6月も終わり、7月に突入しましたので。
6月を振り返り読書記録をつけていきましょう。
※画像はAmazonリンク
1：お気に入り作品
早速6月中に読んだ作品の中からお気に入り作品をご紹介。冒頭の画像で示したように全部で4つですね。一つづつ簡単なコメントをつけて紹介します。
幽霊列車とこんぺい糖 新装版
めちゃめちゃ面白い単巻百合作品でした！
傑作と言われこうして新装版も刊行されるのも納得しかできません。
本作は二人の少女の出会いから始まる物語。
方や、生理不順で味覚障害の自殺願望者。
方や、こんぺい糖の瓶を首から下げ廃線となった列車を復活させるという芸術家。
そんなどっちもどっちで訳アリな二人が抱えた心の闇が徐々に明かされていき、それが混ざることによって爆発的に加速する展開は圧巻の一言に尽きます。
この作品を読めて良かった、本当にそう思います。新装版で刊行してくれたことに感謝しかありません。
週に一度クラスメイトを買う話 ～ふたりの時間、言い訳の五千円～ 1～2巻
百合に続いて百合です。
幽霊列車が怒涛の展開で読者の心をかき乱す作品であったならば、こちらは逆に穏やかな空気が孕む沼にどんどん沈んでいくような作品と言えるでしょうか。
これは5000円で時間を売買する習慣で繋がる二人のお話。好きとかそういう理由があるわけではなく。ただ日々の中に息苦しさを感じている二人だからこそ、何にも縛られない時間に心地よさを感じて、どうにも離れることができない。
何一つとして明確な形の存在しない、建前と言い訳の時間は果たしてどこまで続くのか？
今後も非常に楽しみな作品でした。
作品のより詳しい感想は以下のリンクから。
ささみさん＠がんばらない 全11巻
ささみさん×かがみが尊すぎるんじゃ！！
というわけで、今月いちばん好きだったシリーズですね。そしてまたもや百合で大興奮しています。（今月のわたしは百合に頭犯されてますよ）
既にまとめ感想を書いていますが、改めて。
本作は神話で日常系非日常系な作品。何でもアリが最大の魅力となっていて、コメディやギャグで笑わせてきたかと思ったら急展開シリアスにパッと変わり、読者の動揺収まらないままに感動を叩きつけてきたりするのが平常運転。とにかく情緒がかき乱され発狂不可避の傑作でした！
またささ×かがを含めどのキャラも個性的で、その関係性でしっかり読者を楽しませてくれる作品でした。家族愛や兄弟姉妹の絆、友情なんかを求めても満足しかできないやつでした。
シリーズまとめ感想は以下のリンクから
クロス×レガリア 全8巻
2巻から8巻まで、今月読みまして。
これは今月唯一の非百合お気に入り作品です。
本作は現代ファンタジー作品。吸血鬼×仙人、妖怪で現代兵器も使ってドンパチやったりもするお話でした。
個人的な感想として3巻以降どんどん面白くなる作品でした。というのも、主人公のライバルキャラが登場したり、ヒロインが恋心を自覚したりという変化が起こるのがその辺りからで、そこからグッとキャラの魅力も物語の展開も加速していくからなんですよ。そしてこの終盤の勢いを見れば素直に良かったと断言できるモノがあった。
なので今月のお気に入りに入れました。
シリーズまとめ感想は以下のリンクから。
2：読了数および読了作品一覧
2023年6月中の読了数は43冊
そして、その間の読了作品は以下の通り。作品は基本的に新作、読んだ巻の数字が小さいもの、が上になるように並べています。厳密ではないですが。また☆は今月のお気に入りとして紹介した作品。
・幽霊列車とこんぺい糖 新装版
・この最強美少女パーティは、雑用職の俺がいないとダメらしい
・午後4時。透明、ときどき声優
・世界でいちばん透きとおった物語
・週に一度クラスメイトを買う話 1〜2巻
・魔王なあの娘と村人A 1〜11巻
・ささみさん＠がんばらない 1〜11巻
・VTuberのエンディング、買い取ります。2巻
・クロス×レガリア 2～8巻
・ランジェリーガールをお気に召すまま 5巻
・陰キャの僕に罰ゲームで告白してきたはずのギャルが、どう見ても僕にベタ惚れです 6巻
・公務員、中田忍の悪徳 6巻
・ギルドの受付嬢ですが、残業は嫌なのでボスをソロ討伐しようと思います 7巻
・VTuberなんだが配信切り忘れたら伝説になってた 7巻
・後宮妃の管理人 8巻
・聖剣学院の魔剣使い 12巻
おわりに
今月は百合でしたね。とにかく百合でした。やっぱり百合は素晴らしいよ。
それを抜きにして、お気に入り作品には入れていない新刊で特に面白かった作品を挙げるなら「公務員、中田忍の悪徳 6巻」「VTuberなんだが配信切り忘れたら伝説になってた 7巻」でしょうか。
前者は徐々に物語の佳境に迫ってきている感じがして読み応えがあったのと、後者はまた新たにやべーやつらが加わって笑いマシマシで最高でしたね。
来月の予定としては。
しばらくは新刊新作を読網と思います。
シリーズモノは今月のささみさんが良すぎたので少し休憩したい。
来月発売の楽しみな作品は、
HJ文庫「才女のお世話」の6巻、ガガガ文庫「変人のサラダボウル」5巻、ファンタジア文庫「転生王女と天才令嬢の魔法革命」7巻、辺りですね。
新作では「不死探偵・冷堂紅葉」が特に気になっています。
そんな感じで今月の読書記録はおしまいです。
