ぎんちゅうのラノベ記録

主に読んだライトノベルの感想を書いています。

【読書記録】11月11日~12月15日に読んだ作品のお話

 とりあえず、読んだ作品の感想をまとめましょう!

 

 

1:11月11日~12月15日に読んだ作品

 期間中読んだのは以下の12冊。

・組織の宿敵と結婚したらめちゃ甘い 3
・週に一度クラスメイトを買う話 5
・蒼剣の歪み絶ち 2
・ヒロイン100人好きにして?
・ドスケベ催眠術師の子 3
・七国殺し
カルネアデス 3
・僕はライトノベルの主人公
・TSロリサキュバスの健全配信活動!
・男女の友情は成立する?(いや、しないっ!!) 10巻
・他校の氷姫を助けたら、お友達から始める事になりました 2
・エルフの渡辺

 

 

2:読んだ作品についてのお話

 ※以下画像はAmazonリンク

 

組織の宿敵と結婚したらめちゃ甘い 3

組織の宿敵と結婚したらめちゃ甘い3 (電撃文庫)

 ち◯ち◯しか言ってねぇんだけどぉ!?

 そう思わず叫ばずにはいられない、そのくらい恵方巻の話しかしていなかった1冊でしたよ。大爆笑不可避。

 特に何が今回笑えるかって、過去回想で「身の丈に合わない武器を持つ者の末路は破滅だ」とか言った直後で、でかすぎて入らないとか言い出すこの「いや、そういう意味じゃねぇだろ」とツッコみたくなるコンボを章ごとに狼士くんも律花もやってくるもんだから、もうそれがツボに入りすぎて腹筋が痛い……!

 更に冒頭の一件から、律花が事あるごとに恐怖を克服しようと色々試すこともツッコミどころ満載だし、狼士くんの狼士くんを色々なモノに例えすぎだし。そんな笑いのみかと思ったら、律花が相談して友達になった女性とそのヒモ彼氏の話でシリアス味を加えながら、愛情とはなんたるかを深めるみたいな真っ当に良い話をやってくるから、読み手としての感情バグるぜこれ。

 そして今回も律花お兄ちゃんはシスコン極まってるエピソードがポンポン出てきて情緒不安定なのが、逆に安定してて清涼剤に感じてしまうのもバグよ。ここまで混ぜ込んで作品を高品質で仕上げられる作者の腕に脱帽、ガチで面白いです。

 

週に一度クラスメイトを買う話 5

週に一度クラスメイトを買う話5 ~ふたりの秘密は一つ屋根の下~ (富士見ファンタジア文庫)

 遂に始まった大学生編。

 大学は違えど同居生活が始まったことで高校生のとき以上にお互い距離感を上手く掴めない状況。これまでのような建前や言い訳が使えないことで、自分の欲望を吐き出すのをどうすればいいかと悩む姿は傍から見たら「面倒くせぇ~!ここまで来たならもうやるしかなだろ!」と言いたくなるものですけど、ここまでの二人を見てきてる身からすればこの二人はこういう人なんだよなぁという気持ちもあって超複雑!

 でもとりあえず仙台さんのこの攻め方もそれを受ける宮城もどっちもどっちで結局お前ら独占欲強いじゃねーかという雰囲気は最高にえっちで堪らないのでもっとやってください。次回も楽しみです。

 

 

蒼剣の歪み絶ち 2

蒼剣の歪み絶ちII 色無き自由の鉄線歌 (電撃文庫)

 いやぁ、すっごく良かった!

 1巻は物語としては異能バトル中心だったけど、その中で普通でない少年少女たちの想いを上手く描いていた印象でしたが、2巻は学校生活や日常を描くことでこれを更に強化していた感じですよね。すなわち本作の主題が、歪理物というものに人生を歪められた、あるいはそういう存在として生まれついてしまった子どもたちが、その不自由の中でそれでも普通に人らしく生きたいという希望と願いにあるんだと1巻2巻合わせて確立してきたのではないかと。そしてそれを描くに当たって設定面や世界観の部分が整理されて補強されているから、作品への没入感や読み終わったあとの満足感もグン大きくなってた。

 とまれ今回のお話としては、他人から存在を認識されない少女・独部由良と出会い、彼女の希望でバンドをやるお話であり、他人から認識されないことで人生を狂わされた彼女の苦しみや叫びが強く描かれていましたが。それと同時に、自らの存在が変質して自由を得てしまったアーカイブ、自らの望みの1つが決着してしまいどこか無気力になってしまった加羅森、歪理物という存在を知って自分自身が人間でないことを知った日継、加羅森の同僚で歪理物がもたらす悲劇を誰よりも知っている射水、そんな彼に救われた彩月、とそれぞれがそれぞれの想いを抱える者たちもハッキリ描いていて、これがすごく良かった!

