ぎんちゅうのラノベ記録

主に読んだライトノベルの感想を書いています。

【読書記録】10月23日~11月5日に読んだ作品のお話

 先週が忙しくて感想まとめできなかったので、今回2週間分の感想まとめです。

 

 

1:10月23日~11月5日に読んだ作品

 この2週間で読んだのは以下の11冊ですね。

・【悲報】お嬢様系底辺ダンジョン配信者、配信切り忘れに気づかず同業者をボコってしまう
・清楚怪盗の切り札、俺。
・忍ばないとヤバい!
・二番目な僕と一番の彼女
・北欧美少女のクラスメイトが、婚約者になったらデレデレの甘々になってしまった件について
陰キャぼっちは決めつけたい
・魔術探偵・時崎狂三の事件簿
水無月家の許嫁 3
・双神のエルヴィナ 4
陰キャの僕に罰ゲームで告白してきたはずのギャルが、どう見ても僕にベタ惚れです 7
茉莉花官吏伝 15

 

2:読んだ作品についてのお話

 ※以下画像はAmazonリンク

 

【悲報】お嬢様系底辺ダンジョン配信者、配信切り忘れに気づかず同業者をボコってしまう

【悲報】お嬢様系底辺ダンジョン配信者、配信切り忘れに気づかず同業者をボコってしまう~けど相手が若手最強の迷惑系配信者だったらしくアホほどバズって伝説になってますわ!?~ (ガガガ文庫)

 配信系コメディ×無自覚無双モノという、勢いとテンポ感をマシマシにしたような作品。とにかく読みやすい! 楽しい! 痛快! そんな作品でしたね。

 幼い頃に見たアニメに憧れてめっちゃがんばったらめっちゃ強くなったカリンお嬢様だからこその、アニメのような非現実的な戦い方を実現してしまって、それに対するリスナーたちからツッコミの嵐が巻き起こる様がすごく楽しかったですね。

 こちらも感想は既にまとめていますので、より詳細な感想は以下のリンクを見てみてください。

【新作ラノベ感想part113】【悲報】お嬢様系底辺ダンジョン配信者、配信切り忘れに気づかず同業者をボコってしまう~けど相手が若手最強の迷惑系配信者だったらしくアホほどバズって伝説になってますわ!?~ - ぎんちゅうのラノベ記録

 

清楚怪盗の切り札、俺。

清楚怪盗の切り札、俺。 (富士見ファンタジア文庫)

 これは怪盗モノというよりは、素直な異能バトルファンジーでラブコメな作品として読むべきかな?

 そういう視点で見て、素直に良い部分も気にかかる部分もあるような一長一短な感じがありました。異能バトル的王道な熱さや、分かりやすく可愛いWヒロインのラブコメ展開は良く。一方で、キャラの掘り下げや怪盗モノの必要性はあったのかという疑問などは気になる部分。総合的には普通に良い作品でした。

 これらの点でもう少し詳しい感想は以下のリンクより。

【新作ラノベ感想part114】清楚怪盗の切り札、俺。 - ぎんちゅうのラノベ記録

 

忍ばないとヤバい!

忍ばないとヤバい!【電子特典付き】 (MF文庫J)

 いやぁ、これは素晴らしかった!!

 久々にこういうのが読みたかったと素直に言える軽快で楽しいラブコメ作品でした。

 MF文庫Jの十八番とも言えるようなこの楽しい読み口で、完成度の高い作品は滅多に味わうことができない。まさしくラノベらしいラノベで、わたしはこういう作品が一定数の供給があってほしいと常々思ってしまいます。

 とにかく続巻お願いします! 絶対お願いします! ここ最近の中でトップレベルの満足感のあるラブコメ作品でした、最高でした!

【新作ラノベ感想part115】忍ばないとヤバい! - ぎんちゅうのラノベ記録

 

二番目な僕と一番の彼女

二番目な僕と一番の彼女【電子特別版】 (富士見ファンタジア文庫)

 非常に心地の良い純愛作品。

 それぞれ家庭環境に問題を抱える二人だからこそ、分かり合えることがあって、悩んで苦しんで。関わっていくうちに徐々に距離を縮める様子、その心情描写に見える甘酸っぱさや苦さを存分に味わうことができました。

 また、この先、二人が幸せであるようにと思えるような読後感も良かったですね。

 先日10月のお気に入り作品紹介記事を作りましたが、そこに入れなかったのがもったいなかったかと少し後悔しているかもしれません。新作感想記事のリンクは下に貼っておきます。

【新作ラノベ感想part116】二番目な僕と一番の彼女 - ぎんちゅうのラノベ記録

 

北欧美少女のクラスメイトが、婚約者になったらデレデレの甘々になってしまった件について

北欧美少女のクラスメイトが、婚約者になったらデレデレの甘々になってしまった件について1 (一二三書房)

 ごめんなさい。

 これは合いませんでした。

 感想は既にまとめてあるので、それで省略することにします。

【新作ラノベ感想part117】北欧美少女のクラスメイトが、婚約者になったらデレデレの甘々になってしまった件について - ぎんちゅうのラノベ記録

 

陰キャぼっちは決めつけたい

陰キャぼっちは決めつけたい これは絶対陽キャのしわざ!【電子特典付き】 (MF文庫J)

 いやぁ、これはなかなかいいですね〜!

 この多方面に喧嘩を売るような偏見まみれの毒をどんどん吐き出すヒロインが最高です。この子は、何になら偏見を持たないのか、逆に気になりますね?

