ぎんちゅうのラノベ記録

主に読んだライトノベルの感想を書いています。

【読書記録】2022年6月 お気に入り作品紹介

 どんどん過去に遡るお気に入り作品紹介2022年6月編。

蟲愛づる姫君の婚姻 (小学館文庫キャラブン!)友達の後ろで君とこっそり手を繋ぐ。誰にも言えない恋をする。2 (電撃文庫)

学戦都市アスタリスク17. 六花団円 (MF文庫J)絶対に働きたくないダンジョンマスターが惰眠をむさぼるまで 17 (オーバーラップ文庫)

※画像はAmazonリンク

 

 

 

1:お気に入り作品

 早速6月中に読んだ作品の中からお気に入り作品をご紹介。冒頭の画像に示したように全部で4つですね。一つづつ簡単なコメントをつけて紹介します。

 

 蟲愛づる姫君シリーズ

 魁国の王・鍠牙の元へ嫁ぐことになったのは、蠱毒を愛しては、周囲から気味悪がられ忌避される斎帝国の姫・玲琳。蠱毒と人間の毒性にまみれた事件の数々に彩られる前途多難な婚姻生活を描いた作品。

 玲琳を含めとにかく主要人物が変人奇人頭のおかしい人ばかり。このキャラたちの持つ毒歪んでしまった価値観や考え方は、必ずその背景に支えられていて、その怪しい魅力に何故か惹かれてしまう……。特に玲琳の、自らを異端と理解しながらも、決して揺らぐことない自分自身を持っている生き様は眩しく、毒々しく、これに憧れずにはいられない。
 そんな歪んだ人間たちの心に持つ毒性によって引き起こされる事件や愛憎劇の予想のできない展開と結末で毎回驚かされて面白い作品でした! もう少し詳しい感想はすでにまとめ感想記事を作っているのでそちらを見ていただけると嬉しいです。

【ラノベ感想記事part20】蟲愛づる姫君の婚姻 - ぎんちゅうのラノベ記録

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 友達の後ろで君とこっそり手を繋ぐ。誰にも言えない恋をする。 2巻

 とある過去から恋愛よりも友情を大切にしたいと望む主人公と友情よりも恋愛に堕ちたいと願う少女。そんな二人がお互いどうしようもなく惹かれてしまって、それでも恋人にはなれず――友情と恋愛に悩み惑い歪んでいく青春の模様を描いた第二巻。

 とにかくメインヒロインの夜瑠が魅力的すぎる! 小悪魔のように誘惑をするかと思えば、傷つくのを恐れる弱々しい少女の姿を見せて、複雑でやりきれない抑えようのない想いが一瞬一瞬に吐き出されてくる。そんな情緒不安定さが一人の少女の内面をこれ以上無く魅力的に映してくれていた。これを見て惹かれない人なんていないでしょう。そんな夜瑠だけでなく、親友たちもまた腹に一物を抱えた者ばかりで。1巻の内容を踏まえて、2巻で更に爆弾を背負い、引き返すことはできず、されど前に進むことはできない。友情と恋愛に板挟みになっている彼らと彼女がどこへ向かうのか、非常に期待のシリーズです。

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 学戦都市アスタリスク 17巻

 未曾有の大災害「落星雨」によって世界は一変、進化した新人類《星脈世代》が誕生し始めた。水上学園都アスタリスク、そこにある六つの学園に集まった生徒たちは、それぞれの想いを胸に、優勝者はあらゆる願いを叶えてもらえる《星武祭》と呼ばれるバトルエンターテイメントへ挑む。至高の学園バトルエンタメ、ここにあり! そんな大人気学園ファンタジーの最終17巻が遂に来た!

 ということで、大満足のラストでした! アニメから入ってこの作品は追ってきまして、この完結を迎えて非常に満ち足りた気持ち。ファンタジー作品はしばしば最後の戦いが世界規模の重大なものになりますが、この作品は確かに問題は世界規模であったけれど、その問題を最後の最後まで学園都市という箱庭の中で学生たちが自分たちで戦ってケリを付けていったことが何よりもこの作品アスタリスクらしくて良かったって思いますね。ちなみに16巻は最終巻発売まで寝かせておいたのでまとめて読みました。

 特殊能力アリでエンターテイメント性溢れる試合形式の熱いバトル、彩りどりの花のように咲き乱れる少年少女たちの夢と情熱を追う姿、最高に可愛いヒロインたち、そういったものが好きな人には今からでも1巻から読んでみて欲しい作品です!

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 絶対に働きたくないダンジョンマスターが惰眠をむさぼるまで 17巻

 ある日、異世界にダンジョンのモンスターとして召喚されてしまった青年・増田桂馬。召喚主でダンジョンコアの少女ロクコから絶望的な状況のダンジョンを救ってほしいと言われて・・・一蓮托生目指すは惰眠をむさぼる生活、二人のダンジョン運営逆転劇が始まる! といった1巻から始まった物語もこの作品も17巻で最終巻!

 これまでに紡いできた仲間たちとの絆で総力戦の最終巻。ここまで読んできた読者に向けた最後のお祭りのようなフィナーレで最高に楽しかったです! もうね、あのラストを見届けたとき「これを見たかったんだ!」と思った幸福と満足感は言葉じゃとても言い表せないんだよ。てか表紙のウェディングドレス姿のロクコが可愛すぎる!

 目的は惰眠というどうしようもない主人公、そんな主人公が小細工で強敵を撃破する下剋上、最高に可愛いヒロインと積み上げていく絆とイチャイチャ、ダンジョン運営、日常パート、笑えるコメディ。そういったものが好きな人には今からでも1巻から読んでみて欲しい作品です!

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2:読了数および読了作品一覧

 2022年6月中の読了数は38冊。1日1冊以上は読めましたね。正直このくらいのペースで読めていれば十分なんですけども、読みたい作品多すぎてこのペースじゃ積本が減らないの……。

 

 そして、その間の読了作品は以下の通り。作品は基本的に新作、読んだ巻の数字が小さいもの、が上になるように並べています。厳密ではないですが。また☆は今月のお気に入りとして紹介した作品。

・せつなの嫁入り 1
イリヤの空、UFOの夏 1〜4
☆蟲愛づる姫君シリーズ 1〜11
・しゅらばら! 1〜12
☆友達の後ろで君とこっそり手を繋ぐ。誰にも言えない恋をする。 2
・声優ラジオのウラオモテ 4〜7
・戦闘員、派遣します! 7
・魔王の俺が奴隷エルフを嫁にしたんだが、どう愛でればいい? 15
学戦都市アスタリスク 16〜17
☆絶対に働きたくないダンジョンマスターが惰眠をむさぼるまで 17

 

 おわりに

 今月は何と言っても長らく追い続けてきたアスタリスクとだんぼるの2作が完結して感無量よ! この2作もいづれはまとめ感想を書きたいところだけど、追ってきていたシリーズだから序盤の内容とかがおぼろげになっている部分多いんですよねぇ。難しい。

 それから1巻から読み始めたむしめづシリーズ、マジで最高でしたわ!! 

 また、この月は新作を全く読まずに過去作やシリーズ続巻を読むのに時間を使いましたね。戦闘員やまどめの最新刊とかは本当に最高に面白かったですし、最新刊まで追いついた声優ラジオは今後も楽しみな作品。

 お気に入り作品にはならかった過去作ですが、しゅらばらはTwitterでまとめ感想を一度作っているので、近々リライトして記事にすると思います。

 

 

先月の読書記録リンク↓

ginchu.hatenablog.com