今回の感想は2022年5月のGA文庫新作「優等生のウラのカオ ~実は裏アカ女子だった隣の席の美少女と放課後二人きり~」です。
※現在2巻まで刊行中(2022年9月)、2巻は未読。
※画像はAmazonリンク
あらすじ
「秘密にしてくれるならいい思い、させてあげるよ?」
隣の席の優等生・間宮優が“裏アカ女子”だと偶然知ってしまった藍坂秋人。彼女に口封じをされる形で裏アカ写真の撮影に付き合うことに。
「ねえ、もっと凄いことしようよ」
他人には絶対言えないようなことにまで撮影は進んでいくが……。
戸惑いつつも増えていく二人きりの時間。こっそり逢って、撮って、一緒に寄り道して帰る。積み重なる時間が、彼女の素顔を写し出す。
秘密の共有から始まった不純な関係はやがて淡く甘い恋へと発展し――。
表と裏。二つのカオを持つ彼女との刺激的な秘密のラブコメディ。
感想
思ったより普通に恋愛してましたね。
クラスメイトの裏アカ投稿用撮影現場に出会わせてしまった主人公がそれに巻き込まれていく感じのお話。漫画とかだとヴィジュアルを使ってえちえちな感じになりそうな題材ですが、本作はそういう方向ではなく。
裏アカをやっているのは承認欲求のため。承認欲求のためだから、自分の本性を知っても何だかんだで自分に付き合ってくれる主人公が気になってしまう。気になってしまうけど、相手が自分をずっと見てくれる保証がないから不安になる。
みたいなプロセスが丁寧で、ヒロインの心情の解像度が良い作品でしたね。なので全体的に読みやすく、ヒロインが可愛いシンプルなラブコメとして結構良かった作品かと。
いやほんと、タイトルからイメージするようなえっちぃ暗い感じなかった。これがいい意味なのか悪い意味なのかは読む人次第ですね。
とりあえず可愛い女の子とちょっとえっちな関係になれるやつって羨ましいですけど。
総評
ストーリー・・・★★☆ (5/10)
設定世界観・・・★★☆ (5/10)
キャラの魅力・・・★★★ (6/10)
イラスト・・・★★☆ (5/10)
次巻以降への期待・・・★★☆ (5/10)
総合評価・・・★★☆(5/10) タイトルやあらすじのイメージ以上に普通に恋愛してたけど、良かったですね。
※星評価は10段階。白い☆で1つ、黒い★で2つ分。★★☆だと評価は5、★★★★★だと評価は10ということになります。基本的には「面白さ」よりも「わたしが好きかどうか」の評価になります。評価基準に関しての詳細は以下のリンクより。
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