ぎんちゅうのラノベ記録

主に読んだライトノベルの感想を書いています。

【読書記録】4月16日~22日に読んだ作品のお話

 先週から始めました、週間読書記録の第2回です。

 前書きは特になしで早速始めましょう。

 

1:4月16日~22日に読んだ作品

 今週読んだのは以下の14冊です。

・賭博師は祈らない 4~5巻

・SSSS.GRIDMAN NOVELIZATION 1~2巻

・救世主だった僕が三千年後の世界で土を掘る理由

・日本語が話せないロシア人美少女転入生が頼れるのは、多言語マスターの俺1人 1巻

・ネットの『推し』とリアルの『推し』が隣に引っ越してきた

・継母の連れ子が元カノだった 7~10巻

・桃音しおんのラノベ日記 1巻

・蜘蛛と制服

・→ぱすてるぴんく。 1巻

 

 

2:読んだ作品についてのお話

 ※以下画像は全てAmazonリンク

・賭博師は祈らない 4~5巻

賭博師は祈らない(5) (電撃文庫)

 まずは先週に引き続き賭博師シリーズ。

 最終5巻まで読み切りました!

 4巻は主人公ラザルスの再起の巻。過去に向き合い、賭博師としてどうしようもなかった自分と元恋人のフランソワに向き合い、そしてどうしようもない現実に打ちのめされて。それでも諦めない最高にカッコいい主人公とはこういうもの! というものを全力で見せつけてくれましたね。

 5巻は最終巻。ラザルスとリーラ、2人の結末が胸に染みました。ただのハッピーエンドというわけではなく。18世紀の世界観だからこその着地点。ここまで積み上げてきた全てを出し切ったようで読後感が素晴らしいシリーズでしたね。

 

・SSSS.GRIDMAN NOVELIZATION 1~2巻

SSSS.GRIDMAN NOVELIZATIONS Vol.1 ~もう一人の神~ (ガガガブックス)SSSS.GRIDMAN NOVELIZATIONS Vol.2 ~世界終焉の怪獣~ (ガガガブックス)

 最近公開された映画グリッドマンユニバース見てきました!

 最高でした!

 というわけで、今まで読んでいなかったグリッドマン小説を読みました。アニメ本編の分岐イフみたいなお話で、2冊上下巻構成の物語。複雑な時間軸と世界に翻弄され、アカネと六花の友情がエモくて、戦闘シーンは胸熱で、めちゃくちゃ面白かったですよ! アニメのOVAで公開されてもいいくらいの満足感!

 今月発売のグリッドマンユニバースの小説もこの後読む予定です。ダイナゼノンの小説は近場の本屋で売り切れちゃってるので、手に入り次第ですね。

 

・救世主だった僕が三千年後の世界で土を掘る理由

救世主だった僕が三千年後の世界で土を掘る理由 (講談社ラノベ文庫)

 先週もチラっと言った、講談社ラノベ文庫の1巻を読むシリーズです。

 考古学という希少なテーマを扱ったポストアポカリプスファンタジー作品でした。

 宇宙からの侵略者によって滅んでしまった過去の世界の謎を地面に眠る痕跡や遺産から解き明かしていく物語で、想像以上に考古学をやっていて初耳の知識がいっぱいありました。終盤は明かされた世界の真実や救世主の意味を巡る問題が起こって、それに立ち向かう主人公とヒロインの絆が非常に良い作品でした。ただ、少しだけ終盤が急展開かなって気はしたかもですね。

 

・日本語が話せないロシア人美少女転入生が頼れるのは、多言語マスターの俺1人 1巻

日本語が話せないロシア人美少女転入生が頼れるのは、多言語マスターの俺1人 【電子特典付き】 (講談社ラノベ文庫)

 これもまた講談社ラノベ文庫の1巻を読もうの1冊ですね。

 これは一言で言えば香ばしい作品。

 なろうの旨みが凝縮したような1冊と言って良いでしょう。見ているだけで背中がかゆくなる主人公。理由のよく分からない周囲からの主人公ヘイトと、それに伴う徹底的なまでの主人公アゲ。ロシア人要素も多言語マスター要素もぼくのかんがえたさいきょうのしゅじんこうを描き出すためだけにあるような構成も目を見張るものがありました。どこに向かってるのか分からない展開や謎に頻出するパロネタなどなど、総合的に見て完璧と言えるほどの香ばしい作品に仕上がってました。