 特に本質的に人ではないアーカイブ射水が、その人間ではないからこその部分と、それでも人らしくを望む部分とが明確に見えていて個人的な好みドンピシャよ!自らの在り方を支えるものが揺らいでいるアーカイブだからこその、頼れるパートナーとして加羅森へ向ける信頼や心配とちょっとズレた行動とか本当に愛おしいくらいに尊いものだし。射水が化け物に学なんかいらないと言いながらも、学校に通い続ける理由には化け物らしくない誰かを想う気持ちがあるところとか最高でしたね。

 

 

ヒロイン100人好きにして?

ヒロイン100人好きにして? (電撃文庫)

 序盤から中盤まで面白さが分からないと思ったら最後まで読んでやっと作品の方向性が分かりました。それを踏まえてわたしの感想を述べると、女の子100人を恋に落とすという設定が完全に死んでます。一方Wヒロインモノとしては面白そうな期待が持てる作品でした。これ、最初から魔女関連の設定とそこに関わる元カノの存在を前面に押し出してファンタジー設定ありきのWヒロインモノとして描いた方が絶対に面白いと思うのですが……、何故ヒロイン100人の方がメインみたいな扱いなんでしょう?

 この辺りの感想はブログでネタバレアリでまとめているので気になったら見てみてください↓

【新作ラノベ感想part216】ヒロイン100人好きにして? - ぎんちゅうのラノベ記録

 

 

ドスケベ催眠術師の子 3

ドスケベ催眠術師の子 3 (ガガガ文庫)

 3巻も最高でした!

 ずっとこの作品はドスケベ催眠術なんてものに関わって生き方とか心の持ちようとか、何もかもそれまでが変わってしまった子たちがそれでも向き合うものを描き続けていたお話だった。そして今回はまさしくその1つの終着点として完璧なお話。

 今回サジが出会った誰からも認識されない催眠術にかかっている透明人間状態になってしまった真友の妹、瀬織。そしてそれよりは軽症と言っていいのか、真友へ一切関与することができなくなっている彼女の両親。それぞれがかかっている催眠術に対して向き合うことは、真友自身が自らの過去とドスケベ催眠術師であることへ向き合うため必要なことであったのは言うまでもないけれど。

 それよりも今回はサジにしか見えない瀬織、この二人だけの日々が生み出すそれぞれの家族への感情と理不尽に対する想いの数々ですよ。これまでずっと合理的に生きてきたサジだからこそ彼自身もその過去を振り切り自らの感情で一歩を踏み出す力強さを感じたし、真にたった1人で生き続けてきた瀬織だからこそ笑顔の裏に隠した心の傷の生々しさを感じるところで、こういうのがもう本当に胸に刺さってしまった。

 この二人の何が良いって、それぞれの言葉は自分の境遇に由来してそこから相手に向かって言っているようでいて、同時に自分自身にこそいちばんその言葉を投げて自分の本心に向き合うことになるような人間だから。基本的には1人で完結できるような強さはあるはずなんだけど、それでも自分に向き合って過去を終わらせる勇気の一歩は二人がいなきゃ絶対生まれなかっただろうところですよ。人と人の出会いという小さなイベントが、大きな変化を生み出す様というのを見事に感じられる。

 あとシンプルに瀬織がボケまくる真友と違ってまともなのでボケもツッコミも両方こなせる子だからサジとの会話が見てて楽しいのもありましたね。そういう意味で最年少ながらに、メインヒロインとしての風格が普通にあるあたり格の違いを感じさせますよ。そもそも十二歳にして完全に独りで生きてこなきゃいけなかったという境遇がやばいですし、そりゃキャラとして年相応さよりも現実を達観しちゃうくらいの器量も得てしまうだろうよ。そしてその上で何でもない風な顔でいるから……、幼卒とかいう現代におけるディスアドバンテージも抱えて今後生きてくのもあるし……、マジでこの子は幸せにならなきゃダメだと思いますよ。サジくんに責任を取れ、とまでは言わないにしろ。数年分の寂しさを埋めてあり余る以上には、サジ含めた周囲の人たちが支えてほしいですね。

