9月のお気に入り作品紹介のあとで8月に遡るのは変な気分ですね?
まぁ、細かいことは言いっこなしにして2022年8月の読書記録をつけていきましょうか。
※画像はAmazonリンク
1:お気に入り作品
早速8月中に読んだ作品の中からお気に入り作品をご紹介。冒頭の画像で示したように全部で7つですね。一つづつ簡単なコメントをつけて紹介します。
魔導書学園の禁書少女
2022年4月に発売された、BADや異世界拷問姫などの綾里けいし先生の新作。
心の中にある”本”を力にして魔術を紡ぐ魔術師たちの学園。白紙の”本”を持ちろくな魔術を使えない主人公は、禁書と呼ばれる”本”を持つ少女と出会い……始まる物語。
それぞれ異質な立場にある主人公とヒロインという関係性が素晴らしいですね! また王道学園ファンタジーさながらの設定や展開でありながらも、大きな闇が潜むような緊張感のギャップが読む手をやめさせてはくれない魔性の魅力がある作品でもありました!
僕たち、私たちは、『本気の勉強』がしたい。
2022年5月に発売された新作。作者はココロコネクトで有名な庵田定夏先生。
田舎の小さな町で身の丈にあった普通を過ごしてきた主人公、真嶋正太。しかしある日、真夜中の教室で月森灯という少女に出会い全てが変わってしまう。夜の魔性と勉強が切り開く無限の可能性を紡ぎ出す青春受験ストーリー開幕! といった感じの作品。
勉強のいろはをイチから描くリアルさが非常に良かった作品! わたし自身が大学受験を色々がんばった身としては、この作品で描かれる勉強方法を見て感じ入る部分が多々あって、それが非常に面白かったんですよね。また登場人物たちの背景や心情をきちんと踏まえた上で、勉強をして戦う過酷さや熱さが胸にグッと来た!
想いの重なる楽園の戦場。そしてふたりは、武器をとった
2022年8月に発売された新作。アニメ化が決定した「転生王女と天才令嬢の魔法革命」の鴉ぴえろ先生の新作だったので読み大満足な1冊。
内容としては””竜と巫女によって守護されている閉鎖都市。新たな巫女選定に望む二人の少女セスカとレーネは都市の抱える秘密を知ってしまう。お互いを大切な親友でライバルと思うからこそ譲れない、負けられない、だから戦う――!””といった感じの百合ファンタジー。
百合ファンタジーとはいうものの、百合はどちらかと言えば女の子同士の親友の親密さといった感じ。メインはバトルファンタジー要素であり、王道を突き進む展開だからこその少女たちの激情とそれをぶつけ合うバトルに強く惹きつけられる、シンプルに面白いとしか言えない作品でした! 単巻完結なのか、1冊での満足度が非常に高い作品ですが、もしも続きがあるのなら読んでみたい。
王様のプロポーズ
世界を救い続ける最強の魔女と呼ばれる少女・久遠崎彩禍の身体と力を託された青年・玖珂無色は魔術師の学園に編入し、彼女の死の謎と世界の危機に挑む物語。
ケーキのイチゴは残す派なわたし、デアラが好きで期待しまくっていた作品だったが故に2巻が発売されてしばらく経ってようやく読み始めた背景があったり💦 そして、その期待以上に面白かった! 一度読み始めたら止まらないのよ! 作者の力量の高さをこれ以上なく感じる作品。読者を惹きつけ、物語に呑み込み、その熱量を叩きつける展開は全編を通して文句なし! この記事を書いた2022年10月現在では3巻も既に読んでおり、それも大満足でしたわ。
ヒトの時代は終わったけれど、それでもお腹は減りますか?
