今週も1週間で読んだ作品の感想をまとめていきますよ。
1:11月27日~12月3日に読んだ作品
今週で読んだのは以下の6冊ですね。
・ライアー・ライアー 15
・マスカレード・コンフィデンス
・多元宇宙的青春の破れ、唯一の君がいる扉
・わたしが恋人になれるわけないじゃん、ムリムリ!(※ムリじゃなかった!?) 6
・VTuberなんだが配信切り忘れたら伝説になってた 8
・性悪天才幼馴染との勝負に負けて初体験を全部奪われる話
2:読んだ作品についてのお話
※以下画像はAmazonリンク
ライアー・ライアー 15
まさかの最終巻!
まだまだ終わらないシリーズだと思っていたのでびっくりでしたが、言われてみれば作中時間としてはこれで1年なんですよね。このクライマックスのゲームだって期末試験でしたし。
そんなわけで完結を迎えたライアラシリーズ、最後まで本作らしいゲームの読み合い騙し合いで駆け抜けてくれて、最後には緋呂斗の目的でもあった幼馴染の女の子との再会まで……、読者全員お察しの二択はどちらだったのかという話。個人的にこの最後の再会のためのゲームの日常感がとても良かったですね。たしかに、思い出の幼馴染らしいゲームだった。
とはいえ、思い出の幼馴染と再会したかたと言ってラブコメに明確な決着がついたのかと言えばそうでもない感じ?
できることなら、もう1冊くらいSSを出して、そこに描き下ろしアフターストーリーなんかを収録してほしいです。
マスカレード・コンフィデンス
いやぁ、こいつは面白かった!
序盤からいきなり読者の心を鷲掴みにするような急展開で始まって、そこから始まった旅路の中で少しづつ本作ヒロインであるクロニカの抱えるものや、数年前に起こった〈王〉と革命の真実、貴族たちの抱える異能なんかの話を掘り下げていきワクワクを加速させる。
しかしながら、他人の心を信用しない詐欺師と、他人の心を読めるヒロインという設定を最大限活かして、最後の最後まで核心には届かない焦らしがにくいですね。最後で一気に伏線を回収したときに本作への評価が跳ねます。 それはそうとクロニカ可愛すぎました。
感想全文は以下のリンクより↓
【新作ラノベ感想part123】マスカレード・コンフィデンス 詐欺師は少女と仮面仕掛けの旅をする - ぎんちゅうのラノベ記録
多元宇宙的青春の破れ、唯一の君がいる扉
読み終わってみると中々に面白い作品でしたね!
並行世界とか、近未来の話とか、色々なヒロインとのラブコメとか。そういう壮大なお話の要素全部が最終的に、ただ主人公の現実逃避から成長させるだけのお話になるんですから。作者があとがきで「SFは現実逃避」と言っているのも納得できるような作品。
とはいえ、作品としては序盤からわけわかめな状況が続いて、ずーっと読者を振り回して。挙げ句壮大な風呂敷の割に最後には案外小さな着地するので、苦手な人は苦手なのも分かる作品でした。
感想全文は以下のリンクより↓
【新作ラノベ感想prt124】多元宇宙的青春の破れ、唯一の君がいる扉 - ぎんちゅうのラノベ記録
わたしが恋人になれるわけないじゃん、ムリムリ!(※ムリじゃなかった!?) 6
妹の遥奈が不登校になっちゃった!?
一体何故? から始まった6巻。妹を心配して、どうにか事情を聞き出そうとするも一筋縄ではいかない。いつもの四人の助けもあって、どうにか事情を知ることができたけど、そこには予想もしていなかった人間関係があって……、次回どうなる? みたいな感じ。
なので、真唯や紫陽花さんとイチャイチャしつついつものどうしようもない思考回路全開のれな子に呆れて、本作の最かわヒロインである香穂ちゃんを愛でながら、まさかの紗月さんの赤面による不意打読者確殺展開に大歓喜ひゃっほうしておきました。
無自覚れな子ハーレム拡大中、今後も楽しみです!
VTuberなんだが配信切り忘れたら伝説になってた 8
今回もいっぱい笑わせてもらいました!
5期生として入ってきたダガーちゃんを中心に回す巻、これまでのライブオンにはなかった可愛いに萌えながらも、それこそが彼女の悩みとなって付きまとうお話。何だかんだあったけど……、あの結末ですよ(笑)
流石のライブオンクオリティ。
そして、そんなメインストーリーと併走して各種コラボ配信がありましたが、まぁーーーみんなひどいですね! ちゃみちゃんと光ちゃんの配信とか特にヒドい。シュワちゃんによって性癖開発された二人のカオスすぎるやりとりで大爆笑。それから出番は少ないはずなのに、要所要所でちょっと重い愛を見せてくるましろんとシオンママも良かったですよね。
性悪天才幼馴染との勝負に負けて初体験を全部奪われる話
わかばを独占したいほどに好きだけれどそれを口にすることはできない小牧と、彼女に嫌われていると思い込んでしかし幼馴染の縁を切ることはできないわかば。そんな幼馴染故の気持ちのすれ違いと、そこから生まれる言動のズレが織りなす百合味が良い作品。この幼馴染によるイタズラめいた行為と、それを享受し続けて嫌だ嫌だと思いながらも離れられない主人公という雰囲気が、個人的最高の百合漫画とである「捏造トラップ-NTR-」に似ていて刺さりましたね。
ただ1巻時点では展開の起伏が薄く、1冊の満足度としてはあまり高くなかったのが惜しいです。
感想全文は以下のリンクより↓
【新作ラノベ感想part125】性悪天才幼馴染との勝負に負けて初体験を全部奪われる話 - ぎんちゅうのラノベ記録
おわりに
今週は11月のMF文庫J新刊を中心に読んで、12月刊も少しずつ読み始めた感じですね。
まだ先月に買って読めていないものもありますし、順次読んでいこうと思っています。