今回感想を書いていくのは以前シリーズまとめで紹介した「俺、ツインテールになります。」の最新21巻! 俺ツイ10周年記念特別編として描かれた1冊でファン垂涎の内容、表紙からしてテイルブルーとホワイトが綺麗すぎて涙が出てくる!!
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あ、俺ツイのシリーズまとめ感想はリンクを貼っておくので、気になったらこちらも見てみてください。
それでは早速21巻のお話に行きましょう!!
あらすじ
20年後の未来からテイルレッドの娘が来訪!?
「アルティメギルとの最終決戦から数か月。散発的に襲来する野良エレメリアンの侵略から世界を守るため、ツインテイルズの戦いは続いていた。夏休みが間近に迫ったある日、彼らの前に不可思議なツインテール少女が現れる。彼女の名は観束双愛。その正体は、とある問題を解決するため20年後の未来からやって来た、総二の実の娘だった。彼女が追ってきた、世界を脅かす恐るべき事件の全貌とは!? 「俺ツイ」10周年記念に、テイルレッドたちがちょっとだけ帰ってきた! これは未来へと紡がれていく、メモリアルなツインテールの物語。」
というガガガ文庫公式のあらすじより引用。もう、こんなん、読む前から期待値がフルスロットルでワクワクしていましたよね!!
感想
さて、まずは読む前に思っていたことを叫んでおきましょうか。
「え、観束総二くんってツインテール以外と結婚できたの!?」
……いや、だって。子どもよ? 子ども。普通に女の子と結婚して子どもができたってこと? え、マジ? ツインテールと結婚すると思っていたんだけど……。(実際、本編にいくと、普通に女の子とそういうことをしている総二様という想像でトゥアールが発狂してましたし笑)
一体、誰が母親になったのやら。
というか、これもう愛香とトゥアールが母親主張で喧嘩するの目に見えてるんだけど💦(と思ってたら、案の定の本編でしたね笑)
と、ここまでが読む前の感想。
では実際読んでみてどうだったのか、リアルタイムな感想で今回はお届けします。
まずは口絵。
相変わらず、春日先生のイラストがヤバい!
躍動感ありすぎるのよ! カッコ良すぎるし可愛すぎるしでもう最高!
そして第一章。
冒頭の数ページから既に大爆笑でしたね!
ああ、これぞ俺ツイって感じの雰囲気。愛香とトゥアールの二人のコントが特にいいですよね。いちばんこの作品のコメディのノリを作ってるコンビですから。
そんな第一章ではツインテールの記録を撮ろう、なんてことで日々の戦いを撮影している日常風景。エクストラの1冊らしい、ほのぼの感で始まっていて、しかし同時に今後の不穏な空気を感じさせます。
第二章も引き続きの日常。
でもって、ようやく事態が動き出す第三章。
遂にあらすじで予告されていた娘、双愛(ソーラ)が登場!
カワイイ! 超カワイイ!
あまりのあざと可愛さで総二の不正本能が目覚めて認知する下りが最高すぎてw
でも、分かる! こんな最高なツインテールの子にパパって言われたらパパになるわ!
で、実際のところ。
彼女が未来から来た理由は何なのか。
ただ、過去の問題を解決しにきたって感じではなさそうだぞ? むしろ、双愛の方が何か画策している感じというか……、秘密がある感じ。
でもって、未来から来たというエレメリアンたちの真意も彼女の計画と通じるところがあるのかも。
ここまで約100ページ。どんどんと続きが気になってきましたよね。
第四章。
の、前に幕間で双愛のキャラ説明。
「実はとんでもないファザコンで、小学生の頃にはすでに実の父と深い仲になろうと画策していた。」
!?!?!?
なんかすっげぇびっくりすること書いてあったんですが!?
娘に犯されるのか! それはそれでアリだけど!むしろウェルカムだけど! パパ大好きって言われながらとかめちゃくちゃ興奮しそうだけども!
なんだ、この子。こんな子のパパになるのはどんな羨ましい野郎なんだ観束総二!!