 ともあれ、そんな瀬織に関して語るなら終盤戦も外せないポイントで。真友と瀬織の対面。人にとって大切なのは催眠術とか特別な何かじゃない。こればかりはドスケベ催眠術師をよく知り、同時に瀬織に共感できる家族の悩みを抱えていたサジが言えばこそ、いちばん強く響いたと思える。ここで真友のドスケベ催眠術師であるという在り方が間違ってたとは言わないし、彼女も彼女でやっぱりそこを拠り所にしているのは重々承知で、普通ではない道にいることは彼女の魅力でもあると思ってる。だけど、それは瀬織にとって必要なものではなかったんだ。ちょっとのかけ違い、されど大きすぎるズレ。こういうのを感じさせるのは本作の強みだよ、ドスケベ催眠術なんて常識外の力があるからこそ生まれてしまう歪みだよ。

 そしてだからこそこういう部分を含めて、やっぱり本作はドスケベ催眠術なんてトンチキなものをベースにして、やってることはめちゃくちゃでバカバカしくて、だというのに歪んでしまった日々や自分たちにはどうしようもなかった生まれや理不尽を前にして、それでも生きる向き合う戦うという少年少女たちの姿をこんなにも魅力的に描けるんだなと再確認ができるのですよ。本当にすごかったです。傑作です。

 そして本作これで完結ということで。

 完結お疲れ様でした!

 綺麗な締めをしてくれていて、本当に満足感のあるものでした!

 また次の作品を書く機会があれば、それも楽しみに読ませていただきたいです!

 

 

七国殺し

七国殺し1 (ダンガン文庫)

 軍才に溢れながらも穏やかで気の抜けた性格のアデルバートと、その苛烈な性格と緻密な策謀で七国殺しと畏怖されるニコラス。二人の出会いから世界が大きく変わり始めるという、お互いに性格が違うのに平和を望む志で共感できる男二人の構成はザ王道でワクワクするやつ。こういうキャラは見てて楽しいし、続きも気になる。……のですけれど、1巻全体の印象はどうにもそんなキャラや設定や状況を物語として魅せるのではなく”説明する”に寄っていたように感じられていて上手く乗り切れませんでした。

 感想全文は以下のブログ記事にて↓

【新作ラノベ感想part217】七国殺し - ぎんちゅうのラノベ記録

 

カルネアデス 3

カルネアデス 3.空白の聖女と林檎の片割れ (MF文庫J)

 うーん、この無辜の民の愚かさの描き方は綾里先生味がすごいですね。五種族の中から人間と悪魔にフォーカスされてた3巻。人間の聖女として崇められるジェーン・ドゥ失踪から始まり、五種族それぞれの代表までもが失踪する大騒動。種族間の均衡を脅かす黒幕の正体と、側付きのリリスにすら語らない真実に向かって歩み続けたジェーン・ドゥ、イヴとエルも女王の箱庭の真実へと近づき女王選定のための戦いは目前と言う。果たして選ばれる少女たちの戦いと決断がこの先どうなるか、非常に気になるところです。

 それはそうと、今回エルとイヴはずっとイチャイチャしてたな。てぇてぇ。可愛い。癒し。

 

僕はライトノベルの主人公

僕はライトノベルの主人公【電子特別版】 (角川スニーカー文庫)

 面白かったです、というよりライトノベルにこういう作品があるということが良いと思えるような作品でした。メタフィクションという作品と現実の境目を曖昧にして作者と読者をも取り込むような複雑怪奇な構成と空気感が見事に作られており、そんな世界で完結を目指して動くキャラたちの言動はこの作品だからこその味わいで満ちていました。人称視点の設定や終盤の収めどころも個人的には楽しく読めた部分でしたし、今後もし続くとしたらどうなるかもとても気になりました。

 感想全文は以下のブログにて↓

【新作ラノベ感想part218】僕はライトノベルの主人公 - ぎんちゅうのラノベ記録

 

 

TSロリサキュバスの健全配信活動!

