ぎんちゅうのラノベ記録

主に読んだライトノベルの感想を書いています。

【新作ラノベ感想part82】なーんにもできないギャルが唯一できるコト

今回の感想は2023年5月の角川スニーカー文庫の新作「なーんにもできないギャルが唯一できるコト」です。

なーんにもできないギャルが唯一できるコト (角川スニーカー文庫)

※画像はAmazonリンク

 

 

あらすじ(BWより引用

 俺が引き当てた“宝くじの大当たり”について語らせてくれ。

 その一・転校してきたギャルが、俺の隣の席になった

 その二・父親が再婚した結果、そのギャルが俺の義妹になった

 その三・義妹になったギャルは、俺が激推しする神絵師だった

 まさにチート級の大当たりだが、簡単にいかないのが人生だ。

 彼女は絵を描くこと以外“なーんにもできない”ヤツでーー着替え、メイク、お風呂、添い寝、あらゆるお世話が俺の役目に!? でもそのお礼に俺のリクエストでイラストを描いてくれるって!? 

 神絵師でギャルな義妹と送る、世界で一番うらやましい同居ラブコメ開幕!

 

感想

 ある日、父が再婚してできた義理の妹は転校生の超絶美少女ギャルで推しの神絵師だったけど生活能力皆無でした、みたいなお話でしたね。


 そしてストーリーとしての導入も導入、プロローグで1冊が終わった感じです。

 しかし伏線や次回への引きはかなり強めにやっているので、ここからの展開次第とかなり期待できる作品なのは間違いないのですけど……、この1巻だけで面白いとか言っていいものなの? というのが素直な気持ち。


 ヒロインに関しても生活能力皆無の絵師、というガワの設定はしっかり見せられていて、そんな彼女が義理の妹になった主人公視点の新しい日常はよく分かったけど。彼女自身の内面や魅力というのは、次回以降の引きとして使われているので、ヒロインの魅力目的としてもまだ微妙と言わざるを得ないです。

 また主人公が舞い込んでくる幸運のような出来事を"宝くじ"と比喩していて、本当に宝くじが当たって大金持ちになるようなお話ではないわけですが、ここに関してもまだまだ"大当たり"の中身が全て見せられているわけではないみたいで……。

 その他にも、義妹になった子以外のキャラも気になる動向が見えたりもしていましてね、とにもかくにも本当にこれからどうなるの? としか言えませんね。

 

総評

 ストーリー・・・★★☆ (5/10)

 設定世界観・・・★★☆ (5/10)

 キャラの魅力・・・★★☆ (5/10)

 イラスト・・・★★★☆ (7/10)

 次巻以降への期待・・・★★★★ (8/10)

 

 総合評価・・・★★★(6/10) 完全にプロローグの1冊、今後の展開次第です

 

 ※星評価は10段階。白い☆で1つ、黒い★で2つ分。★★☆だと評価は5、★★★★★だと評価は10ということになります。基本的には「面白さ」よりも「わたしが好きかどうか」の評価になります。評価基準に関しての詳細は以下のリンクより。

新作ラノベ感想の「総評」について - ぎんちゅうのラノベ記録

 

 最後にブックウォーカーのリンクを貼っておきます。気になったらチェックしてみてください。

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