2023年ももう終わりに近づいてきた感じがしますね。
もう10月ですよ。
とりあえず、9月も終わったので先月の振り返りとしてお気に入り作品の紹介と、今月の新刊チェックをしましょう。
※画像はAmazonリンク
1:お気に入り作品
早速9月中に読んだ作品の中からお気に入り作品をご紹介。冒頭の画像で示したように全部で6つですね。一つづつ簡単なコメントをつけて紹介します。
化物嬢ソフィのサロン
とにかく心の温かくなるファンタジー短編連作作品でした。
皮膚病に関わって、周囲から奇異の目で見られること、それによって抱えてしまう人の心の傷、それを誰より理解するソフィだからこそ生み出せた温かさです。サロンに訪れる人たちの悩みに寄り添って、真摯な言葉を紡ぎ、そうして目に見える傷跡なんかよりよっぽど大きな心の棘を優しく抜いていく様子が本当に良かったです。
感想は新作ラノベ感想でも書いているので、より長々お話ししているのはそちらを参照ということで。
【新作ラノベ感想part103】化物嬢ソフィのサロン - ぎんちゅうのラノベ記録
飯楽園‐メシトピア‐ 崩食ソサイエティ
これはもう最高すぎました!
面白くない要素が見当たらない。そもそも過酷な世界で飯というジャンルを合わせたら強いんですって。それをベテラン作家のしっかり手堅い文章と展開で抑えたら面白くないわけないじゃんって。真面目で真っ直ぐすぎるヒロインの魅力というのをこれでもかと見せつけて、あの2巻への引きも完璧と言って良いほど。
これマジで2ヶ月連続刊行とかで一気に推しだした方が良いレベルの作品ですよ。
こちらも新作ラノベ感想を書いているので、気になったら見てみてください。
【新作ラノベ感想part106】飯楽園‐メシトピア‐ 崩食ソサイエティ - ぎんちゅうのラノベ記録
天才女優の幼馴染と、キスシーンを演じることになった
ラブコメってのはこういうのでいいんですよ!
幼い頃に約束を交わした幼馴染ヒロインという軸で、そのヒロインの可愛さを存分に見せてくれた作品。会っていない間の時間がネックになって、まだ主人公からの踏み込みは弱い部分がありますが、役者として幼い頃の約束のために一途に努力するくらいにはヒロインのことを想っているのは伝わってくるので、今後もっと気持ちに素直になったより一層のイチャイチャに期待という感じですね。
新作ラノベ感想記事は以下のリンクから。
【新作ラノベ感想part104】天才女優の幼馴染と、キスシーンを演じることになった - ぎんちゅうのラノベ記録
まぶらほシリーズ
長編シリーズ4巻、本編の短編集22巻、メイドシリーズ6巻、番外1巻(まだ読んでいない)の全33巻のシリーズでした。
とにかく"いつもの雰囲気"で長く読み続けられるシリーズだったのが、わたしの好みでした。またコメディのノリやテンション、初登場時はこれ以上無くメインヒロインの風格に満たされていたのが3巻目あたりから徐々にヤンデレ味を増して、周囲に嫉妬の炎という名のリアルで物理的被害を出しまくるやべー女になっていった夕菜の可愛さというのもわたしの感性にマッチして最高に楽しめたシリーズでした。
シリーズまとめ感想は、……そのうち書きます!
JKハルは異世界で娼婦になった
男尊女卑の異世界に転移してしまった普通の女子高生ハルが、生きるために娼婦になったお話です。
とにかく、胸に刺さる心情描写が素晴らしかった。ハル視点のオブラートに包まない物言いで綴られる文章だからこそ、異世界のシビアな環境やそこで娼婦として生き抜くこと、出会う人々と紡ぐ物語というのが真っ直ぐに感情を伴って伝わる。辛い話、悲しい話、笑える話、酸いも甘いも存分に味わえる作品でした。
より詳しい感想は昨日更新したばかりの週間読書記録でやっているので、気になったらそこを見てもらうのでもいいかもしれませんね。
カルネアデス
もうずっと言ってますが、rurudo先生のイラスト大好きなんですよ。
なのでそれがラノベになると聞いてどれだけ嬉しかったことか。rurudo先生、ラノベのお仕事あまりされていないのもあって、本当に楽しみにしてて。実際読んで最高だったというお話ですよ。
もう感想は新作ラノベ感想でまとめているので、そちらを見てください。
【新作ラノベ感想part109】カルネアデス - ぎんちゅうのラノベ記録
2:読了数および読了作品一覧
2023年9月中の読了数は52冊
そして、その間の読了作品は以下の通り。作品は基本的に新作、読んだ巻の数字が小さいもの、が上になるように並べています。厳密ではないですが。また☆は今月のお気に入りとして紹介した作品。
