ぎんちゅうのラノベ記録

主に読んだライトノベルの感想を書いています。

【読書記録】2月5日~11日に読んだ作品のお話

 今週も1週間で読んだ作品の感想まとめしていきます。

 

 

1:2月5日~11日に読んだ作品

 今週読んだのは以下の7冊ですね。

・これが「恋」だと言うのなら、誰か「好き」の定義を教えてくれ。
・いつもは真面目な委員長だけどキミの彼女になれるかな? 1~2
・非科学的な犯罪事件を解決するために必要なものは何ですか?
・幼馴染たちが人気アイドルになった 2
灼眼のシャナ 18~19

 

2:読んだ作品についてのお話

 ※以下画像はAmazonリンク

 

これが「恋」だと言うのなら、誰か「好き」の定義を教えてくれ。

これが「恋」だと言うのなら、誰か「好き」の定義を教えてくれ。 1 (オーバーラップ文庫)

 既に感想記事を書いているので、気になったらそちらを見てもらうこととして。

【新作ラノベ感想part138】これが「恋」だと言うのなら、誰か「好き」の定義を教えてくれ。 - ぎんちゅうのラノベ記録

 

 改めて思い返しても本当にもったいない、消化不良で1巻の区切りをつけてしまった作品という印象が拭えないですね。全体的に丁寧な描写、主人公ヒロインそれぞれの掘り下げ、それぞれ抱えるものがあった上でお互いに恋になっていく変化、どれも文句なしでもいいくらいだったのに。

 ただ1つ、この1巻のオチの付け方だけは「そこで終わるの?」としか言えないもの。新人賞金賞という肩書きもあることだし、2巻まで2ヶ月連続刊行くらいの勢いで堂々と売り出せばまだこの印象も2巻で覆せるポテンシャルがあったかもしれないのに。この1巻だけを、この区切りで見せられるのは本当になんだかなぁと、

わたしは思ってしまいましたよね。

いつもは真面目な委員長だけどキミの彼女になれるかな? 1~2

いつもは真面目な委員長だけどキミの彼女になれるかな? (電撃文庫)いつもは真面目な委員長だけどキミの彼女になれるかな?2 (電撃文庫)

 こちらもまた感想は既に1巻の範囲で記事を書いているので、よければそちらを見ていただきたいです。

【新作ラノベ感想part139】いつもは真面目な委員長だけどキミの彼女になれるかな? - ぎんちゅうのラノベ記録

 

 なので、1巻の感想は簡単な振り返りだけしてみますと。

 普通に良かったですよね。普通にラブコメだけ読んでいてもなかなか出会えないピュアなお話。少女漫画や女性主人公モノのようなテイストを感じたかもしれません。真っ直ぐな男の子と、彼によって救われていく女の子の心がとても綺麗でした。

 

 それから本作は2ヶ月連続刊行で2巻も発売されましたが。

 2巻ではもうイチャイチャしまくるのかな? と思っていたら、まだそこまでではなかったのが少しだけビックリでしたね。

 2巻はJKコンテストなるものに出たいという後輩の女の子のお手伝いをするために、友達と一緒に部活を始めていく青春メインな感じでした。とはいえ、動画撮影の合間合間でちゃんと二人きりの甘い時間も作ろうとしてイチャイチャしているのが良かったですよ。そして、基本的に不安要素としてつきまとうそれぞれの家庭事情に関しても、少しづつ自分の意志を親に伝えていこうとする進展が見られて今後も気になるところ。

 とはいえ、個人的に2巻で少しだけ。吉野さんに対しての辻尾くんの頭の中(地の文)のIQが1巻と比べてすごく下がっているように見えて若干違和感だったですが……、恋人できた男ってこんなもんなのですかね?

 

非科学的な犯罪事件を解決するために必要なものは何ですか?

非科学的な犯罪事件を解決するために必要なものは何ですか? (ファミ通文庫)

 これはもう素直に面白かったですよね!!

 精神操作の異能を扱う少女と、正義感にあふれたアラサーの警察官という二人組で挑む超常事件というのがワクワクしないわけないし。このメインとなる二人がどっちもどっちで本当に魅力的なキャラなのが、キャラで作品を見るわたしには美味しすぎる!

 今後にも非常に期待が持てる新シリーズ。

 感想は記事にもまとめているので気になったら見てみてください。

【新作ラノベ感想part140】非科学的な犯罪事件を解決するために必要なものは何ですか? - ぎんちゅうのラノベ記録

 

幼馴染たちが人気アイドルになった 2

幼馴染たちが人気アイドルになった 2 ~甘々な彼女たちは俺に貢いでくれている~ (オーバーラップ文庫)

 幼馴染二人のヤンデレ化をどうにか口八丁で抑え込み相変わらずヒモ街道を進もうとするクズ。アイドルに金をもらって、そのアイドルのグッズを買うとかいう新時代の経済を見せつけていたら、なんとカスが頭を下げてきたではないか

 Vtuberで金を搾取して生きていたいとかいうどうしようもないことを言い出す少女、夏純(これはこれで名前にカスが入ってたの本当に草、普通に可愛い名前だと思ってたのに)。しかしそんな彼女にクズがしたアドバイスが「金に媚びへつらう姿を見てるのは気持ちいい」とかいうやっぱり一枚上手のクズみたいな発言で、それを受けてマジで金媚びVとかいう新天地を始めてしまうこの子はやはり本作のどうしようもない子の一員だったんだなと。

 そして最後には、女の子から貢がれるのは俺だから許されていることで普通だったらただのやべーやつだと、ナチュラルに自分を棚上げするクズ思考をしながらお悩み相談を受けて、それお前のことだろ定期と思いながら次回どうなるのかまだまだ気になりますね。果たしてクズがヤンデレ幼馴染2人からの束縛を逃れたウハウハヒモライフを送れる未来は来るのでしょうか。

 

灼眼のシャナ 18~19

灼眼のシャナXVIII (電撃文庫)灼眼のシャナXIX (電撃文庫)

 18巻感想

 フレイムヘイズと紅世の徒たちの戦いの火蓋が切られた。ヴィルヘルミナたちシャナ救出舞台の奇襲、ゾフィーたちフレイムヘイズ兵団たちの一点突破。悠二やトリニティの主力部隊が神門の中へと向かってしまった仮装舞踏会の面々は必至に抑えようとするも無理難題。
 そして、ただ救われるだけでないお姫様。シャナは自分の無力さを噛み締め、そして今を超えるために立ち上がる。それに呼応するように贄殿遮那と目覚めた天目一個のあの展開は鳥肌モノ。フレイムヘイズとして、普通の女の子として、今ある自分自身の全部ととめどない想いで悠二の元に向かう。まだまだ最終章は始まったばかり、どんどん盛り上がっていきますね。

 

 19巻感想

 祭礼の蛇復活を阻止するため神門の中に突入したシャナ一向の戦い開幕。いくら手負いとはいえヴィルヘルミナたち三人を前にして、尋常じゃない強さを見せたサブラク。悠二とトリニティ三人を前にしても、堂々たる姿で創造神ごと全部一回ぶちのめして言うこと聞かせてやるのだと、自らの恋を見せたシャナ。今回のMVPはこの二人でしょうね。

 神門内での戦いは、悠二たちが創造神復活を果たして勝ち星をつけて一旦終わってしまったけど、まだまだここから。佐藤の声で目覚めたシンデレラ、もといマージョリーの後方支援も気になるところでした。

 

 

おわりに

 ひとまず気になっていた新作新刊をある程度読んだので、来週は最後気合いを入れてシャナを読み切ろうかと思います。今月の電撃文庫新作はそのあとですね。