今回の感想は2022年2月のファンタジア文庫新作「俺の召喚獣、死んでる」です。
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あらすじ
召喚術師養成学校に通うフェイルが喚び出し召喚獣は、神話の時代に数多の神々を殺したとされる伝説の大魔獣パンドラ――の死体だった!? 超巨大で最強、だけどまったく動かない召喚獣を相棒に学年トップを目指せ!
感想
少年マンガみたいな熱さのある作品でした。
つまりは友情努力勝利というやつ!
まず、この作品は、とにかく主人公の魅力が大きな作品でしたね。
亡くなった父の想いを継いだ信念を貫き、苦学生として日々食い扶持稼ぎのアルバイトに励みながら、召喚術師として高みを目指す不断の努力。死んでいる召喚獣をどうやって動かすのか、というコンセプトがあって、つまりは欠陥アリな能力を使うために常に戦い方を試行錯誤する泥臭さはやはりカッコいいものです。
そんな主人公を支える二人のチームメイト、これもまたカッコいいんですよ。三人一組だからできたこと、みたいなバトル展開はやはり熱い。個人的には主人公と友人イケメンが言い合う、あのシーンが痺れましたよ。
最後にはまだまだ不完全な召喚獣を決死の覚悟で操り戦う、シンプルに熱いバトルで盛り上がりも見事でした。
そうやってまとめると、大怪獣バトルや三人一組チームの絆といった明確な魅力で推してくる、これが少年マンガみたいな熱さで良かったってことになります。
総評
ストーリー・・・★★★ (6/10)
設定世界観・・・★★★ (6/10)
キャラの魅力・・・★★★ (6/10)
イラスト・・・★★★ (6/10)
次巻以降への期待・・・★★☆ (5/10)
総合評価・・・★★☆(5/10) 友情努力勝利! 面白くないわけがないよね!
※星評価は10段階。白い☆で1つ、黒い★で2つ分。★★☆だと評価は5、★★★★★だと評価は10ということになります。基本的には「面白さ」よりも「わたしが好きかどうか」の評価になります。評価基準に関しての詳細は以下のリンクより。
新作ラノベ感想の「総評」について - ぎんちゅうのラノベ記録
最後にブックウォーカーのリンクを貼っておきます。気になったらチェックしてみてください。