ぎんちゅうのラノベ記録

主に読んだライトノベルの感想を書いています。

【読書記録】2022年9月 お気に入り作品紹介

 毎月、月末から翌月の頭で読了数一覧とその月に読んだお気に入り作品紹介なんてものをTwitterで行っています。

 お気に入りとして紹介しているのは新作か最新刊まで読み切った作品、あるいは1巻を読んだ時点ではお気に入りとして紹介しなかったが○巻で一気に面白くなったといったような作品です。なので既に好きで追っているシリーズの最新刊とかはお気に入りとして紹介してないですね。

 

 で、そんなお気に入り作品紹介について、思いました。

「これブログでやった方がよくね?」と。だってわたしのブログってわたしの読書した作品を記録するものですよね。だったら毎月の読了数と読了作品一覧、お気に入り作品をまとめるなんて、これ以上の適切な記事があるだろうかと、いや、ないでしょう。

 

 というわけで、早速2022年9月の読書記録をつけていきます。

となりの悪の大幹部! (電撃文庫)奇世界トラバース2 ~救助屋ユーリの迷界手帳~ (GA文庫)アリストクライシ3 with you 「アリストクライシ」シリーズ (ファミ通文庫)

公務員、中田忍の悪徳 4 (ガガガ文庫)バロックナイト 4 (MF文庫J)カノジョの妹とキスをした。4 (GA文庫)

※画像はAmazonリンク

 

 

1:お気に入り作品

 早速9月中に読んだ作品の中からお気に入り作品をご紹介。冒頭の画像で示したように全部で6つですね。一つづつ簡単なコメントをつけて紹介します。

 

 となりの悪の大幹部!

 9月の電撃文庫の新作ですね。

 内容としては、悪の組織と戦うヒーロー・バンショクジャー。その中でパッとしないグリーンこと、草間ミドリ(普段は非常勤講師)のお隣さんに未亡人だという銀髪美女な久里アシュリーと、その娘タラタットが引っ越してくる。お隣さんとして良い交流を続けていた中でその二人が自分たちの倒した悪の組織の大幹部と親玉だったことに気づいてしまって……、みたいなお話。

 この作品は一言でいうと「すっごい萌える!」  というのも、ミドリとアシュリーの二人、最初はお互いに正体に気づかないまま普通にラブコメってるんですよ。しかし、気づいてしまってからは「お互いに気になっている」のに「お互いに宿敵同士」ということでギクシャクしちゃって、まぁもうごちそうさまですと♪ ヒーローモノで敵同士の恋仲、というテーマをしっかりと活かしてラブコメ的な萌えを堪能できるとても良い作品でした!

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 奇世界トラバース

 2022年1月に1巻、4月に巻が発売された準新作くらいの作品かな? このライトノベルがすごい2023の投票に向けて読んだ作品で、これがドハマリしてしまいました!

 本作は迷界と呼ばれる場所を探索する人々を救助する、救助屋として働く青年ユーリの元にアウラという少女が依頼を持ってくるところから始まるファンタジー冒険譚。

 この作品の魅力は何と言っても細部まで作り込まれた作品世界観。迷界が作り出す自然環境における生態系、この描写とこの設定を活かした展開の数々が本当に素晴らしい。「こういう世界が存在するんだな」というイメージが明確に思い浮かぶほどに、大自然持つ莫大なエネルギーのようなものが、本作を通じて感じ取ることができました。そんな世界観で紡がれる冒険譚なので、どんな未知と出会うのか、どんな危機に襲われるのか、どうやって乗り越えていくのか、という期待と不安で常に胸が弾みながら楽しく読むことができる作品でした!

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 アリストクライシ

 全3巻で完結済みのシリーズ。

 アリストクライシと呼ばれる怪物の少女エリーゼ。同族であるアリストクライシを殺す復讐の旅をしている中で、名前のない化け物として生き埋めにされていたグランと出会い……、と言ったあらすじのダークファンタジー作品。

 この作品は何よりもエリーゼとグランの関係性が美しい。それぞれが化け物として凄惨で希望のない孤独な世界にあった二人が、運命のような偶然で出会ったこと。この二人でなければ得られなかった絆とその関係性が育んだ新しい心。復讐に身をやつす旅の終着点まで目を離すことができずに一気読みでした! 色々詳しく感想まとめているので、気になったらそちらも見てみてください。

【ラノベ感想記事part21】アリストクライシ - ぎんちゅうのラノベ記録

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 公務員、中田忍の悪徳

 1巻発売が2021年9月。約1年経って現在4冊を刊行中のシリーズ。

 区役所の福祉生活課で課長を務め、"機械生命体"なんて呼ばれる男・中田忍。ある日、帰宅すると部屋には謎のエルフの少女が――中田忍は思った、異世界からの常在菌による人類死滅の危機であると。即刻、エルフを冷凍保存して廃棄しなければ! なんていうぶっ飛んだ始まり方をするお話。