 

・ネットの『推し』とリアルの『推し』が隣に引っ越してきた

ネットの『推し』とリアルの『推し』が隣に引っ越してきた 1 (オーバーラップ文庫)

 先月のオーバーラップ文庫の新作ですね。近々新作ラノベ感想として取り上げる予定です。

 これは端的に言って、軽快に読めるラブコメとして良作でした。ウェブ発作品の長所と短所、両方があったのは間違いないのだけど。その長所である1話1話の短い区切りで、ヒロインの分かりやすい魅力を前面に押し出す展開が非常に丁寧で読みやすかったです。

 

・継母の連れ子が元カノだった 7~10巻

継母の連れ子が元カノだった10 手を伸ばせれば君がいる (角川スニーカー文庫)

 今月最新10巻が発売されましたね。

 6巻発売当時、ちょっと内容に胃もたれしてしまってしばらく遠ざけていたのですが10巻には暁月さんの裸リボンがあると聞いて読むのを再開しました。で、7巻から10巻までいきました。

 そしてやっぱり暁月さんは可愛かった!! 川波くんとの一進一退を見ているだけでニマニマが止まらない。しかし、7~10巻にかけて暁月さんの挿絵が少なかったのは何故でしょうか? 作品のメインヒロインを冷遇する作品とは珍しい……(結女をメインヒロインと認識していない人間の戯れ言)

 あとは7巻から登場する生徒会メンバーたちが個性的で良かったですね。特に愛沙先輩と星辺先輩のカップルが堪らないのですよ。素直になれない小悪魔後輩女子の魅力が詰まっていた!

 

・桃音しおんのラノベ日記 1巻

桃音しおんのラノベ日記1 11歳の創作活動 (講談社ラノベ文庫)

 小学生は最高だぜ!!

 というわけで、講談社ラノベ文庫の1巻読むシリーズですね。

 ロリ×ラノベ作家という作品で、それぞれの魅力を上手く合わせた作品でした。めちゃくちゃ面白いというタイプではなく、ラノベらしい気軽な面白さがあるタイプの作品で個人的にはかなり好みでした。全4巻らしいので、今度機会があったら4巻まで買って読んでみようかなと。

 それはそうと小学生は最高だぜ!

 

・蜘蛛と制服

蜘蛛と制服 (富士見ファンタジア文庫)

 今月いちばんの楽しみだった新作!

 神さまのいない日曜日のタッグで送り出す作品とかいう期待しかできないもので、そのハードル越えてドハマりの作品でした!!

 蜘蛛の苗床にされて、蜘蛛に全身を食われていながらも、それに幸せを感じて蜘蛛たちに慈愛を捧げる頭のネジ飛んじゃってる主人公の女の子が最高なんですわ。めちゃくちゃ可愛い! こういうの大好き! って感じでした。

 もう最初から度肝を抜くような設定で読者の心を鷲づかみにして、気がついたら読み終わっちゃいますよ。本当に最高でした。

 

・→ぱすてるぴんく。 1巻

→ぱすてるぴんく。 (講談社ラノベ文庫)

 講談社ラノベ文庫の1巻です。

 「ネット恋愛」「ネット上の悪意無き冷やかし」をテーマにして描かれた青春恋愛モノ。テーマを丁寧に調理した作品だなぁという印象でした。素直に満足。とはいえ一歩引いて考えると、周囲のクラスメイトたちの発言にはイラッとする部分が多かったり、主人公とヒロインはこの後どうするつもりなんだ? と思う結末だったりで、気になる部分も多々。その中でいちばんは、ネットで知り合って恋人になった男と一緒の高校に通いたいので(愛媛から)東京で一人暮らしさせてください、と言い出すヒロインを認めた両親の理解ありすぎ問題でしょうね笑。

 

おわりに

 1週間で14冊はなかなか多かったですね。自分でもこんなに読んでたか? とビックリしました💦

 ラブコメ多めだったから読みやすいというのもあるかもしれませんが。

 来週は既に述べたように「グリッドマンユニバース(小説)」はほぼ確定で読みます。あとは現在読み途中で「さぁ、悪役令嬢のお仕事を始めましょう」があるのでそれも読み切ります。それ以外には特にコレと言って読むの決まってないので適当に気分の赴くままに読みましょうかね。

 

 今週の読書記録はこんなところでおしまいです。