改めて第四章。
未来から来たエレメリアンは人を襲わず、それどころか性癖コンサルタントなんかしている。世界の滅亡を防ぐためというけど、どういうことなのか。
一方で、謎の父性を発揮している総二と、これまでの俺ツイにはいなかったあざとい系というか地雷系っぽい感じで可愛い娘の双愛の会話がいいね〜! てか、双愛が可愛いんだわ!
そして会話の中でさりげなく出てくる「パパの前では裸になりたくなる」「五歳のときに婚姻届をパパに渡した」とかいう普通の娘なら微笑ましいの一言で済ませられるけど、すでにあのキャラ紹介を見ていてはガチにしか見えないことを言っている双愛ですよ。この子、俺ツイという世界に入ってきても違和感がないくらいに最初から濃いなぁ!
その後、総二の部屋にやってきて総二に甘える(性的に父親を襲おうとしている?)娘と、そんな娘にしては危険な気配をぷんぷん出しているのを敏感に察知する愛香&トゥアールのアホすぎる会話。
なんかもうこのあたり、俺ツイって感じで最高としか言えない! 愛香とトゥアールの会話! マジで何回でも言うけど、この二人の会話が最高すぎるんだって!
そんな感じで、第五章!
まなツインテール、とかいうまた謎な単語を💦
双愛から未来の話を聞いては母親面したがるヒロインズたちとの会話。彼女のツインテールをよくよく見ると色々な色が入ってて、それがツインテイルズメンバーのパーソナルカラーになってるらしい? たしかにイラストでもそうなってますね……。
個人的に彼女が話す未来の中で笑ったのは、
「とぅあるんだ! この頃は服着てるんですね!」
という発言。未来では全裸なんですかねぇ……?笑
それからなんだかんだで、海へバカンス!
双愛の十四才までパパと一緒にお風呂入ってましたよというまた危険球なワードも挟みつつ、ヒロインズの水着だ!
口絵では双愛の水着がめちゃくちゃ可愛く描かれてて、挿絵ではロエルリリナの双子と唯乃の水着! 双子ちゃんは幼さもありつつ、お姫様の印象を保ったワンピースタイプでいいですね! 唯乃は競泳水着系、彼女のキャラにあっててキマってるという印象!
目の保養、最高ですね♪
「パパ、泳ぎ方教えて!」
「泳げるけど教えて、溺れたらよろしくね」
「この時代のパパまだ童貞なんだ、だったら私が奪っちゃお、結婚前ならウワキにならないし!」
とかとか、ここで双愛の発言がフルスロットルですねぇ!
ここまで露骨な発言するのは今までいないキャラだから本当に新鮮。……と思ったけど、いや、割とみんな危険な発言多かったな。トゥアールとか……、あれはただの下ネタだな。愛香も下ネタ寄りか。うん、やっぱり新鮮だ。
これもう、双愛がパパとイチャイチャしたいから過去に来たとか言っても納得しそうなんですけど……。
さて第六章。
キマイラギルディとの対話。
何となくだけど言わんとしてることは分かるかも。
最初に第一章あたりで出てきた「テイルレッドが女神すぎる」という敵の発言もあって、おそらく未来ではツインテール属性があまりに大きすぎて、それ以外の属性が消えてるのかも。だからキマイラギルティは過去の時点での性癖コンサルタントをやっていると。
なんだかこの辺りの話、どことなくオーズの映画を思い出したかも。オーズってなんか未来系の話多くない? ポセイドンとか、未来のショッカーのやつとか。
さらに、こうして未来のツインテール属性やテイルレッドの大きさが明らかになることで、双愛の抱えている問題もやっと見えてくる。
それと同時に納得することも。彼女のキャラの濃さ、彼女なりに色々模索した結果とか言われると、なんかもうさらにかわいく見えてくるな! でもさ、そうやって作ったキャラとか言うけど、あなたたぶん素で十分濃いですよ?
でもって、こうして双愛の弱さが見せられたところで、もう分かりますね。
最後に、こんな双愛がパパたちの戦いを見て、踏み出す展開来ますよ。
今回は未来の娘編なんですから、最後は父娘で決めるはずですよね?
