ぎんちゅうのラノベ記録

主に読んだライトノベルの感想を書いています。

【読書記録】1月29日~2月4日に読んだ作品のお話

 今週も1週間で読んだ作品の感想まとめていきます。

 

 

1:1月29日~2月4日に読んだ作品

 今週読んだのは以下の12冊ですね。

カルネアデス 2
・西野 14
灼眼のシャナ 14~17 SⅡ
・女同士とかありえないでしょと言い張る女の子を、百日間で徹底的に落とす百合のお話 6~7
・人類すべて俺の敵
・隣の部屋のダ天使に、隠しごとは通じない。
・私を選んで、あなたのキスで ~運命のカノジョは私だけ!~

 

2:読んだ作品についてのお話

 ※以下画像はAmazonリンク

 

カルネアデス 2

カルネアデス 2.孤高の吸血姫と孤独な迷い猫【電子特典付き】 (MF文庫J)

 2巻も最高!

 1巻で主役となるエル&イヴを魅せたので、今回は吸血姫ノアとそのペットであるハツネにフォーカス。吸血姫を殺す古の狩人が現世に蘇ったことから始まる残酷な闘争と殺戮の嵐は綾里先生の持ち味を存分に発揮して、しかしそんな中で見せるノアとハツネの愛情はこれ以上ないほどに尊い。ハツネの正体、ノアの過去、二人が何者であっても決して揺るぐことがない絆。ただ二人はそこで一緒に暮らしている、とても良かったです。
 そして今回の事件で新しく見えてきたこと、人間サイドの思惑。その中心たる聖女ジェーン・ドゥにフォーカスしていくだろう今後の展開も実に楽しみ。


西野 14

西野 ~学内カースト最下位にして異能世界最強の少年~ 14【電子特典付き】 西野 学内カースト最下位にして異能世界最強の少年 (MF文庫J)

 最終巻!

 長きに渡る西野五郷の青春完結です!

 徐々に拡大する西野ハーレム。触発され爆発する学校カーストそして、西野を狙い学校を襲撃する組織。

 この西野という摩訶不思議な青春を象徴するような要素で満ち満ちた最終巻と言っていいでしょう! そんな大規模学校テロとかいう妄想でしかありえない状況に、これまでの不本意な経験値もあって的確に切り抜けていく委員長や竹内くん、松浦さんの姿に苦笑しつつ。(松浦さんフルバーストは流石に大爆笑なんだが)

 西野、ローズ、ガブリエラたちの最終局面ではまさかの伏線にあっと言わされながら。果たして西野の求める恋人は、青春はどうなるのかという問題をハラハラしながら最後まで楽しませてもらいました!

 西野の青春はこれで一区切り! しかし彼の人生まだまだ続く! フツメンなのにクソほど割り切ってて恋人に対する価値観バグってねぇかと思える彼の今後も診たいし。個人的にはやはりガブちゃんが好きなので、彼女の後日譚とか見たいですよね。何かの機会でそんなアフターストーリーが見れたらいいなと思っています。

 完結おめでとうございます!


灼眼のシャナ 14~17 SⅡ

灼眼のシャナXIV (電撃文庫)灼眼のシャナSII (電撃文庫)

 14巻感想

 決戦のクリスマス。

 年の瀬を前にして、少年少女たちがそれぞれの想いを固めていく。シャナと吉田は、覚悟を決めた。悠二は答えなければならない。だというのに、襲撃してくる仮装舞踏会の敵はヴィルヘルミナの宿敵でもある懐刃サブラク、まさに死闘と言ってもいいバトル展開過去最大レベルの脅威。暗殺者らしい大きな初撃をもらってから、悠二の策と、シャナ、マージョリーヴィルヘルミナ三人合わせての戦いは胸熱!

 しかし激闘終えても急転直下。仮装舞踏会の盟主が遂に目覚めてしまって……、一体どうなるのか。戦いが加速する予感です。

 

 15巻感想

 今回は過去編!

