今回の感想は2022年7月のファンタジア文庫新作「私、救世主なんだ。まぁ、一年後には死んでるんだけどね」ですね。
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あらすじ
最強の、能力者。最高の、ボーイミーツガール。衝撃の、展開。
救世主・神代風花は人類を救うため、一年後に死ぬ。
そんな彼女は初対面の僕に言った。
「私と付き合ってくれない?」
彼女が最期の一年でやりたいことを記した『救世主ノート』。
僕は彼氏として、その項目を一緒に埋めていくことに。
春の出会い、夏の花火、秋の文化祭、冬の逃避行。
思い出が増えるたびに気づいていく――神代は、普通の女の子だ。
人類の敵を狩っている最強の影遣いの僕なら、死ぬ前に彼女を助けられるだろう?
思わず読み返したくなる衝撃と驚愕のクライマックス。
『最強の能力者である少年』と『一年後に死ぬ救世主の少女』が織りなす最高のボーイミーツガール小説、誕生。
感想
ネタバレ厳禁、思わず読み返したくなる、なんて感想が多くある本作ですが確かにこれは納得です。なにせ、わたしがネタバレ厳禁と言いながら紹介する作品と同じ手法のやつでしたから。
つまり「あんたなんかと付き合えるわけないじゃん!ムリ!ムリ!大好き!」と同じことやってたんですよね💦
【ラノベ感想part7】あんたなんかと付き合えるわけないじゃん!ムリ!ムリ!大好き! - ぎんちゅうのラノベ記録
なので、まぁ、正直終盤にそれまでの違和感が回収される場面を見てもあまり驚くことはなかったですよね笑。
驚くよりも、見たことある展開きたー、このパターンですかなるほどって印象だったんですよ。聖闘士に2回同じ技は効かない、というやつですね。
ただ、それは抜きにしても。
悲しい運命を背負った普通の女の子と復讐に生きる青年が滅びゆく世界で泡沫の恋を育むという物語は、純粋に読んでいてグッと来ますよね。
そして必然的に訪れた結末を超えたその後。
彼と彼女にもたらされたのは幸せなのかどうか。
まぁ、とりあえず気になる人は読んでみてくださいという感じです。
総評
ストーリー・・・★★★ (6/10)
設定世界観・・・★★★★ (8/10)
キャラの魅力・・・★★★ (6/10)
イラスト・・・★★★ (6/10)
総合評価・・・★★☆(5/10) 単巻で収められている内容やギミックが良い作品!
※星評価は10段階。白い☆で1つ、黒い★で2つ分。★★☆だと評価は5、★★★★★だと評価は10ということになります。基本的には「面白さ」よりも「わたしが好きかどうか」の評価になります。評価基準に関しての詳細は以下のリンクより。
新作ラノベ感想の「総評」について - ぎんちゅうのラノベ記録
最後にブックウォーカーのリンクを貼っておきます。気になったらチェックしてみてください。