あとはさ、俺ツイ毎回そうなんだけどさ。
あの短い描写で敵に感情移入させるのやめてくれ!
マジでカッコいいじゃないか! 完全な悪役っていうのが絶対にいない、悪だけど憎めないやつ、みたいなツボをどうしてこうも簡単に抑えてくるのか。
属性をテーマにしている作品だけあって、こういうキャラ付けみたいな部分がシンプルに強いよなぁってしみじみ実感しますよ。
本当に、敵役をカッコいいと思わせるのは良くないと思う! こんなんされたら俺ツイは本当に好きなところしかないんですよ! 最高すぎるじゃないか!(めっちゃ褒めてます)
てか、スワンギルディ!!?
てなわけで第七章だ。
残り二章なので、ここからがラストのハイライトですね!
第七章では遂に最後の戦いが始まる!
劇場版みたいな感じでサブヒーローたちは、それぞれ一回づつ見せ場作ってフェードアウトで、メインの戦いに行きまして。
今回はレッドVSアークドラグギルディ、ホワイト&ブルーVSキマイラギルディのカード。
キマイラギルティがここでもしっかり味を出してきて、それが双愛やトゥアールを掘り下げるのが本当に演出としてにくいよなぁ〜!
しかし、双愛のアレはちょっと予想外だった。
未来の人が今の人に託すパターンだったか〜。父娘でフィニッシュパターンだと思っていたんだけど、でもこれはこれで王道のいいやつ!
それにセリフがね、やっぱりちゃんとツボを突いてくるんだよ!
いや、まぁ、たしかにね。予想外とはいったけど少し考えてみれば今回はこっちパターンだったかもしれない。元々が未来から逃げてきたという感じなら、彼女の見せ場は彼女が始めて逃げなかった、という形で収めるのがいいよね。父娘でフィニッシュをやるなら、むしろ未来で双愛に会ったときで双愛が主役の戦いとかにするべきだ。ということは、これは、22巻を期待してもいいやつかな!?
第八章!
バトルに決着!
一度ピンチになったレッドたちに、未来から双愛から託された力がやってくる! 劇場版限定フォーム的なやつ! キタキタキター! って感じのやつですよ!
これが今回の表紙のホワイトとブルーのエモすぎるイラストのやつ!!
普段のフォームに+αでアレンジされてて豪華さが増してるのってマジで最高ですよね!
しっかし、
とかいうセリフよ……。
相変わらず、激アツのバトルシーンがツインテール語で書かれるとカオスを極めるというか、俺ツイが俺ツイやってるよなぁって思いますよ。
本当に馬鹿な! って言いたくもなるわ。なんですか、成層圏から飛来するツインテールって。
それはそうと敵が分身したから、自分も分身だ!
どこのGガンダムかな? と思ってしまった件です笑
でもって、分身と「ツインテール」という単語だけで会話するのやばすぎてやばいんですがwww
何はともあれ、最後は大勝利ですよ!
そして何だかんだでレッドよりもホワイト&ブルー、トゥアール&愛香のコンビが光ってましたね! こいつらラブラブなカップルよりも仲がいいもんな。毎日喧嘩してイチャイチャするくらいには。
最後にエピローグ、うん!
らしい終わり方! 最初から言われていたように1冊のエクストラなお話としてすごく良かった!
しかし、双愛があまりにいいキャラすぎて、この特別編でしかいないというのが勿体無い気持ちが!
未来での彼女の姿とか、最後のあの続きも見てみたいんですよ!
22巻で双愛もいるさらにエクストラなお話やってくれないかな〜!
あ、そうそう! 最後に一枚、双愛の挿絵がほしかった! ここはちょっと不満です! 見たかった!
という感じで、読了だ!
おわりに
10周年記念の特別な1冊にふさわしいメモリアルツインテール!
大大大満足でした!!
何よりも感想でずっと言ってたけど、双愛が可愛すぎるのよ!!!
そして、トゥアールと愛香がよすぎるのよ!!!!
是非とも何かの機会でまた22巻を作ってほしいと思います!!!!!
以上、今回のまとめ!
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