 ハワイを舞台に、二人のフレイムヘイズが革正団と戦うお話。そこには永遠の恋人フィレス&ヨーハンと、探耽求究も関わっていて……。

 未だにヨーハンが失われていない時代。幸せがあったフィレスを見ると、やはり今の状況が悲しく思えてならない。しかし二人の悲劇がなければ今のシャナと悠二もなかったと思うとどうしようもなくて……。その上で過去にヒラルダを用いて想いを届けた人がいることを見せられてしまうと、吉田の今後もすっごく不安で……。敵の首領の依代にされた悠二を巡る戦いがどうなるのか。

 それはそうと、今回の敵である革正団みたいな思想好きだな。決してそれを悪と断定はできない大義がある。しかし一方で確実に世界に大きな被害をもたらすから許すわけにはいかないってやつ。

 

 16巻感想

 仮装舞踏会の盟主として覚醒した悠二。それがシャナの前に立ちはだかる。盟主自身の意志はもちろんあるだろうけど、悠二自身の想いも欠けることなく持ち合わせているあまりに厄介すぎる敵。とはいえ、悠二の願いが若干歪んでいる感があるので、これは現状闇堕ち状態だからここからの回復を望むけど。

 遂にフレイムヘイズとの大規模な戦いが始まろうとする、その開戦の狼煙となる巻。シャナは捕らえられ、マージョリーは戦意喪失し、一体ここからどうなってしまうのか。最終章突入といった感じで盛り上がってきた。

 しかしまぁ、あれですね。盟主になった悠二に若干感情を見せるヘカテーというのが可愛い。こういうタイプの敵側ヒロインってなんか萌えるよね。

 

 17巻感想

 囚われのシャナ。トリニティの三人は、その存在を危惧し、盟主と悠二の共存にもまた警戒しているようだけど……。そんな状態でも、現状フレイムヘイズ側が圧倒的劣勢で、ここからどう戦うのかが分からないから気になってしまう。ヴィルヘルミナは独断でシャナ救出に動き出し、そこに強力な助っ人も合流。とりあえずは次回、奪還作戦開始かな?

 この巻は正直、溜めの巻だった。

 

 SⅡ感想

 短編集。フリアグネ&マリアンヌのイチャイチャQAはいつも通りに。今回は過保護なヴィルヘルミナがシャナに隠し事されてオロオロする姿や、フィレス&ヨーハンと出会ったばかりで生真面目な彼女がイチャイチャを行動原理にする二人に困惑している可愛い姿なんかがあって面白かったですね。それから、シャナがフレイムヘイズになったばかりで日常生活の常識が完全にゼロ状態で、ゾフィーおばあちゃんにアラストールともども教育されるお話がめっちゃ笑いました。この話はシャナの無垢すぎる姿が可愛いのはもちろん、小説の中に漫画も組み込まれているのもあって、新鮮さが抜群すぎましたわ。


女同士とかありえないでしょと言い張る女の子を、百日間で徹底的に落とす百合のお話 6~7

女同士とかありえないでしょと言い張る女の子を、百日間で徹底的に落とす百合のお話6 (GA文庫)女同士とかありえないでしょと言い張る女の子を、百日間で徹底的に落とす百合のお話7 (GA文庫)

 6巻感想

 遂に絢との関係を学校でカミングアウト。

 それに感極まって鞠佳の初めてをもらう覚悟をした絢。冒頭から主人公の処女喪失という一大イベントがあったけど、本題はそこじゃないという(この序盤だけで、格の違い見せつけるこの作品なんなの?)

 今回は絢との関係性を絶対に否定しない、鞠佳の覚悟を見せる巻。とにかくカッコよかった。友情努力勝利のような強い想いを見せてもらった。こんな鞠佳をカノジョにできる絢は本当に幸せなんだろうなと思うし、こんな鞠佳の隣にいるからこそ自分も変わらなきゃいけないと思えるんだろうと思う。絢がきっかけで変わった鞠佳が、段々と絢の心に踏み込んでいく。元々大好きだった気持ちに上限がないくらい膨れ上がっていく。こんなお互いがお互いを幸せにできるカップル、普通の男女のラブコメでだってそうそうお目にかかれない。本当に素晴らしいですよ。

 

 7巻感想

 いちゃらぶ修学旅行編!

