ぎんちゅうのラノベ記録

主に読んだライトノベルの感想を書いています。

【新作ラノベ感想part44】ランジェリーガールをお気に召すまま

 今回の感想は2022年4月のMF文庫J新作「ランジェリーガールをお気に召すまま」です。

 ※現在3巻まで刊行中(2022年10月)、3巻まで読了済

ランジェリーガールをお気に召すまま【電子特典付き】 (MF文庫J)

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あらすじ

 『変好き』を超える衝撃がここに――異色のランジェリーラブコメ開幕!

 

 地味下着しか身に着けない女子高生・水野澪は、ある日の着替え中、クラスメイトの浦島恵太と出くわしてしまう。動揺する澪に向け、恵太が言い放ったセリフはなんと――自分のパンツを穿いてくれ!?

 とんでもない変態が現れたと、必死に逃げ回る澪。ところが、決して諦めようとしない恵太の正体は、なんと澪が憧れるランジェリーブランドのデザイナーだった! 恵太の話によると、澪以外にも下着に悩む女の子は多いらしく……。金髪のモデル美少女、アイドル的人気を誇る後輩も巻き込んで、女の子の下着を堪能――じゃなくて、彼女たちの悩みをまるっと解決しちゃいます!

 

感想

 変好きの花間先生の新作。
 というわけで、随所に感じられる花間先生らしいキャラの癖が本作でも光っていましたね笑。

 そのおかげか、まともな感性で、正統派美少女なメインヒロインの澪が清涼剤というか、すごい普通に可愛く見えちゃう現象があったりしました笑。


 さて、本作の概要を一言で言えば。
 ランジェリーデザイナーの主人公が色々な女の子に自分の下着を身に着けてほしいとお願いして回るお話、ですよね。


 主人公が変態で暴走する系のお話、なのでもうそういうのが好きな人は好きなお話って感じでしょうか。個人的にはこういう勢いで突き進むラブコメ大好きで、前作の変好きの雰囲気もわずかに引き継いだような軽快な読みやすさがとても良いと思いました!    

 ただ、一方でただの変態ラブコメってだけでなく。ちゃんと下着は女の子を笑顔にする、勇気づけるためのものだという信念、作品の方向性を一貫したお話にもなっていたのも良い真っ直ぐさで良いところ。

 

 で、まぁ、最初にも言いましたが主人公からしてアレな感じで。ヒロインもメインヒロイン以外若干……なところがあって。まっとうな感性を持っている子を見ると、なんかすごい癒やされるんですよね(笑)。これからもツッコミ役をしながらがんばってほしいです。

 

総評

 ストーリー・・・★★☆ (5/10)

 設定世界観・・・★★★ (6/10)

 キャラの魅力・・・★★★☆ (7/10)

 イラスト・・・★★★☆ (7/10)

 次巻以降への期待・・・★★★☆ (6/10)

 

 総合評価・・・★★★☆(7/10) 変態主人公って、良いよねッ!!

 

 ※星評価は10段階。白い☆で1つ、黒い★で2つ分。★★☆だと評価は5、★★★★★だと評価は10ということになります。基本的には「面白さ」よりも「わたしが好きかどうか」の評価になります。評価基準に関しての詳細は以下のリンクより。

新作ラノベ感想の「総評」について - ぎんちゅうのラノベ記録

 

 最後にブックウォーカーのリンクを貼っておきます。気になったらチェックしてみてください。

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