかりましたがシャナも読み終えて、またしばらくしたら長編シリーズ読むぞと、次は何にしようかなと考えることもできるようになりましたし。

 とても満足感のある一ヶ月でした。

 

 来月は新作よりも、比較的シリーズ続巻で好きな作品が多く、それを楽しみにがんばっていこうとおもいます。