ぎんちゅうのラノベ記録

主に読んだライトノベルの感想を書いています。

【雑談part11】2023年に読んだ作品から選ぶ、マイベスト!!!

 遂に、本日12月31日!!

 1年が終わってしまいます。今週の感想まとめと、12月のお気に入り作品紹介の記事を書きながら、これも書かねばならないと必死に書いています。

 前者2つはもう投稿したはずなので、これが2023年最後の記事になりますね。

 

 タイトル通り、今年1年間で読んだ作品から個人的ベストを振り返る。

 ただそれだけの記事です。

 

 

1:1年間で読んだ作品

 早速ランキング、といきたいですが。

 まずは一年間でどのくらい読んだのかと、それを振り返っていきます。

 ラノベしか記録していない読書メーターの画面をバンッと張りますと・・・

 458冊ですね!

 今年1年はやや忙しかったと思っているのですが、何だかんだで1日1冊以上は普通に読んでいました。がんばりました!

 読んだ作品一覧はまとめるのを断念したので、毎月のまとめを見ていただければと思います💦

 

2:2023年マイベスト10!!

 では、そんな1年間の458冊からマイベスト、トップ10で紹介していきます。

 ※以下、画像はブックウォーカーのリンクです。

 

10位

 最初に選ばれた作品はこちら!!

 まぶらほ

 まぶらほ ~にんげんの巻~ (富士見ファンタジア文庫)

 読、み、や、す、い!

 もうこれに尽きますよ!

 ドラマガで連載していた短編形式のラブコメ作品。

 とにもかくにも読みやすく、その気軽に読んで楽しめる味わいを全33冊の膨大なシリーズでやってくれたんです。これがもう本当に良かった!!!

 結局、わたしはこうして長く楽しめる作品っていうのが大好きなんだなと再確認したと同時に、宮間夕菜とかいうヤンデレ風味暴走娘の可愛さが最高だったなと思えるシリーズでした。

 

9位

 続きまして9位に選んだのはこれ!!

 飯楽園-メシトピア-

飯楽園‐メシトピア‐ 崩食ソサイエティ (電撃文庫)

 ベテラン作家の実力が遺憾なく発揮された盤石な設定が良かった!!

 とにかく最初から最後まで読者に面白いと思わせてくれる内容で、シリアスな世界観だからこそのコメディやキャラの背景にも強くひきこまれる。そして何よりも1冊を通じて大きく変わった一人の少女が見せた覚悟、これが最高だったんですよ!!

 しかしながら、これ2巻が出てくれないと読者が生殺しになるやつなので……、そういう意味で9位止まりになってしまった感はありますね。

 

 

8位

 どんどん行きましょう、8位の発表です!

 花守の竜の叙情詩

 花守の竜の叙情詩1 (富士見ファンタジア文庫)

 ファンタジー恋愛最高!!!

 始まりは最悪。戦争に負けた国の高慢なとらわれの姫アマポーラと、王位継承争いの火種として敬遠されている戦勝国の王子テオバルト。決して愛など生まれる余地もなかった二人だけど過酷な旅と理不尽な運命に振り回される中で、それぞれが過去の罪に向き合い、お互いの心を支え合って、やがて育まれる愛は何よりも強い絆になっていく。二人の事情に巻き込まれた娘エレンを含めた三人の家族としての在り方はこれ以上ない美しさだった。

 ファンタジー恋愛の生み出せる愛の尊さに思わず涙する傑作でした。

 

 

7位

 7位になるのは何なのか、こちらですね!!

 Mother D.O.G.

 Mother D.O.G (電撃文庫)

 今年読んだ新作でいちばん性癖に刺さった作品!!!

 とにかくわたしの好きで溢れていた!

 短編形式で描かれる各種事件も、夜子さんとサトルの関係性も能力も生き様も、その全てが全部性癖なんですよ!!! 普通ではない、人間としては生きられない、そんな二人の旅路の結末を是非とも見てみたいものですね。

 

 

6位

 さぁさぁ、まだまだ行きます。6位に選んだのはこの作品!

 明日、ボクは死ぬ。キミは生き返る。

 明日、ボクは死ぬ。キミは生き返る。 (電撃文庫)

 ある日、目の前で事故に巻き込まれ死んでしまった少女・夢前光。

 主人公の坂本秋月はどういうわけか1日ごとに自分の体に、彼女の意識が宿るようになってしまう。自分が知らない1日の間に光が起こす問題の数々、それに振り回されながら、どんどん彼女に想いに触れていって……。

 そんな冒頭で始まる、二心一体のボーイミーツガール。

 この作品はとにもかくにも「誰よりも近くにいるのに、その姿は見えないし、その声は聞こえない。その体には触れられない」を徹底して「それでも彼を想う、それだからこそ彼女を想う」そんな愛の尊さを見せてくれた作品。

 最初から最後までシリアスでしかあり得ないそんなラブストーリーを全て吹っ飛ばすような、その名が示すように光であり続けた少女の生き様を決して忘れることはないでしょう。

 

5位

 ベスト10も折り返しに来ました。ここからがベスト5!