 そして、個人的にはこの作品は最近あまり見かけなくなった「謎部活」系の作品として、メインヒロインがどんどん主人公を振り回していく空気感が非常に好きでした。

 新作ラノベ感想記事のリンク↓

【新作ラノベ感想part118】陰キャぼっちは決めつけたい - ぎんちゅうのラノベ記録

 

魔術探偵・時崎狂三の事件簿

魔術探偵・時崎狂三の事件簿 (富士見ファンタジア文庫)

 狂三って、普通にしてるとすっごい黒髪清楚系美少女なんだなぁと改めて思いました。表紙とか挿絵見てると正統派美少女、しかしゴスロリ系の衣装を見たときの実家に帰ってきた安心感。
 とまれ、そんな狂三による魔術アイテムが起こす様々な事件を解決していくスピンオフ短編集でした。1つ1つの事件は綺麗にまとまっていて、全体を通した1本のお話もいい感じ。しかし、それ以上に狂三という既に固まりきったキャラだからこそ描ける小さな描写の数々、これがすごく良かった。最初に言った衣装もそうですし、現在の狂三だからこその過去に対する発言、あるいは黒歴史的な恥じらい、そういった部分で狂三をメインにした作品としての魅力が発揮されている作品だと思いました。

 また、折紙や十香もチラッと出てきてて、デアラ本編後の平和な大学生活を感じさせる空気に感慨深いものを覚えながら読めました。

 そしてこれを読んでやはり思ったのが。

 アンコールまだまだ続けてほしいなぁと。他の精霊ヒロインズの現在も見てみたくて。四糸乃とか琴里は堅実な学生やってそうな感じするし、二亜は漫画家やってんだろうなと思うけど。その他はどうなんでしょう?

 

水無月家の許嫁 3

水無月家の許嫁3 天女降臨の地 (講談社タイガ)

 うわー、あー、すごい。

 水無月家の人たちの持つ愛憎の深さを思い知らることで今後の二人の恋模様に期待と不安を煽ると同時に、シリーズとして1個大きな山場を迎えて来た3巻でした。

 今回、六花が見せた覚悟や代償だったり。文也が懺悔した過去や現在の想いだったり。あとがきでも言われているようにまさしくドロピュア感が増してきている。同作者で既読の作品には見られないメインカップルテイストなのですごく新鮮です。

 また、それ以上に個人的に刺さったのが信長の「琵琶湖に沈めてやる」というセリフ。1巻当初はシュールさしか感じられなかったこの言葉に一体どれだけの想いが込められていたのか。彼の憎悪や悲願や、本当に心の底から出てくる言葉でグッときてしまった。今回でようやく家の縛りを壊せた彼の今後もまた気になるところですね。

 

双神のエルヴィナ 4

双神のエルヴィナ 4 (ガガガ文庫)

 トゥアール登場の前回からどんな展開が?

 と、思っていたら愛華、お前もいたのかよ笑。二人で旅行するってやっぱり仲良いよね君たち? そしていつもの漫才も見せてくれたし。

 そんな回顧に浸りながらも、トゥアールが加わって2つの世界観に一気に繋がりが生まれていった巻でしたね。1巻の頃から分かってた部分が明言されていった感じ。別の世界線、別の戦い、こういう設定はやはり良いもの。俺ツイを読んでいればこその感慨がありますね。

 そして、そんな過去作キャラから様々な想いや情報を受けて自分たちの世界のために戦っていく展開。最強の女神、自分たち以外の人と繋がった双神、過去最大の神略。どんどんスケールアップしていく戦いはやはり胸熱で面白い!

 他の女神たちの思惑、照魔の初恋相手、まだまだ気になることもあって次巻も非常に楽しみ! ……と言いたいのだけど、このすごい打ち切りエンド感は大丈夫かしら? この巻の勢いが、もう残った情報出せるだけ出すぜっていう雰囲気すごくて。ラストの終わり方が俺たちの戦いはこれからだエンドにしか見えなくて……。

 

陰キャの僕に罰ゲームで告白してきたはずのギャルが、どう見ても僕にベタ惚れです 7

【電子版限定特典付き】陰キャの僕に罰ゲームで告白してきたはずのギャルが、どう見ても僕にベタ惚れです7 (HJ文庫)

 なんて平和な世界だろうか。

 本当に甘々ラブコメはこういうので良いんですよね。イチャイチャしてるだけで1冊が終わる。ちょっと不穏な気配や心配事があっても、ちゃんとお互いに思ってることを包み隠さずに打ち明けるから変なすれ違いや喧嘩に発展しないで、むしろ関係性が深まっていく。

 なんでしょうね、この理想的すぎるイチャイチャは。そして理想的だからこそ「こういうのが良い」なんですよ。

 今回も実に心地よく読ませていただきました。

 

茉莉花官吏伝 15

茉莉花官吏伝 十五 珀玉来たりて相照らす (ビーズログ文庫)

 まさかの作者登場で思わず笑ってしまう。

 さぁ、ツンデレ系妄想爆発作家の明日はどっちだ。

 と、そんな感想が真っ先に出てきた今回は茉莉花が御史台に異動することから始まったお話。翔景さんという作中有数の濃ゆいキャラを生み出した御史台はおもしれー人間が集まる場所なのでしょうか?

 しかし、そんなおもしれー奴から、完全犯罪を考えたから誰でもいいから試しに殺ってみたいと思うようなやべー女だと思われている茉莉花という状況がいちばんひどい笑。

 また、今回は珍しく今回は1冊でまとまってないお話だったので、次回がどうなるか。楽しみです。

 

おわりに

 今回は2週間分の感想まとめでした。

 新作や新刊をあれこれ読んでいて、新作感想として既にまとめているのも数多くあったので感想省略が多いかもしれません(いちいちリンク踏ませる面倒な形式になってしまうのが難点ですが💦)

 もうすぐするとまた11月の新刊も買いに行かなきゃいけませんし、まだしばらくは新刊新作期間になりそうですね。

 

 そんな感じで今回のまとめは終わりです。