ぎんちゅうのラノベ記録

主に読んだライトノベルの感想を書いています。

【新作ラノベ感想part194】僕を振った教え子が、1週間ごとにデレてくるラブコメ

 今回の感想は2023年12月の電撃文庫新作「僕を振った教え子が、1週間ごとにデレてくるラブコメ」です。

※現在2巻まで刊行中(2024年4月に2巻発売)。今回は1巻を読んでの感想となります。

僕を振った教え子が、1週間ごとにデレてくるラブコメ (電撃文庫)

※画像はAmazonリンク

 

 

あらすじ(BWより引用

 わたしのこと、好きになっちゃダメですからね!

 中学三年生の3月、僕・若葉野瑛登は志望校の合格を機に告白したんだ。塾で出会った一つ年下の女の子。苦い初恋の思い出――。

 そのトラウマを引きずって、自堕落に過ごしていた高校一年生の夏のある日、僕に家庭教師の依頼がきた。その依頼人は芽吹ひなた――僕がかつて失恋した女の子だった! 志望校を目指すひなたの熱意に打たれ家庭教師を引き受けた僕。もちろん教え子には恋愛感情なんか持たないぞ! 「先生とわたしだけの秘密、ですね」「合格するまで毎日、先生の授業を受けたいな」ちょっと待って、やっぱり僕の教え子が可愛いすぎる……でも教え子には恋愛感情なんか持たないぞ!!

 リアルタイムで紡がれる、ちょっと不器用な二人のラブコメ、開幕!

 

感想

 うーん、これは評価が難しい……、というか。

 若干のタイトル詐欺じゃない? という点が個人的にはひっかかりましたね。

 

 本作はあらすじにある通り。

 高校一年生になった主人公が、中学三年生のときに同じ塾で出会って仲良くしていたヒロインに告白するもフラれてしまって、そんな彼女から高校受験に向けて家庭教師をお願いされる再会をするところから始まるお話です。

 

 そして、個人的なタイトル詐欺と感じた部分をズバリ言いますけど。

 ヒロインから主人公に向ける恋愛感情がゼロなんですよ。

 もちろん仲は良いですし、主人公のことを好意的に思っていることは間違いないでしょう。そのため距離が近かったりするわけですが、それは決してデレているわけではなく、純粋に恋愛として意識してないための行動に過ぎないわけです。

 主人公をフッた理由も、彼女自身がまだ恋愛というものをよく分かっていないことと、高校受験が控えているというものなんですよね。中学三年生のヒロインとして見れば、これ以上ないほどに納得感があります。

 

 ですので、こう……、何と言いますか。

 本作がラブコメであるのは間違いないのでしょうけど。

 タイトルの「デレてくる」とかいう部分だったり、彼女の言動にドギマギしたりするのは、完全に主人公の一方的な感情でしかないように感じてしまって。

 どうにもこの構図がわたしには楽しめなかったんですよね。

 なにせどれだけドキドキするシチュエーションがあったとしても、ヒロインの方がそういうの全く意識してないのを知ってるわけですから、それに対して何を感じればいいんですか? って思うわけですよ。何も意識していない女の子の好意を勘違いしているのって率直に言って引きますもの。客観的に見ても、主観的に見ても。

 そしてそうなるとただでさえ物語的な起伏を作りにくいラブコメ作品であるのが、よりいっそう淡々としているように感じてしまってくるのも手痛いポイントでした。

 

 とはいえ、ヒロインも主人公と時間を過ごすうちに徐々に好意は膨らんでいるみたいで。

 明確な恋愛感情を彼女自身が自覚するにはもう一歩キッカケが必要そうですが。

 そのキッカケがあったら、今の主人公の一方通行気味な構図にも大きな変化が訪れるでしょうから、そこからどうなるかは気になるところではあります。

 

 

 また、こういう作品で往々にして言いたくなるのが。

 勉強しろ。

 という……、受験という真面目なものを前にして色恋云々とかあるのを見るととりあえず言いたくなりませんか? そこに深い意味はないんですけど、この、口から飛び出してくるんですよね。勉強しろ、と。

 

総評

 ストーリー・・・★★ (4/10)

 設定世界観・・・★★☆ (5/10)

 キャラの魅力・・・★★☆ (5/10)

 イラスト・・・★★★☆ (7/10)

 次巻への期待・・・★★★ (6/10)

 

 総合評価・・・★★☆(5/10) とりあえず2巻で受験まではいくそうなので、そこまでは読みます

 ※星評価は10段階。白い☆で1つ、黒い★で2つ分。★★☆だと評価は5、★★★★★だと評価は10ということになります。基本的には「面白さ」よりも「わたしが好きかどうか」の評価になります。評価基準に関しての詳細は以下のリンクより。

新作ラノベ感想の「総評」について - ぎんちゅうのラノベ記録

 

 最後にブックウォーカーのリンクを貼っておきます。気になったらチェックしてみてください。 

bookwalker.jp