 ここに食い込んだのは最後も最後12月最終週に読んだばかりの作品

 血翼王亡命譚

血翼王亡命譚I ―祈刀のアルナ― (電撃文庫)

 これはね、最高に美しい愛の物語でしたよ!!

 血翼王亡命譚

 読めばもうこのタイトルしかないなと思わされる、全3巻で紡がれるそれは言葉を発せない少女とその護衛の少年が二人で紡ぎ上げた、この二人のためだけの物語。

 歴史に残ることなく、誰もその真実を語り継ぐこともない。悲しみと涙に包まれて、決して平穏な幸せなんてなくて、それでも確かにあった二人の愛は世界を変えたし、人々を救った。

 胸に深く深く刻まれる傑作だった!!

 

4位

 トップ3を惜しくも逃した作品はこちら

 忍ばないとヤバい!

忍ばないとヤバい!【電子特典付き】 (MF文庫J)

 これは、今年いちばん"良かった"新作です。

 好きな作品、面白かった作品という観点で見ればいくらでも他に好きだった作品はあります。

 それでも、この作品を越える"良かった"はありません。決して読者の心に深く刺さるような感動を持つわけでもなければ、こんなもの見たことないというような驚きがあったわけでもないです。

 だから、この作品を傑作だとかそんな言葉で表すことはできない。

 それでもこの作品をどうにか言い表すなら「突き詰めた良作」これなんですよ。

 良作が良作たる所以、ラノベとしてのこれ以上がない楽しい読み心地、それが詰め込まれた作品だったのです。

 

 だからいちばん”良かった”作品。

 こういう作品がもっと読まれるようになるラノベ界隈になったらいいなと、密かに願っています。

3位

 ここからはトップ3です。その先陣を切ることになった作品はこちら!

 いつか天魔の黒ウサギ

 いつか天魔の黒ウサギ1 900秒の放課後 (富士見ファンタジア文庫)

 この作品はとにもかくにもシリーズモノとしての満足度が圧倒的に大きかったです。

 1巻まるまる使ったプロローグで読者を引き込み、そこからどんどん広がる世界観とヒメア、大兎、月光を中心にしたあらがえない運命の流れを完璧な構成の全13巻というスケールで描ききってくれた。最後の最後まで二転三転しながら、先の見えない展開にハラハラして、全員が必死になって掴み取った最高の結末。

 紅月光の生徒会全員の絆と、彼らの未来の幸せが永遠に続くように、そう願いたいです……、本当に素晴らしかった。

 

2位

 さぁ、ベスト2に輝いたのはこの作品!

 竜と祭礼

 竜と祭礼 ―魔法杖職人の見地から― (GA文庫)

 今年読んだ中でいちばんのファンタジー作品!

 濃厚な世界観を歴史を読み解く中でどんどん深めていき、過去を現在とこれから先の未来へと昇華するという壮大な時間スケールの物語をこれ以上無く美しく魅せてくれた!! これこそファンタジー作品の真骨頂、そう思いました。

 そして、何よりも現在を生きるイクスとユーイのどうしようもない状況と、それを受け入れてなお未来を見据える物語があまりに辛くて重くて、それなのにどこまでも強いその姿に惹かれてしまった。

 この作品は一言で言うなら「今年いちばんわたしの心を抉った作品」なのです。

 とにかく最高でした。

 

1位

 最後、1位はやっぱりこの作品ですよ!

 ささみさん@がんばらない

ささみさん@がんばらない ガガガ文庫 ささみさん@がんばらない

 もうね、ささみさん×かがみのカップルがあまりにてぇてぇなんですわ!!

 そしてこれ、最終巻ないから!!

 完全無欠のハッピーエンドにたどり着いていない状態で終わってるのを認められるかーーー!!! なんですよ!

 ただでさえ、ささ×かがで脳破壊されてるんだから最終巻ちゃんと見せろやと。

 そんな圧倒的な心の中にささ×かがへの想いが残り続けた(良いことなのか悪いことなのか)によって、今年の1位です!!!


3:新作トップ10!

 ここからは番外編です、1年間で読んだ新作のみで選んだトップ10をご紹介。

1位:忍ばないとヤバい!

2位:Mother D.O.G.

3位:飯楽園-メシトピア-

4位:蜘蛛と制服

5位:クセつよ異種族で行列ができる結婚相談所

6位:マスカレード・コンフィデンス

7位:ドスケベ催眠術師の子

8位:カルネアデス

9位:不死探偵・冷堂紅葉

10位:彼女でもない女の子が深夜二時に炒飯作りにくる話

 

 今年1年のベスト10っていうので選ぶのはひっじょーーに悩みました!!

