今週も1週間で読んだ作品の感想をまとめていきます。
1:12月4日~10日に読んだ作品
今週で読んだのは以下の15冊ですね。
・継母の連れ子が元カノだった 11
・才女のお世話 7
・今宵も俺は女子高生と雑草(晩餐)を探す
・聖剣学院の魔剣使い 14
・オレと彼女の絶対領域 1〜7
・ロウきゅーぶ! 11〜14
2:読んだ作品についてのお話
※以下画像はAmazonリンク
継母の連れ子が元カノだった 11
修学旅行×謎の事件。
ラノベや創作物ではよくある気がする?
旅行という開放的な場所に飛び出すとやはり人間関係が色々複雑化するのでしょう、きっとめいびー。そんなわけで修学旅行の裏でアレコレ起こっている問題を謎解きする11巻でした。
話の中心は表紙にもいる明日葉院蘭。
彼女の抱えていた気持ちの爆発と、そこからのデレっぷりがすごかったですね! この作品に今までいなかったタイプの子で、水斗結女カップルと今後どんなエピソードを生むかが気になるところ。
しかしながら、個人的には推しカプである暁月さん川波くんのカップルが全然出番なくてラブコメ的満足感が過去一レベルで低かったですが、次回がこの二人にフォーカスされるということで挽回を期待します。(メインカップルである水斗×結女で満足しろと言われても無理なのです)
才女のお世話 7
今回も良かったですね!
マネジメントゲーム後半ということで、前回に引き続き伊月がどんどん成長していきました。雛子や天王寺さん、成香、学院で出会った人たちに並べるように……、そんな一心で続ける努力が少しづつ形を帯びていくのは、追っている読者としてもなかなか感慨深いものがあります。このままがんばってほしいですね。
そして、今回そんな伊月と一緒に自分のコミュニケーションの苦手克服のためにがんばった成香。それどころか恋愛でも大きな一歩を踏み出すほどで……、こりゃ今後のラブコメも楽しみ。
他のヒロインたちもうかうかしてられない。
それはそうとして、少女漫画を読んでから回ってる雛子は可愛かった。こういうのお嬢様ヒロインらしい可愛さですよね。ああやって少しづつ変わろうとしている姿とかは、なんだかんだ伊月に効いてる気がするのでめげずにがんばってほしいものです。
今宵も俺は女子高生と雑草(晩餐)を探す
雑草を食べるという奇妙な出会いに始まる歳の差ラブコメでした。
二人がお互いに惹かれ合うラブコメとしてのステップを非常にテンポよく踏んでいくのがすごく読んでて心地良い作品。
もちろん歳の差ラブコメだったり、家族の問題を抱えるヒロインという背景もある以上、いくらかシリアスな展開もありますが、それが重すぎることなく、むしろ二人の関係性を発展させるための適切なハードルとして機能していた印象ですね。
そして何よりもヒロインのためを思う主人公の行動と個人的に予想外の結末が来て、その満足感も大きいですね。うん、たしかにこのヒロインの笑顔は守りたいと思う。
聖剣学院の魔剣使い 14
レオニスの探していた女神ロゼリアとようやく出会い、これにより世界の真実がどんどん明かされていった巻。
これまでも戦いが苛烈になってきた盛り上がっていたところだったのに、更に盛り上がってきたぞと。レオくんとセリアさんの絆もどんどん深まってきたし、獣王も戦いに参戦かということで魔王勢揃いなるか?という期待もあったり、どんどんクライマックスも近づいている気配がして、続きも楽しみですね!
それはそうとして口絵のチャイナ服シャーリが可愛い
オレと彼女の絶対領域 1〜7
1巻感想
あー、なるほどそういうお話なのね?