☆化物嬢ソフィのサロン
・デスループ令嬢は生き残る為に両手を血に染めるようです
☆天才女優の幼馴染と、キスシーンを演じることになった
☆飯楽園―メシトピア― 崩食ソサイエティ
・ツンデレ魔女を殺せ、と女神は言った。
・悪ノ黙示録
☆カルネアデス
・エヴァーラスティング・ノア
☆JKハルは異世界で娼婦になった
☆JKハルは異世界で娼婦になったsummer
☆まぶらほ 4+22+6冊
・青薔薇アンティークの小公女 3
・恋人以上のことを、彼女じゃない君と。
・王様のプロポーズ 5
・神は遊戯に飢えている。 5〜7
・男女の友情は成立する?(いや、しないっ!!) 6〜7
・ライアー・ライアー 13~14
3:来月の新刊チェック
10月に発売される作品をチェックしました。
最初に気になる作品、買うつもりの作品をまとめておきます。(※このブログを書いている現在の予定。他の方の感想見たり、書店に行ったときの気まぐれで買う作品の増減はあると思います)
・誰が勇者を殺したか (スニーカー文庫)
・この素晴らしい世界に祝福を! よりみち3回目! (スニーカー文庫)
・陰キャの僕に罰ゲームで告白してきたはずのギャルが、どう見ても僕にベタ惚れです 7 (HJ文庫)
・豚のレバーは加熱しろ(8回目) (電撃文庫)
・組織の宿敵と結婚したらめちゃ甘い (電撃文庫)
・茉莉花官吏伝 十五 珀玉来たりて相照らす (ビーズログ文庫)
・公務員、中田忍の悪徳7 (ガガガ文庫)
・双神のエルヴィナ4 (ガガガ文庫)
・清楚怪盗の切り札、俺。 (ファンタジア文庫)
・魔術探偵・時崎狂三の事件簿 (ファンタジア文庫)
・全力回避フラグちゃん!5 (MF文庫J)
・男子禁制ゲーム世界で俺がやるべき唯一のこと3 百合の間に挟まる男として転生してしまいました (MF文庫J)
10月はなかなか個人的には楽しみな月になっていますね。
まずは新作として、個人的歴代最強最高の問題作だと思っている「賢勇者シコルスキ・ジーライフの大いなる探求」を書かれていた有象先生の新作が出ると。
それがこの「組織の宿敵と結婚したらめちゃ甘い」ですね。
電撃文庫から発売される予定。とりあえず表紙が可愛いです。あらすじを見る限りでも可愛い気がします。甘々ホームコメディということなので、イチャイチャの度合いと、どの程度軽快なノリがあるのかという部分に注目していきたいですね。
それから、デート・ア・ライブシリーズのスピンオフとなるのでしょうか。
狂三の推理モノが新作が出ると。「魔術探偵・時崎狂三の事件簿」です。
あらすじを見ると、大学生の狂三とあるので、本編後の時系列な感じになるのでしょうか? どんな内容になるのか気になります。
それからシリーズの続編も「茉莉花官吏伝」や「公務員、中田忍の悪徳」があったりで楽しみなのはもちろんですが、やはり今月最大の楽しみは「豚のレバーは加熱しろ」と「双神のエルヴィナ」でしょう!
まず、豚レバは巻数を重ねるたびに面白さが一段二段増すという、現在個人的最も熱いシリーズ。徐々に物語が深まっていく……、というかジェスと豚に対して世界が厳しすぎてハッピーエンドの未来が見えなすぎてもう続きが気になりすぎててヤバいんですよね。今回はどんな物語になるのやら。
そして、エルヴィナは前回のあの引きから1年以上待たされて、もう今すぐにでも読みたいくらいの勢い! あらすじでももうトゥアールとか言っちゃってるあたりアレですが、彼女が本作にどんな変化をもたらすのか。楽しみすぎる!
あとはこのすばよりみちの3巻が出るみたいで。
本編と爆焔、バニルさんのお話は読んでいるこのすばシリーズですが、よりみちは1巻も読んでないんですよね。何故か。
なので、そろそろこの3巻の機会に読み出すのもいいかなとか考えてます。
おわりに
今月は新作で楽しめた作品が4つ、それからJKハルとまぶらほシリーズでかなり充実していましたね。
来月も新作新刊が楽しみなものが多いですし、また過去作シリーズを読んでいこうと考えているので好きな作品に出会えるのを楽しみにしたいと思います。
あとは、あれですね。
9月中、色々忙しくて全く話題にしていなかったですが「このライトノベルがすごい」の協力者投票をさせていただきました。発売後には自分の投票した作品についてアレコレお話ししようと思っています。今回は正直かなり悩んだので、その辺りを含めて。
そんな感じで今月の振り返りまとめ、来月の予定をざっくり話しました。