 特にただ好きなだけで言えば2~4位の3作品は圧倒的と言えるでしょうね。

 けれど、それでも総合的にいちばん”良かった”と思ってしまったのは「忍ばないとヤバい!」でしたし、ただ好きなだけと良かった作品は近いようで遠いのだと思いましたね。

 その他の作品で言えば、やはりこのラノにも投票したクセつよ不死探偵は個人的にめちゃくちゃ上手いと思っている作品でしたし、ドスケベ催眠術師の子は忍ばないとヤバいと同様にラノベとしての読み口の甘さがとても良かった作品。面白さという観点で言えば今年の新人賞でデビューしたマスカレード・コンフィデンスは納得のクオリティでしたし、キャラの個性の爆発力では彼女でもない女の子が深夜二時に炒飯作りにくる話がずば抜けていました。

 評価軸を変えれば容易に順位が変わりうる粒ぞろいの新作だらけで非常に満足度の高い1年を過ごせたと思います。来年の新作も楽しみにしたい!!

 

4:今年1巻から読んだシリーズでトップ15!

 既に7位までは「ささみさん」「竜と祭礼」「いつ天」「血翼王亡命譚」「明日ボク」「花守の竜」「まぶらほ」で分かっているはずなので、そこは省略して8位から15位のご紹介。

8位:101番目の百物語

9位:飛べない蝶と空の鯱

10位:賭博師は祈らない

11位:藍坂素敵な症候群

12位:虚構推理

13位:滅びの季節に《花》と《獣》は

14位:異世界蹂躙

15位:俺の妹が最高のオカズだった

 

 101番目の百物語はとにかく泣けるような激アツ最終巻が素晴らしかったシリーズ。全8巻で完璧すぎるハーレムファンタジーをやってくれましたが、上位の壁は残念ながら大きかったですね。

 それから、飛べない蝶と空の鯱賭博師は祈らないはシンプルに面白い。前者はクソ甘ファンタジー恋愛をやってくれたり、後者は主人公のカッコよすぎる生き様を見せてくれたりで差異はあれど、どっちも面白い。

 藍坂素敵な症候群虚構推理、あたりはやはり設定の妙が非常に刺さった作品でしょうか。そして異世界蹂躙妹オカズはエロ系作品としての満足度が高く。それぞれ触手快楽堕ち、妹モノとしての個性が非常に尖っていて良かったなと思ってます。

 あとは滅びの季節に~ですが、これは最初に紹介した血翼王亡命譚と同じ作者の作品で、この作者の描くファンタジー作品って本当にすごいなと思わされます。全部面白いんですよ。ファンタジーだからこその世界とキャラの描き方がめちゃくちゃ好きなんです。

 

5:シリーズ続巻トップ8!

 更に番外編として、今年1年に読んだシリーズ続巻のランキングもやります!!

 8作品これは間違いない! っていうのが決まったあとで、残り2作品悩みすぎて無理だったので8選です。

1位:豚のレバーは加熱しろ 8巻

2位:ノーゲーム・ノーライフ 12巻

3位:ライアー・ライアー 15巻

4位:蟲愛づる姫君 春夏秋冬の花

5位:創成魔法の再現者 6巻

6位:もしも明日、この世界が終わるとしたら 2巻

7位:死亡遊戯で飯を食う。 5巻

8位:ランジェリーガールをお気に召すまま 5巻

 

 たぶんわたしはずっと言い続けますが豚レバは毎回シリーズ最高を更新する化物なんですよってこと! マジで読めば読むほど面白いんですって、そして今回シリーズ最大の山場を迎えた8巻は最高すぎました。

 それから久々に新刊出たと思ったら、こんな幕引きする!?って言いたくなったノゲノラですよ。早く13巻お願いしますね。

 今年完結を迎えたシリーズではライアラランジェリーガールの2作品はやはり良かったですね~。どちらもこの作品らしい、を最後までやりきってくれたと思います。

 それから創成魔法6巻、これはもうニィナというヒロインのあまりの可愛さにやられましたし、死亡遊戯あすせかの2つはやっぱり好きだなぁって気持ちで溢れる内容が非常に良かったです。

 あとは昨年シリーズ1巻から読んでドハマりした蟲愛づる姫君はやっぱり面白かった。

 

おわりに

 今年1年を振り返ってマイベスト10を考えました。

 こうしてみると一年間面白い作品をいっぱい読むことができたなと思えて、いい年越しを迎えられそうですよ。

 

 来年もラノベ読みやっていきますが、どんな作品と出会えることか今から楽しみです。