ぎんちゅうのラノベ記録

主に読んだライトノベルの感想を書いています。

【新作ラノベ感想part143】毎晩ちゅーしてデレる吸血鬼のお姫様

 今回の感想は2024年2月のGA文庫新作「毎晩ちゅーしてデレる吸血鬼のお姫様」です。

毎晩ちゅーしてデレる吸血鬼のお姫様 (GA文庫)

※画像はAmazonリンク

 

 

あらすじ(BWより引用

「あなたの血がもっと美味しくなるように私がお世話してあげるのです!」

 吸血鬼なのに血が苦手なお姫様は、なぜか僕の血で酔いデレる!?

 

「ねえ、しろー……ちゅーしていいですか?」

 普通の青春を送るため上京してきた紅月史郎は学校の帰り道、吸血鬼のテトラと出会う。人間離れした美しさとスタイルを持つ彼女だが、実は吸血鬼なのに血が苦手だという。史郎は新鮮な血でないと飲めないというテトラの空腹を満たすため血を差し出す。

「そこまで言うなら味見してあげなくもないのですよ?」と言いながらひと口飲むと次第に表情がとろけだし――?

「しろーの、もっと欲しいです……」

 なぜか史郎の血と相性が良すぎて依存してしまいテトラの好意がだだ漏れに!?

 毎晩ちゅーをせがむ吸血鬼のお姫様とのデレ甘ラブコメ!!

 

感想

 いやぁ、これは良かったですね。

 ストレスフリーなラブコメとして見事な作品。

 

 もう、細かいことは言わないから「吸血鬼の可愛い女の子」というものを感じろ!

 と言わんばかりに、ヒロインの可愛いを魅せるのに全力を注いでいるような感じで、そのために必要なステップや展開を1つ1つしっかり踏んでいくのが読んでて非常に心地良かったです。

 

 だって、ヒロインがとりあえず何をしてても可愛いんですよ?

 

 表紙 → 可愛い

 口絵でにゃんにゃーん → 可愛い

 かにビーム先生のイラスト → 可愛い

 ペットの猫を可愛がっている姿 → 可愛い

 ヒロイン自身が猫みたいに可愛がられている姿 → 可愛い

 血を吸いたくて吸いたくて仕方なくなっちゃうやつ → 可愛い

 吸血すると頭ほわほわしちゃってベタベタに甘えてくる → 可愛い

 しばらくしてハッとすると恥ずかしくなっちゃって悶えちゃう → 可愛い

 羽パタパタさせたり、羽をなでられると気持ちよくなっちゃうやつ → 可愛い

 いつもは毅然としている(ように見えて普通に言動の節々から好意が溢れてるやつ) → 可愛い

 主人公に嫌われたらと思うと途端に悲しくなるし一緒にいれないと寂しくなっちゃうやつ → 可愛い

 

 と、まぁー、とりあえず可愛いよね。

 ヒロインに可愛い要素を詰め込んだような、可愛いの擬人化のような感じ。

 こういうベッタベタなの、可愛い女の子を求めてラノベ読んでいる人で嫌いな人いないと思うのですが?

 もちろん、好きなヒロインのタイプは人それぞれあるかもしれませんが。

 少なくともわたしはこういうの大好き。最高じゃん。

 

 そして、本作のような甘々ラブコメにおいて重要なヒロインが主人公を好きになるきっかけやエピソード。

 それに関しても、展開早くてご都合主義を感じる部分は確かにあったけど、甘々9割の残り1割くらいでできる最大限でしっかり引き締めてくれて、むしろ主人公ヒロインのイチャイチャを引き出すための効果を発揮しているので、甘々ラブコメにおける1冊の話としての起伏の乏しさという問題もなかったと思います。



 なので、わたしも今回ばかりは感想で細かいことはもう言いません。

 可愛いの甘々を爆盛りにしたパフェみたいな甘さをストレスフリーで摂取できるラブコメ

 素晴らしいじゃないですか。癒やされるじゃないですか。大満足です。

 

総評

 ストーリー・・・★★★ (6/10)

 設定世界観・・・★★★ (6/10)

 ヒロインの可愛さ・・・★★★★★ (10/10) 

 イラスト・・・★★★★ (8/10)

 次巻以降への期待・・・★★★★ (8/10)

 

 総合評価・・・★★★★☆(9/10) 結局、可愛いが正義なんですよ!

 

 ※星評価は10段階。白い☆で1つ、黒い★で2つ分。★★☆だと評価は5、★★★★★だと評価は10ということになります。基本的には「面白さ」よりも「わたしが好きかどうか」の評価になります。評価基準に関しての詳細は以下のリンクより。

新作ラノベ感想の「総評」について - ぎんちゅうのラノベ記録

 

 最後にブックウォーカーのリンクを貼っておきます。気になったらチェックしてみてください。

bookwalker.jp