 本作は読めば読むほど味が出てくる作品。中田忍の独特な思考回路は最初こそコメディのように感じられる堅物っぷりであるが、しかし本当は彼なりに正しいことを選び続けた来た結果の考え方であり、この彼が持つ考えの本質が見えてくるようになってくると作品に深みが増してくる。そして彼の悪徳、彼の内心の変化に大きく関わってくるのはエルフの少女や同僚で後輩の女性、気の置けない男友達でこのヒューマンドラマ的な魅力も抜群の作品でした。

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 バロックナイト

 今月読んだ中でいちばんやべーやつ。全4巻完結済みの過去作になりますが、なんかマジでヤバいモノを掘り当ててしまった感ですよ。

 本作は説明不可なレベルで内容が色々ぶっ飛んでます。その要因は間違いなくヒロインが全員病みまくっていること。スーパーヤンデレ大戦と言ってもいいほどに歪んだ恋で世界を歪ませていく展開は、MFらしい可愛いヴィジュアルの表紙の第一印象から大きくかけ離れたもの。そして、最後の結末はこれまで読んできた作品の中でもトップレベルにイカれてて、マジでやべー作品でした。詳しくネタバレ有りの感想が見たい方は以下のリンクへ↓

【ラノベ感想記事part22】バロックナイト - ぎんちゅうのラノベ記録

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 カノジョの妹とキスをした。 4巻

 待ちに待ったいもキスの最終巻!

 もうこの作品に多くの言葉は必要なく、ただただ素晴らしかったとだけ言いたいですね! めまぐるしく変化する三人の関係性の中で、たった一つの純粋な愛を貫き通した果ての結末が忘れられない! 本当に素晴らしい愛を見せていただきました。

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2:読了数および読了作品一覧

 2022年9月中の読了数は54冊。1日2冊とは行きませんが、わたしの中ではそれなりに多く読んだ月になりました。

 

 そして、その間の読了作品は以下の通り。作品は基本的に新作、読んだ巻の数字が小さいもの、が上になるように並べています。厳密ではないですが。また☆は今月のお気に入りとして紹介した作品。

・推しの清楚アイドルが実は隣のナメガキで俺の嫁

・チルドレン・オブ・リヴァイアサン

・砂の上の1DK

☆となりの悪の大幹部!

・断頭台の花嫁

ブービージョッキー!! 1

・読者と主人公と二人のこれから

・この△ラブコメは幸せになる義務がある。 1〜2

☆奇世界トラバース 1〜2

・花屋敷澄花の聖地巡礼 1〜2

異世界とわたし、どっちが好きなの? 1〜2

・失恋探偵ももせ 1〜3

☆アリストクライシ 1〜3

☆公務員、中田忍の悪徳 1〜4

バロックナイト 1〜4

・ぼくと魔女式アポカリプスEssential

・男女の友情は成立する?(いや、しないっ!!) 2〜4上下

・クロの戦記 2〜9

・運命の人は、嫁の妹でした。 2

・海鳥東月の『でたらめ』な事情 2

・わたし、二番目の彼女でいいから。 4

☆カノジョの妹とキスをした。 4

・才女のお世話 4

陰キャの僕に罰ゲームで告白してきたはずのギャルが、どう見ても僕にベタ惚れです 4

・お見合いしたくなかったので、無理難題な条件をつけたら同級生が来た件について 5

・本能寺から始める信長との天下統一 8

撲殺天使ドクロちゃん 9〜10

撲殺天使ドクロちゃんです

・天才王子の赤字国家再生術〜そうだ、売国しよう〜 12

 

 

 おわりに

 今回は6つの作品をお気に入り作品として紹介しました。けれど、ここで紹介しなかった作品でも「運命の人は、嫁の妹でした。」2巻や「才女のお世話」4巻、「陰キャの僕に罰ゲームで告白してきたはずのギャルが、どう見ても僕にベタ惚れです」の4巻、「天才王子の赤字国家再生術~そうだ、売国しよう~」の12巻など好きなシリーズの最新刊はいづれもめちゃくちゃ楽しんで読みました。特に売国12巻はめちゃくちゃ続きが気になる終わり方で速く13巻が読みたい!

 10月もまた色々と読んでいこうと思いますが、どのくらい読めるでしょうか? といあえず予定としては9月発売の新刊をいくらか読んで、過去作を1つ2つ手を付けられたらいいなーくらいに思ってます。

 

 あとはこれまでTwitterで紹介してきた8月より前の読了作品のまとめを遡って作れたりしないかなぁと、ちょっと検討中。

 

 

 追記(10/16/2022)

 というわけで一ヶ月遡った月の読書記録ができました。たぶん直近1年分くらいの記録は遡れることが分かったので順次作っていきます。

 

先月の読書記録リンク↓

ginchu.hatenablog.com