あらすじを読んだ段階では未来予知するヒロインが出てくるのは分かったけど、それがファンタジー要素なものかと思ってたら、かなり真面目な量子力学みたいな現実的な理論から未来予知を考える作品だった。
そうなると中々難しいなぁ。作中で述べている理論的な話は、かなり噛み砕いて分かりやすくしていて上手いと思うのだけど。それを踏まえて実際に未来予知を回避するためのキャラの言動や心情、背景という部分がやや弱かったかなと……。
エピソードとして見たときに、どこかハリボテめいた印象がありました。
先輩普通に可愛いキャラだし、もっと未来予知で苦しんでいた背景とか深堀りすれば、その分救われたときのハッピーエンド感は増すだろうし、主人公への好意の重さももっと強く見せられたように思うのですよ。
それはそうとして、幼馴染ヒロインのツンデレは本当に意味がなさ過ぎるのでやめましょう。ただでさえ天才少女という設定なのに、何故ここまで暴力的で情緒不安定みたいなキャラになれるのか……と矛盾を抱えているような状態だったのに。先輩を助ける主人公の背中を押すときに不戦勝は納得いかないみたいなことを言ったかと思えば、最後には何でも言うこと聞くって言ったんだから彼氏になってとか、お前はそれでいいのかと言いたくなるような告白をして、もう頭を抱えましたね。
恋は人をアホにするというのは納得できるにしても、これはない。
2巻感想
先輩の未来予知の悪夢を乗り越えてデレデレになったところから始まる今回は、人の心を見ることができることに苦しんでいる少女との出会いから始まるお話でした。
うーむ、やっぱりエピソードとして弱い気がするなぁ……。こういう超能力、こういう背景があったら、辛いだろうな苦しいだろうなっていうのは分かるけど。そこに逼迫感とか、危機感をあまり感じられずに、設定が設定だけに留まっているような感じ。
とはいえ、その設定を活かした展開やストーリーライン、量子力学といった小難しい話を入れようとする作者の熱意なんかは良いものと思うので、やはり惜しい作品だなと思いますね。
ただまぁ、先輩がポンコツ可愛かったのでオールオッケーとします。
3巻感想
今回はなかなか普通に良かったですね。
親友がいきなり襲いかかってくる展開から始まった事件が、新たな能力者による冤罪だと分かっていき……、とちょっとミステリちっくな感じ。能力の推測が完全に理論だけで進んでいくあたり、本作のジャンルは超能力(量子力学)なんだなと思わせてくるポイント。
そして、3巻目にして徐々に幼馴染ヒロインがまともになってきているような? マジで1巻ひどすぎたせいで、マシの基準ガバガバになってる可能性はあるけれど。この調子で天才少女という個性を上手く活かした方向にやってくれれば文句なしですよ。
それはそうとサトリちゃんと先輩が可愛かった。
4巻感想
普通に面白くなってきた。
新しい異能力者による新しい事件、さらにその奥にある異能力者を利用しようとする小鳥遊のような存在の暗躍。さらにサヤ姉の能力の本質も明らかになったり、なかなか緊迫感が増してきました。
とはいえ、今回の先輩の記憶問題の解決があっさりしすぎていたのは少し残念だったかも。
それはそうとして、先輩は本当に学校の机になんてものを書いてるんですか(笑)。オレ視点の地の文だと分からない部分だけど、イラストで補完されてるあれは可愛すぎました。
5巻感想
今回は箸休め回、ですかね。
前回ほどのシリアスさはなく、むしろコメディ的な話が多かった。特に今回登場した腐女子幽霊の影響も大きいかも。
ただ、そのちょっと脇道に逸れたような話がサヤ姉に収束していく感じはなるほどと思わされた。サトリが怒っていたように、距離が近いからこそのズレがあった。
それはそうと先輩、サヤ姉、サトリ、段々ヒロイン間の絆が深まってて良いですね。
6巻感想
今回は最終巻に向けた溜めの巻。
体育祭なんかの日常パートからの急降下でしたね。この作品がそもそも異能力関連の話に関してどんな結論を持ってくるのかが分からないので、最終巻はかなり気になるところ。
またラブコメに関しても、先輩エンドになるだろうなとは思うけれどはてさて。サヤ姉が先輩のことも好きになりすぎてて、本当に頼れるお姉さんとしての色が濃くなってるから逆転あるのかどうか。
7巻感想
なるほど、こう来たか〜!
異能力の発生源に関しては予想していた部分がある程度当たっていたけれど、そこから更に踏み込んだ主人公の体質や世界の在り方みたいな部分までは想像が及ばなかった。この想像を超えてきたものによる満足感がすごい!
これは本当にズルいですよ。
だってこれまでに感じていた疑問や展開の細かい部分がこれ以上ないほどに補完されていてガラッと見方が変わってしまうのだから。そう言うものだったのだと言い張ればそれで納得しなきゃいけないものになるのだから。
1巻や2巻のエピソードとして弱く感じていた部分も、主人公の異常なまでのラブコメ体質も、サヤ姉の優しさを筆頭に他のヒロインたちとも仲良くなったことも、全部が全部「そういうものだった」で片付けられてしまう。ハリボテめいたではなく、実際にハリボテだったんだもんね。
それこそ作品の粗だったり、ご都合主義を正当化してしまう荒業かもしれないけど、ご都合主義なんて正当化させてなんぼでしょ。それを貫ける理屈をちゃんと説けるのならすごいものです。そういうのを含めてこれは伏線回収だったと言うなら、それはそれでいいとわたしは思います。
そして、そんな先輩の箱庭を壊すだけ壊していった薫は偽悪的すぎるけれど、ちゃんと彼女なりの信念があっての狂気で良かった。こういう悪役はなかなか嫌いになれないですよ。とはいえ、やるだけやって勝ち逃げ人生してるのあまりにズルすぎるけれど。ある意味でいちばん強かなヒロインだったかも。
強かといえばサヤ姉もサヤ姉だけど。
正直1巻はわたしの中の好感度最底辺レベルのキャラだったのに、こうして読み終わると本当に頼れるお姉さんやってて良かった。
特に終盤、先輩と親友として認め合ってからは強かったよ。1巻のあのサヤ姉の意味のわからん告白展開こそ、「サヤ姉がちゃんと告白しているという状況作らないと話として駄目だな→よし、とりあえず告白させてしまえ」みたいな理屈で色々捻じ曲げられたものだったのではないかと、個人的には疑いたくなるレベル。
そして、色々真実とかを明らかにして。
これどうやって解決するの? というのを、
最終的に結局、今は今、過去は過去。全部受け入れて前に進むしかないじゃん。みたいな良い話風にまとめて終わりにするの、最高にご都合主義っぽい終わりで一周回ってきたなという感覚。
まぁ、なにはともあれ1巻からずっと保留になっていた先輩の告白がちゃんとできて良かった。
ロウきゅーぶ! 11〜14
11巻感想
久々の小学生を摂取!
