今日はネタバレについてのお話。
普段からこうして感想を書いているとやはり気になるのが「ネタバレしてないかな?」「どこまでがネタバレなんだ?」という問題。
これについて、今回はわたしが自分自身で何をネタバレとして感想には書かないように意識しているか、を簡単に話そうかと。
もしわたしの感想を見ている人がいれば、参考にしてもらえると。
では早速。
まず、正直に言いますと。
わたしは何がネタバレなのか分かっていません。
どういうことかというと、わたしはそもそもネタバレを気にする人間じゃないんですよ。それもネタバレされて嫌だと思わない、わけではなく、むしろネタバレされるとありがたい、と思うタイプです。
これはわたしの物語の読み方にも繋がる話でして。
わたしは基本的に物語を結末から逆算して読むタイプです。
「あと◯◯ページで終わりだから、そろそろクライマックスだな」
「全部で◯◯ページあるから、最初の◯◯ページは導入になるかな」
「あらすじの終章の章タイトルからするとこういう結末になりそうだな……、じゃあこれは伏線か?」
みたいなこと考えながら読むんです。
なので、結末とかを予めネタバレされると、そこに至るまでの展開に集中できてむしろありがたいのですよ。
いや、もちろんネタバレなしなら、それはそれで初見の驚きとか衝撃を感じて楽しめるものもあるのは分かっていますし、絶対にネタバレされたいとか奇特なことを言うわけでもありません。
ただわたしはネタバレをされたら、それは素直にありがたく受け止めるのです。
と、少し身の上話をしましたが。
そんなわけで、わたしはネタバレが分からない、もう少し言うと「他の人が何を言われたらネタバレで嫌だと感じるのか」が分からないんです。
ですので究極的に言えば、わたしは感想を書くときにはネタバレ配慮はできません。
一般的な「結末の詳細」だとか「キーとなるギミック」みたいなものはネタバレで良くないんだろうなぁ、と考えて。そこに近い部分に感想が触れるのなら「ネタバレ注意」と前書きをしているだけなんです。
ただ、それでもやはり自分ではネタバレが分からない以上不安な部分はあるわけでして。
今度は感想に求めるもの、のお話を少しだけします。
わたしは基本的に作品の感想を見るときには、その作品が自分が読んでいる作品であれ、読んでいない作品であれ「◯◯のシーンで、△△が××するのが良かったんだよ」みたいな作品の具体的な話を聞きたいと思っているんですよね。
漠然とした「めちゃくちゃ笑える」とか「バトルシーンが熱い」だけではなく、「◯◯ってキャラが××してるのがめちゃくちゃ笑える」とか「主人公が覚醒したときのバトルシーンが熱い」みたいな話がほしいわけです。
なんていうか。
ただ「オススメのラブコメ!」って言われるだけより「コメディ強めのラブコメ」「SF要素アリのラブコメ」「ラブコメよりも青春モノって印象」みたいな話を聞けた方が、より自分がそれを読みたいと思うかどうかの指標になるじゃないですか。
それと同じで、わたしはもう一歩踏み込んで「こういうシーンがある」「こういうキャラがいる」「こういう展開が待ってる」みたいなのを言われた方がいいなって思うんです。
ですので、わたしは自分が感想を書くときには、自分みたいなそういう人に向けて感想を書くように意識しているところがしばしばあります。
※これに関しては「自分の感想なんだから言いたいことはできるだけ余さず言いたい!」とか「ネタバレなしの上手な感想なんて他にいくらでもあるんだし、自分が書く必要ないよね」みたいな開き直りも若干あるんですが……、まぁそれはともかく。
すると具体的な内容に踏み込まなければならず、その結果としてネタバレになっている部分があるんじゃないかと、自分では不安になるわけですよ。
例えばだけど。
それが終盤の話で「実はヒロインが◯◯だった」みたいな正体が明かされる展開があったとして。
当然未読の人にはそれが分からないですよね。
そういうとき、その未読の人に「◯◯みたいなヒロイン好きなら読んだほうがいい!」って言ったら興味持ってもらえる場合、どうしますかと話。終盤のネタバレになりかねないと思って言わないのか、多少は終盤のネタバレになるけど言って興味を持ってもらえるなら言うのか。
わたしの場合は、自分自身が多少終盤のネタバレになってもいいからそういう要素があると知りたいと思います。
そして、そういう人が仮にマイノリティだとしても、ゼロではない以上わたしの感想にはそれを書きます。
そういうわけで、ネタバレがそもそも分からない、むしろ聞きたいと思う、そんな人が持っているネタバレについての持論でした。
とりあえず結論として「わたしの感想読むならネタバレ食らっても自己責任で」としか言えません。ネタバレが分からないなりに、ネタバレ配慮をするつもりではありますが、絶対に自分では気づかないままできていない場所がありますから。
今回の雑談はこれでおしまいです。