TSロリサキュバスの健全配信活動! (キネティックノベルス)

 ロリサキュバスにTS転生した主人公が異世界で出会った勇者の少女クリスと、現代の友人たちと一緒に百合配信活動するお話でした。

 女の子同士が仲良ししているだけなので間違いなく健全で目の保養。クリスの序盤の素っ気なさから徐々に心を許していく過程が見ててすごくほっとするもので良かったですし。そういうことをしたことに関して、配信中でも自然とこぼしてしまう無防備さというか無知さが色々と唆るもののあって、すごく可愛かったなと。

 感想全文は以下のブログ記事にて↓

【新作ラノベ感想part219】TSロリサキュバスの健全配信活動! - ぎんちゅうのラノベ記録

 

男女の友情は成立する?(いや、しないっ!!) 10

男女の友情は成立する?(いや、しないっ!!) Flag 10. 貴様ごときに友人面されるようになってはお終いだな? (電撃文庫)

 今回、正直虚無レベルが高いですね……。今までのような高度なハイコンテクスト会話劇(会話できてない)が鳴りを潜めて(なかったわけではないけど)、結構まともに普通になっていたからか、あるいは前回で一段落した結果として今回の新しい目標への第一歩になったからなのか、あまりに目も当てられない高校生特有の青臭いバカバカしさが薄れてしまっているために作品の個性が失いかかっているような印象を受けたような感覚ですね……。

 いや、まぁ、相変わらず悠宇くんの言動にはたまーに首を傾げたくなるときがありますが。現状は彼の悪いところを発揮する余地がなくなってるから、しばらく安泰そうではあるんですよね。そうなるとここからはクリエイターとしてどうしていくかという方向でやっていくのか……、果たしてそれは面白くなるのかというのは、この作品にとっても生まれ変わりのターニングポイントなのかなぁ。

 

他校の氷姫を助けたら、お友達から始める事になりました 2

他校の氷姫を助けたら、お友達から始める事になりました2 (電撃文庫)

 氷姫の氷は完全に溶け切った……、ということで完全に甘甘甘々な2巻。1巻の時点でも凪さんの距離感が相当なものでしたが、障害がなくなったことで一気にそれが溢れ出して、もはや読者も「なんでこれで付き合ってないんだよ」なんてツッコミをすることもできない完全無敵幸せ空間が形成されてました。

 お互いの両親も公認で婚約者を名乗るようになってから止まらない凪さんの甘え方があまりに可愛らしく、その中にある焦りや不安も見えてくるとなんてええ子なんやと思って。だからこそちゃんと幸せになってほしいなと、彼女のことをちゃんと受け入れる彼氏がいてくれるんだからもう二度と離れるんじゃねぇぞ、とサムズアップして消えるモブみたいな立場で応援したく思いますよね。

 

 

エルフの渡辺

エルフの渡辺 (電撃文庫)

 エルフの渡辺さん、めっちゃ可愛いですぞ!

 好きな女の子が実はエルフだった!? から始まるラブコメなわけですけど、主人公側とヒロイン側から見たエルフであるという事実への認識の重要度が全然違っていて、そうであるからこそエルフの渡辺風花サイドからは好きな男の子をもっと好きになれるお話しか存在していないもんだから、そりゃあ恋する乙女全開みたいな可愛いヒロインにしかならないよなと。まさしく日常に根付くファンタジーならではの認識を差異を上手く活かしたラブコメで、とても良かったです!

 感想全文は以下のブログにて↓

【新作ラノベ感想part220】エルフの渡辺 - ぎんちゅうのラノベ記録

 

 

 

おわりに

 最初に何も言わなかったですけども。

 5週間分です……。

 5週間まーーーったく感想まとめの更新がありませんでした!!

 何故と聞かれたら理由は単純で時間がありませんでした。ここ最近は読書時間の確保があまりできず、ブログ書く時間もなかなか取れず……、新作感想だけは何とかやっていたのですけど、という状態でしたので更新が滞っていました。

 また11月の月のまとめも未だ書いていないのですが、それはもう12月とセットで行うつもりです。流石に年末年始はブログ書く時間あるはずですので。

 ともあれ、久々の感想まとめでした。今後も感想の数が溜まりすぎる前には更新していきます。