昴くんのナチュラルロリコン地の文を見て絶妙に笑いながら楽しめました。彼曰く、うどんは小学生(の手作り)に限るらしいですね。小学生の柔肌みたいなコシのあるうどんなのかなぁ、気になりますね。
それはさておき、今回は三沢家主催のバスケ大会のお話。5年生組との激突、全力でぶつかりあってお互いに力を出し切る姿は熱い! これからは同じチームで公式大会へむけてがんばるみたいで、楽しみです。
どこまで読んでてたか忘れてたけど、基本的にアニメで一通りは見てる範囲だからついていけるんですよね。硯谷との再戦が近づいてきて、クライマックスも近いかな?
12巻感想
遂にやってきた公式大会。
初戦から硯谷との再戦を前にして燃えるメンバー。5年生と6年生の諍いもありながら、商店街の祭りで起こったハプニングを乗り越えて一気にチームとしてもまとまってきて……、試合開始前半戦第2クォーターまで終わって、次回に続くでした。
順調な滑り出しとは裏腹に眠れる虎を起こしてしまったようで、次回からが本当の戦い。勝ち逃げすることができるのか、逆転されてしまうのか。緊迫のゲームの行方が楽しみですね。
13巻感想
やっぱり小学生は最高だぜ!
硯谷との試合後半戦へ。前半戦以上にお互い一歩も譲らない試合展開から目が離せない! アクシデントがあっても、どんなに相手が強くても絶対に諦めない最後の最後まで全力で戦う姿が良かった! こういうはやっぱりスポ根の醍醐味ですね!
そして、今回で本編としては終わりみたいで。卒業に向けた後日譚のような各種エピソードも胸に染み入るものがありました。智花たちはもちろん、昴たち高校生組もこれからがんばるんだろうなと思いつつ、あと2巻続くらしいお話がどうなるのか楽しみです。
それはそうと、昴の天然ナチュラルなやべー発言の数々は流石すぎた。それに対してもっかんの一生お側にいさせてくださいが可愛すぎてわたしでも思わず結婚したいと思ってしまうけど、よくあんな可愛い女の子を前にして何も手を出していないものだ。ロリコンの鑑かな?
14巻感想
小学生とのあんなことやこんなことをまとめた短編集! 本編にはなかった文化祭や体育祭のお話なんかはかなり新鮮で良かったですね! 特に体育祭は昴とかなしの、小学生オンリーなお話で実に心の栄幼が補給できました。
しかしまぁ、文化祭でも体育祭でも毎回割りを食ってる竹中には笑いました。可哀想。
あとは結婚騒動で温泉旅館の回はなんかこれぞロウきゅーぶ!という要素が詰まってかなり好きなお話。長谷川智花ちゃんが可愛かったです。
ところで女装昴くんの挿絵がなかったのは印刷ミスですか?
おわりに
今週はここ最近の中でいちばん多く読んだ週ではないでしょうか?
15冊ですよ、すごい。
とはいうものの、基本的には過去作シリーズで読みやすいものを読んでいたからなんですけどね。
オレと彼女の絶対領域とか1冊40分とかで読める巻もありましたし。
この毎週の感想まとめはTwitterに投稿するものをコピペしているだけなので、またそのうちシリーズまとめ感想として1つの記事にまとめようとは思っています。
ロウきゅーぶ!に関しては1巻とかを読んだのがもう数年前とかなので、まとめ感想を書くのが難しそうなんですよね……、たぶん書かないと思います。
コピペと言えば、この週間読書記録やTwitterの感想を見てて気づいた人もいるかもしれませんが。
アカウント名で「ARI」になっている人が全く同じ感想書いてる人がいるじゃないかと。
あれはわたしのアカウントです。読書メーターにも基本同じ感想をコピペしてますので。別人のように思えますが、問題ありません。
このリンク先のユーザーです。
https://bookmeter.com/users/1157779
今回の感想一覧はこんなところでしょうか。
今週は新刊新作を全く買っていないので、引き続き家に積まれている過去作読んでいきます。