全2巻で完結済みの作品。
荒廃した24世紀の地球。過去の遺産となったバイオテクノロジーが溢れ出した世界はまるでSFファンタジー。そんな世界で機械もファンタジー生物もまるっと料理しちゃうSF飯テロ作品。
とにかく世界観の作り込みが素晴らしかった! そして世界観が盤石だからこそ、そこにいる登場人物たちはたしかに生きていて、食を味わい楽しんでいるのだと伝わる。変な物を調理しているはずなのに、間違いなく飯テロと感じられる不思議な作品でしたね! 詳しく感想はまとめ記事作っているので↓
【ラノベ感想記事part16】ヒトの時代は終わったけれど、それでもお腹は減りますか? - ぎんちゅうのラノベ記録
ぼくと魔女式アポカリプス
全3巻+電子限定版1巻で完結済みの作品。
ひょんな出来事から、魔術師たちの殺し合いに巻き込まれてしまった主人公。それは何も得るものはなく、ただ大切なものを失い続ける悲しい物語の始まりだった……。というダークファンタジー作品
登場人物が千切れるくらいは当たり前のえぐい描写と希望の全く無い魔術師たちの戦いがとにかく暗くて重いのよ! けれど、そんな真っ暗闇の中でも純粋な想いと確かな覚悟を持ち生きようとする登場人物の輝きに魅せられる作品でした! 詳しくはまとめ感想つくってあるので↓
【ラノベ感想記事part17】ぼくと魔女式アポカリプス - ぎんちゅうのラノベ記録
人類は衰退しました
本編9巻+平常運転と未確認生物スペシャルの2冊のアフターストーリーで完結済みの作品。
””わたしたち人類がゆるやかな衰退を迎えて、はや数世紀、三頭身でかわいらしいメルヘンちっくな妖精さんが新人類となった世界で描かれるわたしちゃんと妖精さんのちょっと不思議なお話””といったあらすじのゆるふわえすえふ作品。
わたしちゃんと妖精さんの会話劇がクセになる面白さでした! 妖精さんのひみつアイテムで繰り広げられるドタバタはこの作品にしかない味わいがあり、最終巻で明かされる真実にはド肝を抜かれました。詳しい感想は↓
【ラノベ感想記事part13】人類は衰退しました - ぎんちゅうのラノベ記録
2:読了数および読了作品一覧
2022年8月中の読了数は53冊。1日2冊とは行きませんが、わたしの中ではそれなりに多く読んだ月になりました。
そして、その間の読了作品は以下の通り。作品は基本的に新作、読んだ巻の数字が小さいもの、が上になるように並べています。厳密ではないですが。また☆は今月のお気に入りとして紹介した作品。
・俺の召喚獣、死んでる
☆魔導書学園の禁書少女
・朝比奈さんの弁当食べたい
・美少女とぶらり旅
☆僕たち、私たちは、『本気の勉強』がしたい。
・魔法史に載らない偉人
☆想いの重なる楽園の戦場。そしてふたりは、武器をとった
・灰原くんの強くて青春ニューゲーム 1
・死なないセレンの昼と夜 1
・海鳥東月の『でたらめ』な事情 1
☆王様のプロポーズ 1〜2
☆ヒトの時代は終わったけれど、それでもお腹は減りますか? 1〜2
☆ぼくと魔女式アポカリプス 1〜3
・朝比奈若葉と◯◯な彼氏 2
・美少女エルフ(大嘘)が救う! 弱小領地 2
☆人類は衰退しました 2〜9 平常運転 未確認生物スペシャル
・IS 1〜1
・才女のお世話 3
・全力回避フラグちゃん! 3
・わたし、二番目の彼女でいいから。 3
・転生王女と天才令嬢の魔法革命 5
・千歳くんはラムネ瓶のなか 6,5 7
・撲殺天使ドクロちゃん 7〜8
・ライアー・ライアー 10〜11
・聖剣学院の魔剣使い 10
・ノーゲーム・ノーライフ 11
おわりに
この月はお気に入り作品と呼べるほどに楽しめた作品が非常に多かったですね。
紹介した中でいちばんを聞かれたら「人類は衰退しました。」か「ヒトの時代は終わったけれど、それでもお腹は減りますか?」のどちらか。終末世界な作品がかなり好みなので。
先月の読書記録↓