 3年生の受験も控えた最後の夏、それは絢と鞠佳の一周年。最高の思い出になる修学旅行にしたいと意気込む絢からの提案で始まったのはいちゃらぶ修学旅行(当然えっちなことをしまくります)だった! たしかに絶対に忘れられない思い出にはなるけどね(笑) 旅行先でまでしてやることか? いや、旅行先だからこそすることか! と謎の自己完結しながら、2人のエロ漫画でしか見ないようなプレイを楽しませてもらいました!

 それから少しづつ絢の家庭事情も話してもらって、最後には大きな告白もあって、幸せな道のりはまだまだ続くぞと、次回以降も楽しみです! もうすぐ受験編、がんばれ!

 そして、そんな修学旅行の中にあったもう一つのテーマはひな乃の恋人。掴みどころがなかった彼女にとっての大切な人、旅行先でちょうど出会い、見せられた一幕はなかなか印象的で。他人からどう思われても自分にとっての大切を貫くひな乃たちの強さが感じられました。恋人も愛の形も人それぞれ。


人類すべて俺の敵

人類すべて俺の敵 (角川スニーカー文庫)

 うん、しっかり面白い。

 神の手引きによって人間を間引くための魔王と、それを阻止するための10人の使徒が生み出されてしまった世界。日ごとに人の命を吸収する魔王は、しかしまだ年端もいかない少女。戦いに巻き込まれた主人公は、少女を守る眷属となってしまい……、というお話。

 継続的なバトル展開の担保、まさに敵側らしい加速度的に強くなる主人公、使徒側のそれぞれが持つヒューマンドラマらしいエピソード。そういう面白い部分がちゃんと分かる作品で、素直に良い感じでした。

 感想全文は以下のリンクにて↓

【新作ラノベ感想part135】人類すべて俺の敵 - ぎんちゅうのラノベ記録

 

隣の部屋のダ天使に、隠しごとは通じない。

隣の部屋のダ天使に、隠しごとは通じない。【電子特典付き】 (MF文庫J)

 うん、まぁまぁ面白かったですね。

 ミステリと言うには、特殊設定過ぎてファンタジーのように思えるものでしたが。そういうものとして見て、天使と悪魔がゲームのように人々の日々を弄んでいる感じがなかなか良い感じ。しかしながら一方でそこから一歩踏み込んだ深みや、主人公ヒロインのキャラの魅力や関係性がイマイチでやや残念でしたか。

 手軽に読めるファンタジーブコメ的な感じで、ほどよくという感じでした。

 感想全文は以下のリンクにて↓

【新作ラノベ感想part136】隣の部屋のダ天使に、隠しごとは通じない。 - ぎんちゅうのラノベ記録

 

私を選んで、あなたのキスで ~運命のカノジョは私だけ!~

私を選んで、あなたのキスで ~運命のカノジョは私だけ!~【電子特典付き】 (MF文庫J)

 話としては面白かったです。

 来世は幸せになろう、そう誓った彼女の生まれ変わりを探すWヒロインラブコメ。少しづつ前世の記憶を取り戻しながら、どっちが運命の相手なのかと疑心暗鬼に進む様子は見ててハラハラして面白いところ。ヒロイン2人も、前世からの気持ちを前面に押し出すヤンデレと、逆に頑なに前世の何かを隠そうとするミステリアス系という対比で、どっちもどっちで強い愛情を感じられるから良いものです。

 ただ、今のイチャイチャ→前世の記憶の断片という展開が繰り返され、未だ謎に隠された部分ばかりなのは良くも悪くもという印象。

 感想全文は以下のリンクにて↓

【新作ラノベ感想part137】私を選んで、あなたのキスで ~運命のカノジョは私だけ!~ - ぎんちゅうのラノベ記録

 

おわりに

 今週はようやく新刊新作に手を出し始めました。

 シャナが残り数冊というところですが、最終章の激闘がここからという部分なので少し置いておいてもいいかなと。あと2週間くらいで読み切るくらいのつもりで。

 とりあえず来週も新刊新作読んでいこうと思ってます。